【プレミアム】どうやって協力先や協業先を増やすのか?(1) FavoriteLoadingあとで読む

: 丸山 耕二
ウェブ通の丸山はどうやって多くの人と協業を実現しているのか?今回はメンバーの人だけにその秘訣をお伝えします。

 

どうやって多くの人と協業を実現しているのか?と聞かれることがあります。

おそらく、すごい講師の方がウェブ通をサポートしてくれていたりするので、その秘訣を知りたいということだと思います。

あまり公にこの話をしたことはないのですが、クローズな場であれば大丈夫なので、今回はウェブ通メンバーの方にだけ、その秘訣をお伝えしたいと思います。

秘訣はとてもシンプル

実は、私の秘訣自体はとてもシンプルです。
だいたい知り合いを頼って紹介してもらうのが8割で、あとは仕事を通じて会うのが1割。残り1割が飛び込みになっています。
なので、協業を増やす際に知ったらよいノウハウは、下記4つということになります。

  • 知り合いの作り方
  • 紹介して貰う方法
  • 仕事を通して知り合う方法
  • 飛び込みの仕方

順番にノウハウをお伝えしていきます。

知り合いの作り方

私の場合、知り合いを作るのはほとんど勉強会かセミナー、もしくは友人主催の飲み会です。
異業種交流会などはほとんど参加しません。

勉強会で知り合うノウハウ

私が書かずとも、良い記事があります。
うまくまとまっていますので、ぜひ読んでおかれるとよいと思います。

勉強会で知り合いを作る時に注意したいこと -ダメンジニア

勉強会で知り合うちょっとしたコツ

さて、勉強会で会うといっても、どんな勉強会にいけば良いかわからないという人も多いと思います。

また「今まで参加したことはたくさんあるけど、知り合いなんて増えないよ!」という方も多いと思います。

そこで私が思う勉強会で知り合うポイントや心構えを書きますね。

勉強会で知り合うポイント
  • ワークショップや懇親会がありそうなものを狙う
  • 自分の専門分野を高められそうなセミナーには優先的に行く
  • 自分が興味のある異分野のセミナーにはなるべく行く
  • 会いたい人がいそうなセミナーにはなるべく行く
  • 1人良い人と名刺交換できたらいいくらいに割り切る
  • 誰とも名刺交換できずとも、なるべく講師とは名刺交換する
  • 講師とも誰とも話せなくても「良い勉強ができた」と思う
  • その時の縁がいつ繋がるかはすぐにはわからないと知っておく

わかりづらいところを少し補足します。

まず専門分野のセミナーというのは、自分が得意だと感じていて伸ばしたいスキルのセミナーのことです。私でいえばアクセス解析のセミナーに行くなどですね。

一方興味というのは、仕事とは直接関係ないけど、自分がなんとなく興味がある分野のセミナーです。私でいうと教育関係のセミナーなどが当てはまります。

会いたい人がいるセミナーとは、例えばエンジニアの採用を考えているのでエンジニアの人が集まるセミナーにいくなどです。こちらは目的が明確なので、勉強することよりも人に会う目的がより強くなります。

とはいえ、なかなか話しかけるのが難しいという方も多いと思うので、ぜひワークショップや懇親会があるセミナーに参加しましょう。引っ込み思案の人でも仲良くなりやすいですよ。

最後に、一回繋がったらそれを無理矢理ビジネスつなげようという考え方はやめましょう。
Facebookなどのやりとりをして、簡単な挨拶だけして、あとはすぐに双方のメリットがなければ全く連絡しなくても良いと思います。

ただ一度メッセージのやりとりをしていると後からの連絡もしやすくなりますし、後から検索も楽になりますのでオススメです。

紹介して貰う方法

良い人を紹介してもらう一番のコツは、ハブになっている人を見つけることだと思います。
ハブになっている人というのは、知り合いがすごく多い人です。勉強熱心でいろいろな勉強会などに顔を出している人が多いです。

ただし、あまり仲良くないのにいきなり紹介して欲しいというのは気が引けますよね。

その場合は2つの方法がオススメです。

1つは、気があった人とは、仕事に関係なく個別に頃合いをみて飲みに行ったりすることです。
一度飲みに行っていると、波長があうとか、プライベートに共通項があるとかいろいろな事がわかります。そういう状態であれば、相談しやすくなりますよね。

あとの一つは、いきなり紹介を頼むのではなく、自分がなぜ困っていて、なぜその人に連絡をしたのか正直に伝えることです。

例えば下記の2つで大分印象が違うことがわかると思います。

悪い例
こんにちは。エンジニアで良い人を探しているのですが、○○さんはどなたかご存知ないですか?

