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「簡単にあきらめない」メディア開設時の苦悩を経て掴んだ、
市場No.1ポジション
メディアサイト立ち上げるというご夫婦の決断で記事を作り始めていくなかで走り出しは順調でしたか?
いえいえ、当初は試行錯誤の連続でして・・・
まずどんな「キーワード」にしようかと絞り込むのにも、一苦労でした。
Googleキーワードプランナーを用いて、「月間検索ボリューム」で調べてそのキーワードの記事を書いてみてGoogleアナリティクスでアクセスやPVを確認する、これを繰り返していくことで「このワードは効果があるな」というふうに絞っていきました。
僕の場合、そのキーワード選定時に妻のリアルな声が本当に参考になりました。
「お悩み」に向き合う記事がしっかり書けると、妻が悩んだ同じことで悩んでいる妊婦層にしっかり読んでもらえますからね。
記事の「質」の担保は、コンテンツマーケティングが騒がれる今だからこそ注目されていますが、もともと、お悩みと向き合って真摯に解決にもっていく記事がユーザーには好まれます。
「ココマガ」で作られている記事も本質そのものですよね。
ありがとうございます。
最近だと、自分で気になるキーワードを調べたときに、忘れていたココマガの過去記事が出てくるようになっていたり(笑)。
あーこんな記事、書いていたなぁとか(笑)。
コツコツと続けてきた財産ですね。
キーワードを絞るときに、何か心がけていることはありますか?
ターゲットは一貫させています。
もともとは、自社のECサイト「ココマミー」を盛り上げるために立ち上げたメディアだったので、ターゲットは「マタニティウェア」でした。
途中から、さらにそれを含有した「妊娠」というテーマのお悩みにフォーカスしています。
記事を書くうえで、またライターに記事を書いてもらうえでも、ライティングのルールは決めていますか?
うちは最初からプロのライティング会社に依頼しています。
ルールとしては、以下のようにしています。
- 文字量
- 5000文字以上
- 更新頻度
- 1日1記事、平日(月〜金)でのUP(週5本)
今だからこそ、そういう体制とルールになったんですけどね(笑)。
ココマガを始めたときは、週2〜3記事でした。
「ココマガ」のサイトは、デザイン/コーディング/プログラミングも含めて構築は全て自分で行いました。記事は、テーマやキーワードをライティング会社にお渡しするくらいでした。
ただ、ライターが書いた記事を、そのまま使うのは「うーん」という感じだったんですよ。
なんというか、業者が書いた記事っぽかった(汗)。
だから、私が編集して「読みやすく」、かつ「事実確認」だけは徹底して行っていました。
男なので当たり前といえばそうですけど、「妊娠」とかについて、全くわからなかったので…。
ライターさんからあがってきた記事を読むと「これなに?」「これってどういうこと?」という疑問がたくさん出てきました。
篠原さんご自身は、わからない分野の記事をまとめることに不安はなかったんですか?
それが逆に良かったんです。
自分で「なぜなんだろう??」という疑問の答えを探して、ライターさんが書いた記事に付け足していったんです。ある意味、原稿の赤入れ作業であり、やりながら知識を得ていました。
ココマガを始めた当時は、自分たちにも知識が少なかったので個人に記事作成をお願いするのは怖かったです。そのため、ネットで調べて、プロのライターがいるちゃんとしていそうな企業にお願いしていました。
Welqの件でパクリ記事がニュースで話題になっていますが、ココマガを始めたときから「パクリ」の記事などにならないように細心の注意を払っていました。
だから、いわゆるクラウドソーシングなどに比べると高いんですけど、専門のライティング会社さんで1文字 1.5円〜とか、信頼できる費用で記事を制作してもらっていました。
メディアサイトは効果が出るまで時間がかかることも多いのですが、諦めずに続けてこられたモチベーションは何でしょうか?
実は当初、3ヶ月くらい、全くアクセスなかったんですよ…。 「こんなものなのかな」と思いました(汗)。
とはいえ、「これくらいでアクセスが来たら、世の中甘くないよね」とも思っていました。
アクセスがあまりなかったのですが、ネガティブにはならなかったんですよ。
初期の頃にPV数の確認をしたとき、1日5〜10件くらいでしたが、
「5〜10人でも見てくれる人がいるんだ」
「この人達に、役に立つ記事を書き続けてあげたい」と感じていたんですよね。
週に2,3記事をアップしていたので3ヶ月運用していても、記事数としては30本ちょいなんですよね。
それでアクセスが来るのは、ありがたいなぁとも思っていました。
役に立つ記事を書き続け更新頻度を上げたらPV数が激増
サイト開始時、記事をまとめてライティング会社に依頼していました。
最初から、ボリュームは100記事分くらいを想定して、キーワードを100個ほどピックアップしてライティングをお願いしていました。
その後の3ヶ月も同じペースで週2,3記事UPし続けていて、ちょっと増えたんです、アクセス(笑)。
5ヶ月たったとき、とうとう100セッション/日までいったんですよ。
「100超えた!」とこの瞬間にいける!と思いました。PVでいうと150くらいでしたかね。
そのときに考えたのは、「これ、毎日更新していたら、どうなるかな」ということでした。
「100人も見てくれているんだったら、毎日更新しても価値あるよね。」「頑張ろう!いっぺんやってみよう!」となって、その頃から記事アップ頻度を週2,3回から週5回に変えました。
これが大成功で、週5に変えてからPVが倍増し始めました。
5ヶ月目くらいだったのでまだ100記事はいってなかった時期でした。
それでも、毎日10〜20PVある記事もいくつか出てきました。
そして1記事だけではなく、全体のPVが底上げされました。
その後も順調にPV数を伸ばし、開始1年を迎えて、PV数が30,000/日に到達しました。
今は、PV数 55,000〜65,000/日で推移しています。
2015年の末頃に一度ピークを迎えて、その頃は105,000/日アクセスがありました。
その後は、Googleのアルゴリズムの変化などによって、落ち着いてきています。
すごい数字です!!一気に市場のリーダーになられたんですね!!
ありがたいことに、短期間で結果が出たほうだと思います。
メディアに着手した時期が、本当に良かったんですよね。
最近は、大手がメディア参入してきていますしね、
この1年、大手のキュレーションメディアが乱立してガンガン影響を受けました(笑)。
目立つと、抜かれるんです(笑)。
あの話題になった大手キュレーションメディアのように、1〜3位くらいまでの記事をまとめてパクられて記事にされると勝てないんですよね。
被害に遭われていたんですね…。何か対処はされましたか?
いや、もう、他社のサイトがどうだとか似ている記事だなと思っても、きりないので気にしないようにしています(笑)。
それより、似た記事を上げている他社サイトに意識向けるより、コンテンツを真面目にコツコツ作っていきたいです。
パクるようなサイトの対応に意識を向けても1円にもならないですしね。
正直、もう何回持って行かれたか、わからないくらいです(笑)。
どこのサイトに記事をパクられたか調べようと思えば、GAで流入経路から発見できることもあります。
自分のサイトがパクられているというのは結構わかっているのですが、もうそういうのは、無視しています(笑)。
パクられたことの対処など時間のムダですから。
ココマガの読者にとってメリットがあるのは何かを考えれば、自ずとそう考えるようになっていったんですよ。
まとめ
リアルな体験談を、次々とお話してくださる篠原さん。
続けて、記事の魅力的な作り方(発注の仕方)・運用時の編集ノウハウなどについて、伺っていきます!
妊娠・育児で悩む主婦に寄り添うNo.1メディア「ココマガ」から学ぶ、成果に繋がるコンテンツと広告の作り方(3)につづく