目次
「まず、やってみる。次に、継続。」
メディアを成功に導くための正しいコンテンツとの向き合い方
篠原さんって、文章のまとめ方がすごく上手いですよね。
読んでいて、淀みというか、つっかえがない。何か意識していることはありますか?
もちろん、自分のなかで、そうなるように考えながらやっていますし、色々な文章を読んでいます。本が好きですので。
素晴らしい本って、引っかかりのない、きれいな文章が存在しているんですよね。
長い文章でも、最初から最後まですぅっと入ってくる。
なるべく、私の記事も、その理想に近づけたいです。
でも、意識するだけでは、無理です。
私の場合、本番にアップするまでに、10回は読み直しています。
常にそこで、ひっかかりがないかチェックしています。
まず、自分が読みやすくないと人には読ませられないです。
最初からそういう心がけをしていました。
もともと、ライティングを勉強していたわけではありませんが、文章を書くことは比較的やっていたので、こうした作業は得意なのかもしれませんね(笑)。
文章が苦手だと思う前に、やってみろ、そうすれば次に繋がる、ということなんですね。
その通りです。何度も言うように、最初からアクセスなんて稼げません。
でも、これって「掛け算」で増えていくものなんです。
最初は一桁でも、2倍・4倍・8倍・・・と続いていく。
1人でも、読者がついたら、継続していくべきです。
収益だって、0円なら0円のままですよ。ただ、1000円でも稼げれば、倍にしていけます。
そのためには、文章を継続して書くこと。
本当に、書けない人が世の中多いです。ウェブのお仕事の方は特に、です。
これは実は致命傷で、ウェブには「文章」と「画像」しかないんですから。
ヒト・モノ・カネ・時間、それぞれ使うとしても、時間だけは他人から買えないものです。
その時間を、書く・まとめることに使ったのが、「ココマガ」の私の育て方でした。
篠原さんご自身が、次の一手として考えているものはありますか?
そうですね…もう1回、ECに力を入れたいです。
2016年は検索結果に左右された1年でした。
思えば2015年は右肩あがりでも、2016年は、そのPV数が伸びない1年でした。
結局、検索エンジン頼りになってしまうというか、Googleさんの手のひらで踊っているという1年だと認識しました。
アフィリエイトの広告主さんで上手なところは、Google検索順位1〜10位のサイトには、どこもそこの広告が入っているんです。
検索エンジンのアルゴリズムが変化して、例えば上位表示されている何サイトかが検索に表示されなくなったとしても、ある程度の一定数が広告として掲載されている。
そういう企業が強いですよね、やっぱり。
目指したいところではあるので、今考え中ですね。
これからの篠原さんの動きに、また注目させていただきたいです!
それでは、最後になりますが、ウェブ担当者向けのアドバイスをいただきたいです。
そうですね。私のもとにも、似たような構成でウェブメディアを立ち上げたい!と相談に来られる方が多くなりました。
アドバイスというと、もう「やってみること」としか言えないんですよ。
例えば講演会で、2〜3時間お話をしてください、と言われ、同じことをやりたい皆さんの前で話します。
それでも、これだけこちらが伝えたいことを話したのにやってない人がほとんどです。
ウェブ担当者って、ウェブが作れる人ですよね。
それなら、レンタルサーバでも安いのをさくっと借りて、まずやってみようよ、と思います。
もちろん、予算に合わせてライターを使うかどうかはご自身で選ばれたらいいんですが、僕の場合は、比較的単価を安めのところにお願いしています。
だから、内部での編集に時間をたくさん使っています。
クオリティを高めるため、内部チェックに時間を使います。
お金を高く払えば、完全に外注に任せることも可能です。
もっとも社内で記事を書けない、書く人がいないのであれば、お金をかけるしかないですよね。
それがしんどいなら、まずやってみる。
それができてから、次に継続してみることです。
まとめ
もともとECサイト運営で大手と戦わざるを得なかった篠原さんが、コンテンツ・マーケティングを軸としたメディア作りに転換したことで掴んだポジション。それは、コツコツと正しい運用を続けることで、確実に成果を生んでいくという、本来のメディアの在り方を証明する事例にもなりました。
ウェブ担当者として日夜メディア更新に取り組まれている方はもちろんのこと、アフィリエイトで生計を立てたい方にとっても、正しい「努力」との向き合い方を教えていただくインタビューになりました。
「なかなか、難しいよね」と口で言って諦めるのではなく、まずはやってみる。次は継続。今日からできるシンプルなことを、私達も実践していきましょう!