コンテンツ記事を書きたい!けど何から書いたらいいのかわからない。そもそも書き方すらわからない。いや、俺は書くことが苦手なんだ!
そんなお悩みを抱えている方は少なからずいらっしゃるでしょう。そこで今回は文章制作の基本と、実践的でつかえる簡単テクニックをお教えします。
「主語?述語?それっっておいしいの?」状態なそこのあなたも、これを読めばきっと文章を書くことが苦じゃなくなっているはず。
伝わる文章の基本構造
そもそも文章って、どんな構造でできているかおわかりですか?
文章の基本は、5W1Hです。これは情報を伝えるポイントとして、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
5W1Hは、情報をわかりやすく伝えるための6つのポイントをまとめたもの 「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」という6要素からなっています。このポイントに沿って書いていくことで、内容がギュッとつまった文章ができあがります。
ただし、それだけを考えて書き進めてしまうと、ある問題に陥りがちです。それは「主語が述語を見失ってしまう」こと。
いつ誰が、どこでなにをと、まとめて書くこと自体は良いのですが、内容を盛り込みすぎて本題を見失い、また形容詞や代名詞を使いすぎてコトバの迷路に迷い込んでしまう場合が多々あります。
そしてそんな時は大概、「てにをは」や「文体(である調や、ですます調)」がバラバラになっています。
迷ったときには分解して再構築!書きたいことを箇条書きする
こうなってしまうと、書くことに慣れて無い方が読みやすく文章を直すのはほぼ不可能です。
ではどうすればいいのか。実はとても簡単な方法があります。一度、文章をバラしてから、再度くっつけてみる。ただこれだけです。要は箇条書きにして「ポイントを洗い出してみる」ということですね。
例えば、下記の文章を見てください。
サッカーというスポーツは実に奥が深いもので、決して簡単な世界ではないですが、ここまで成功することができたのは、支え合ってきたチームメイトと、いつも暖かくも厳しい声援をくださるサポーターのみなさんの存在がモチベーションとなったこと、さらにはいつも優勝を争うライバルがいることも励みになりました。
いかがでしょう。読みづらくないでしょうか。
この文章では主語は「サッカーというスポーツは」、しかし述語は「励みになりました。」となっています。 これでは、「サッカーというスポーツは、励みになりました。」と、なんだかよくわからない文章になってしまっています。
- サッカーというスポーツは実に奥が深いもので、決して簡単な世界ではない
- 成功することができたのは、チームメイトとサポーターのおかげ
- その存在がモチベーションとなったこと
- 優勝を争うライバルの存在がが励みになった
この様に長くわかりずらかった文章を、4つのお話に分けることができました。本題はいよいよここから。 このバラして箇条書きにした4つのお話を、文章へと再構築します。
それがこちらです。
サッカーというスポーツは実に奥が深いもので、決して簡単な世界ではありません。 ここまで成功することができたのは、 チームメイトや暖かくも厳しい声援をくださるサポーターのおかげです。 優勝を争うライバルの存在も、モチベーションとなり励みになりました。
迷い込んでいた主語と述語を見つけ出し、余計な接続詞を削ったことで文章がスッキリとしました。主語の着地点が出来て、述語の出発点が出来た感じですね。
まとめ
文章を書いていると、ついつい長くなってしまい切りどころが分からなくなることがあります。そんな時には、何を伝えたかったかを再確認するためにも、文章を分解してみてください。
- 文章が長くなったら、主語と述語を確認
- おかしいなと感じたら、一度文章を分解して再構築してみよう
このテクニックをぜひお試しあれ。次回は「いつもと同じ文章を変えるコツ」についてお話したいと思います。