キャッチコピーお願いします!と言われても、ライターは困るんです(1)~ウェブ通の実践ウェブ文章術 season2~ FavoriteLoadingあとで読む

: 東郷 宝
文章は誰にでも書けますが、プロの文章はやはり一味違います。しかし、依頼のミスマッチが起きてしまうと、そのプロの文章すらゴミになってしまうかもしれません。

Web通の実践ウェブ文章術~ライティングの基本と紙媒体との違い~

タイトルから「お!ライターの批判記事だな!よしノッてやるぜ!」と思った方、ごめんなさい。

これはただの比較記事です。え?なんの比較記事かって?えぇそうです。お察しのとおりコピーライターとライターです。

数年前まではこの両者にも明確な違いがあったものですが、最近ではその境目がなくなりつつあります。
そのためか、どちらも一括りにして「ライター」もしくは「コピーライター」と読んでいる人が少なくなありません。

実際、私にくる依頼にしてもライティングもあればコピー案件もあるので、やってる本人ですら自分がどっちなのかわからないときがあります。
まぁそれでも自分はライター、というより編集者としての立ち位置が気にいっているので、編集者・ライターと名乗っています(笑)。

そもそも両者の仕事の明確な違いを答えられる人って少ないんじゃないでしょうか?

皆さんはおわかりになりますか?

 

ますはコピーライター。

  • 広告などに使う宣伝用の惹きつける言葉を考える仕事
  • アピールしたいポイントを一発でイメージできるキャッチーな言葉(キャッチコピー)を創る人
  • 文章だけでなく課題解決のための戦略づくりやプランニングを行った上でコピーを書く人
  • 文章は比較的短め

等など。

 

対してライターは、

  • 読み手にわかりやすく、かつ面白さや新しい発見を与えられる人
  • 読者に付加価値を与えられるような文章を書く人
  • 社会で起きているあらゆる出来事を文章にし、まとめる人
  • 文章は比較的長め

等など。

カンタンに特性を表すと、概ねこんな感じ。

会社毎の業務範囲や個人の見解によっては、多少違うかもしれませんが、全く違うということはないと思います。

正直なところ、私はコピーを作るのが若干苦手。ササッと作っているように見えるコピーだって、100本200本作った中から選んだもの。とはいえ、言葉の千本ノックで鍛え上げられた人たちとはやはり違います。

短い言葉で人を惹きつけるコピーライターへの憧れが、実はものすご~くある私です。

 

あなたが欲しい文章は広告?それとも・・・

ここまで読んでも「結局どっちがどっち?」と判断がつかないという人もいると思います。
Webメディアが盛んになっていることもあり、最近では両者の仕事がクロスオーバーし、余計に区別がつきにくくなっているんですよね。

しかし上にも記したように、厳密には仕事内容は違います。

ポスターやチラシなど広告効果を狙った制作物ならば、やはりコピーライターの方が一枚も二枚も上手。
そして、ブログやコラムのような読み物はライターが得意としています。

ちゃんとした判断基準を知り目的にあったライティングを頼まないと、ミスマッチが起き「イマイチな文章」が納品される可能性は高くなります。

ミスマッチが起これば、プロのライターやコピーライターが持つ文書スキルも宝の持ち腐れに。いまあなたが仕事を頼むべきはどちらなのか、しっかりと考えてから依頼するようにしましょう。

ここまで書いておいてなんですけど、ライターであってもコピーが上手い人はいますし、コピーライターにも長文が得意な人もいます。
「どないやねん!」とツッコミを入れたくなる気持ちもわかりますが、良し悪しわかるようになるには、ある程度ライターやコピーライターとの関係ができてからのお話です。

次回はライターとコピーライターの仕事の進め方の違いについて、書いてみようと思います。

東郷 宝
この記事を書いた人: 東郷 宝

クリエイティブらぼフロッケ 代表
ウェブメディア運営やコンテンツ記事制作のほか、若者文化のリサーチしている。

電気通信事業者、システムインテグレーター等で採用・人材育成関連の仕事に従事。総合人材サービス会社でライター・編集者として活動した後、子どもと過ごす時間を優先するためフリーの編集者となる。

主に採用や就活関連の記事を執筆。また、女性比率の高い職場でのマネジメント経験を活かして恋愛相談サイトで連載を持っていたことも。
その他、スポーツ関連媒体や美容アプリ・ライフスタイルメディアにも執筆しているが、本業はあくまでも編集者。
ウェブ担当者通信の編集長をこっそりやっている。


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