コラムっぽいネタを思いついてしまったので、編集部さんにお願いして書いてみました。
判断ってこうしろってものがありそうでないんですが、過去の偉人たちがどうしていたのか?を知ることで、ある程度は基準ができるんじゃないかと思います。
アレクサンドロス大王はマケドニアのバシレウス(君主)でペルシャとかエジプトを支配した人物です。マケドニア式のファランクスは本隊の歩兵右側を重装歩兵とし、左側を軽装歩兵で・・・と書いても、何の関係もないのでここまで。
私がお伝えしたいのは「ゴルディアスの結び目」の故事。
どんなものかはこのページを読んでいただくとして、私が言いたいのは「最短で解決できるに方法なら多少強引でもいいのでは?」ということです。アレクサンドロス大王は果断な性格の持ち主なので、結び目をグズグズほどくよりは一刀両断してしまえばいいと判断したんですよね。
せっかちな人なのであれば、こうした判断もありですし、その判断が大きく外れなければ全体のスピードも上がるので、問題にはならないですよね。現在でいえば、孫正義さんとか柳井正さん。
まずは様子を見て・・・という人は100年たっても同じことを言うはずなので、そんな意見を聞いていてもらちがあかないという考え。
毛利元就の三男で豊臣政権下では五大老にもなったほどの人物です。兄の吉川元春と一緒に「毛利の両川(りょうせん)」をも言われていました。関が原で最終的に東軍についた小早川秀秋は・・・と書き出すと止まらないのでここまで。
その隆景の言葉です。
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長く思案し、遅く決断すること。
思案を重ねた決断であるなら、後戻りする必要はない。
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アレクサンドロス大王とは正反対ですね。ちょっと先のことを考えて、未来が楽になるのであれば時間をかけても問題ないでしょうという思考。
今でいえば稲盛和夫さんとか塚越寛さん。じわじわと着実に積み上げていくやり方。
日本的にはこっちを選ぶことが多いですね。
過去の偉人たちはいろんな経験をしながら、自分に合った判断方法を確立しています。
上手くいくのであればどんな判断基準でもいいでしょう。
答えに行き着くための方法なんて無限にありますし、実行することを考えたらストレスの溜まる方法では上手くいきません。最初からうまくいくことなんてないですしね。
自分に合った方法でやってみて、上手くいかなければ判断の方法を変えてみればいいでしょう。
あとは判断に対する責任が取れるかどうか。
ちなみに私はうだうだ考えて、決めたら早く動きたいタイプです。