文章を書いているときに「いつも同じ言い回しになってしまう。他に何かないかな」と悩んだことってありませんか?
いつもと同じ文章に少しだけアレンジを加えると、ちょっと違って見える。そんな簡単テクニックをご紹介します。
冒頭に日時をつけるのをやめる
「今日は残業で~」
「昨日の試合は思ったより~」
文章を書き慣れている人もいない人も、なぜかやってしまう冒頭での日時の説明。
その冒頭、いっそのこと取ってしまいましょう!それだけでいつもと文章の雰囲気が変わります。
今朝はチーム練習に遅刻しました。
監督に激怒されました。
↓
チーム練習に遅刻しました。
監督に激怒されました。
この文章が伝えたいのは「いつ」ではなく「なに」があったか。この例題でいえば「今朝」ではなく、「遅刻」したことが伝わればOKです!
いらない言葉はとってしまって、スッキリした文章にしましょう。
倒置法をつかってみる
文章のリライトなんかで良く使われるテクニックのひとつです。
プロのライターも良く使います。
今朝はチーム練習に遅刻しました。
監督に激怒されました。
↓
チーム練習に遅刻した今朝。
監督に激怒されました。
どうです?ちょっと雰囲気が変わりますよね。
「の」は2回以上つづけない
ついつい使ってしまう「の」。
多用しても別におかしいわけじゃないけれど、なんだか幼稚な文章に見えてしまう要因にも。
まずは下記の文章をご覧ください。
「私の家のタンスの中の服」
「今日の朝のご飯のメニュー」
「姉が通うダンススクールの夏の合宿の行き先」
うん。もさっとしていて、なんだか鬱陶しいですね(笑)
そんな「の」を多用した文章の対策法。それは、以前の記事でもお話した「分解・再構築」することです。そこにプラスして「言い換え」もつかうとより効果的に!
例えば、先ほどの文章の1つ目。
私の家のタンスの中の服
「私の家の」を「自宅」に変えるだけで、「の」が1個消えました。
さらに言い換え「タンスの中の服」に言い換えをつかってみます。
すると、
私の家のタンスの中の服
↓
自宅のタンスにある服
シンプルで読みやすくななりました。
では2つ目の文章もやってみましょう。
「今日の朝の」を「今朝」に変更して「の」が1つ削ります。
今日の朝のご飯のメニュー
↓
今朝のご飯のメニュー
ここでさらに「時間の説明」を省きます。
今朝のご飯のメニュー
↓
朝ごはんのメニュー
ものすごくスッキリしましたね。
いやいや当たり前のことばかりじゃないか!と思いますよね?でもこれ、書いているとなかなか気がつかないものなんです。
それでは3つ目もやってみましょう。
姉が通うダンススクールの夏の合宿の行き先
これは2つの文章に分けてしまいます。
姉が通うダンススクール。
夏合宿の行き先。
無理に1つの文章にこだわる必要はありません。むしろ長くなればなるほど読みづらくなってしまいます。もう、切ってしまいましょう。
まとめ
- 時間説明をやめる
- 倒置法をつかってみる
- 「の」は2回以上続けない努力をしてみましょう
- 無理なら2つ以上の文(単語)に分けてみる
どうにも同じ文章になってしまう。そんなお悩みを抱えているそこのアナタ。騙されたと思って一度おためしあれ!