【プレミアム】妊娠・育児で悩む主婦に寄り添うNo.1メディア「ココマガ」から学ぶ、成果に繋がるコンテンツと広告の作り方(3) FavoriteLoadingあとで読む

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ターゲットであるユーザーに読まれるコンテンツを生み出していくうえで、魅力に感じてもらえるネタ集めからはじめて、記事に落とし込むまでの一連の流れを確立された篠原さん。多くのウェブ担当者が参考にしたい、自社メディアの認知を高めるライティングと編集のコツをうかがいました。

【プレミアム】妊娠・育児で悩む主婦に寄り添うNo.1メディア「ココマガ」から学ぶ、成果に繋がるコンテンツと広告の作り方(3)

目次

魅力ある記事を量産し続けるためのウェブライティングと編集のコツ

篠原 孝一さん

「記事の書き方」について伺っていきたいと思います。
メディア運営ではネタ集めがかなり大変だと思いますが、篠原さんならではのネタの拾い方を教えてください。

そうですね、キーワード候補を探すための「サジェストツール」は、よく使います。
あとは、我が家には小さい子がいるので、妻に育児で悩んでいることをリアルに聞いていますね。
例えば、妊娠しているときの日常で出てくる悩みを「流入キーワード」として捉えてみたり、ココマガ内の「サイト内検索」をヒントにしています。
キーワード検索ツールなどの有料ツールは使っていないです。

前回「悩みで検索をするとココマガの記事にあたることがある」とお聞きしましたが、ネタやキーワードがかぶることも多いですよね。

そりゃもう、たくさんありますよ(笑)。
うちのオリジナル記事とかぶった場合は、気にしていません。

例えば、キーワードが表記ゆれの場合がありますよね。
表記ゆれ程度であれば、過去の記事に付け足すだけにしたりします。 その単語の後ろに、カッコをつけて表記ゆれ対応をします。

でも、全てのキーワードに、毎回つけることはしません。
SEO的にどうこうというのは一切考えていません。
あくまでも読者に対して分かりやすく、この言葉が同じ意味ですよ、と伝えてあげるために記述します。

また、同じ意味でも別々の言葉と捉えられるものであれば、別の記事を作ります。

ライターさんに書いてもらった記事でも内容がかぶるものが出てくることがあります。
通常ライターさんに5000文字で記事を書いてもらいますが、500文字しか使わない場合とかもありますよ。

その場合、細かい修正はあえてせずに4500文字を捨て、500文字分を過去の記事に付け足すようにします。

もっとも、そんな削るケースは稀です(笑)。

過去にそうした修正があったのは、1000記事くらいお願いしたなかで、2〜3回程度ですね。

「運用ノウハウ」についてお伺いします。
ECサイトを並行運用しているなかで、どう仕事を分けてメディアを作られていったんですか?

当初は毎週土曜日だけ、記事のアップを行っていました。
ライティングは全て外注任せで、記事を週末に予約投稿していました。

当時はECサイト「ココマミー」のほうに時間を大半かけていました。
平日は撮影・アップロードなどのスケジュールを押さえていたので、週末の1日だけしかメディア「ココマガ」への対応時間がとれなかったですね。

それが徐々に、ココマガの時間をとるように変わっていきました。
1日で追いつかないんですよ、編集が(笑)。
だから週の2日間、まとまった編集時間を集中してとるようにしていました。

毎日のなかで、時間を無理に作ってやるということはしなかったです。
自分のなかでメリハリが欲しかったので、今日はECの日、今日は編集の日、と切り替えていました。

ココマガではアフィリエイトも始めていたので、ECの担当を外れてからは、毎日アフィリエイトの最適化をしていました。

アドセンスをどこに貼ろうとか、だけでなくて、アフィリエイト広告の挙動チェックですね。
どれくらいクリックされて、流入があって…と、分析しながら改善していく日々です。

「ユーザーが見やすい」というのを、第一に考えてアフィリエイト広告を実施していました。

 

「誰が読んでもわかる」「小学生でもわかる」

メディア運営で良記事をここまでキープし続けることは、とても大変なことだと思います。ずっと一人で、編集をされているんですか?

当初はそうでしたね。
ある程度アフィリエイト広告での売上が上がるようになってからですが、編集も他の人に任せられるようにしてきています。

外注のペースもあがっており、かなりの記事を用意しています。
来週の記事が間に合わない、というようにスケジュールに追われるのだけは嫌なんです。

仕事では常々「先をみる」ことを意識しています。
今でも2ヶ月先の記事を編集していますよ。じっくり調べて編集できています。

編集者は私をいれて、3名です。社員1名、アルバイト1名で回しています。
編集経験のない人をあてています。

アルバイトは主婦の在宅の方です。HTMLがわかる人でもありません。

Facebookで募集してみたら、「やりたい」という人に出会えまして、教育は必要ですが簡単なマニュアルを作れば対応できるかなと考えています。

編集経験がない人なので、まずは「一緒にこの記事をやってみましょう」と伝えて、記事の編集作業に慣れてもらいます。

チャットワークをコミュニケーション・ツールに使ってますが、記事編集作業のやり取りで丸1日〜2日はかかります(笑)。
でも、編集ではこういうことをやっているという説明とレクチャーだけですけどね。

そのあとは、もう「この記事をやってみてくれる?」という依頼を続けていっただけです。

1人の方は、1ヶ月毎日やってくださったので、覚えがスムーズでした。それで社員として雇用できました。
もう1名のアルバイトの方は、パソコンの使い方から引っかかっていた部分もありましたし、社員になった人間にそこは教育をお任せしていました。

教育のバランスがとれていたんでしょうね。今では自分が思うように、編集をやってくれています。
僕はもう、毎日「ウォーキング・デット」ばかりみています(笑)

なんと(笑)オートメーション化できたんですね!(笑)在宅の方でも、素晴らしい働き方ができる例です。
マニュアル化という部分ですが、作るのにそれなりに時間はかかりましたか?

最初から100点満点は目指さないので、あまり形式に拘ってないです。

ある程度の形のものを、一緒に実践しながら追加していきました。
A4 2〜3ページに基本的なことをまとめているくらいですよ。

「誰が読んでもわかる」小学生でもわかる、ことでまとめています。
これは大事だと思っています。

まとめ

貴重なライティングのコツと、編集ノウハウを余すことなくお話してくださる篠原さん。
次回は、いよいよお待ちかね!「広告運用」について、詳しく伺っていきます。お楽しみに!

妊娠・育児で悩む主婦に寄り添うNo.1メディア「ココマガ」から学ぶ、成果に繋がるコンテンツと広告の作り方(4)につづく

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この記事を書いた人: 事務局

「ムダな情報で頭脳を消耗することなく考える時間を確保する」
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