画像:pixabay
元記事は、P&Gジャパン、ダノンジャパン、ユニリーバ・ジャパン、資生堂などでマーケティングに携わってきた音部大輔氏のインタビューです。
消費者調査からは出てこないアイデアで市場を創造されていて、たとえば消臭剤のファブリーズでは「洗いにくい布製品の臭いがとれる」という特長から、社内で「ファブリーズを使うことが掃除のように習慣化するとどんな良いことがあるか」を思考実験をし意見を積み重ねて「部屋の臭いをとって快適な空間にする」という特長にスケールアップさせたことで売上が伸びたそうです。
「いずれも、英国の軍事評論家リデル・ハートの著書『戦略論』で書かれている間接アプローチという、正面衝突を避ける方法をマーケティングの世界で実行した例なんです。孫子で言えば『兵は詭道(きどう)なり』(状況に応じて作戦を変え、敵の目を欺くこと)ということです。『孫子の兵法』はマーケター(マーケティングに携わる人)におすすめです」
また音部氏は、消費者が商品の存在を知ってから購買するまでの行動を追いかけることよりも、行動の背後にある認識こそが一番重要だ、と語っています。
どうやったら売れるのか?マーケティングってどうすればいいの?どんな組織が必要なの?と悩んでいる方にぜひ読んで欲しい内容が書かれている記事です。