良い例
こんにちは。弊社で事業拡大を考えているのですが、明らかに案件をまわすエンジニアが足りずに困っています。求人をしても集まりません。○○さんならそのあたりの事情をご存知なのではないかと思い、失礼ながらご連絡させて頂きました。

仕事を通して知り合う方法

これは多くの人がやっていると思いますのでサラっといきます。
せっかく良い仕事をしてくれた人とは、仕事が終わってもなるべく個人的につながるようにした方が良いと思っています。

仕事の中でメールアドレスや連絡先を知ることになると思うので、一通り仕事が終わったあとに、直接お礼の連絡などをして「いつかまた会いましょう」と伝えます。

うまく予定があえば、そのまま一度飲みに行ったりして、仲良くなることもあります。
これはよくある話ですね。

飛び込みの仕方

最後は飛び込みです。
まぁ飛び込み営業とはいいましたが、ビルの一室一室にいきなり挨拶にいくような体育会系の話ではないです。

会いたいと思う人に対して、直接アプローチすることを指します。
アプローチの仕方は、その人のブログやTwitterやFacebook経由で連絡します。今風ですね。

その時に大切なことは、その人が発信している内容をしっかり読み込んでから連絡することです。全部を読むのが大変であっても、最近6ヶ月くらいの内容や、もし書籍を出している人であれば、その書籍は読んでおいた方がよいです。

発信内容を読むことで、実際に会う前のミスマッチを防げますし、相手に聞くべきことが明確になります。またちゃんと相手を知る努力をすること自体、相手に最大の敬意をあらわすことにつながります。

私自身は、このアプローチでお会いした方が結構いらっしゃいます。勝率でいうと9割くらです。

かなり高いと思われるかもしれませんが、逆に言えば1割は失敗しています。そこで先に失敗するパターンをお伝えしましょう。

結論として、どれだけ考えても、相手にとってのメリットがまったくない場合は、やっぱりうまくいかないことが多いです。

失敗事例

具体的な失敗事例として、ウェブ担当者通信では、過去にジャパネットの高田会長が勇退された時に、イベントの登壇をお願いしたことがあります(公の問い合わせ窓口より)。しかし返答は多忙で難しいということでした。

これは、やはり私たちの活動に対し、会長が時間をかけるだけの価値がないと判断されたということだと思いますし、後から振り返ると、仮にこの時OKだったとしても、ウェブ担当者通信側でイベントを正常に運営できたかどうかはわかりません。そういう意味では、結局「器」があわなかったということだと感じています。※このあたりの器の話は次回の後編で触れます。

成功事例

成功事例の方もお話しましょう。

例えば、最初のウェブ担当者通信の発起を手伝ってくれ、以前講座をもってくれていた河野武講師は、飛び込みで会ってくれた人の一人です。後ほど聞いた話ですが、通常は変な話も多いので飛び込みでは会わないそうです。でも私には会ってくれました。

ではなぜ会ってくれたのか。

最初のアプローチはメールだったのですが、この時私は、彼のブログを知っていてファンだったのですね。ですので、かなりの熱意をもってお会いしたいと思っていたことが一つ。もう一つは、彼のブログを読んでいて共通の知り合いがいることがわかったので、その人にお願いして、名前を出していい許可をもらったことです。

だいたい私は、人とお会いする時に「どの順番がよいか」と考えることが多いです。河野さんとお会いした時は、共通の知人の承諾をとってからの方がよいと考えました。このようにお伝えすると人を利用しているように捉えられるかも知れませんが、そうではないと思っています。

例えば自分自身でおきかえた場合、いきなり知らない人からアプローチされても会うのは怖いです。できれば共通の知り合いがいれば安心できます。

そして当然、名前を出していい許可をもらうためには、私自身がアプローチ先の人に対して、良いモチベーションを持っていなくてはいけません。

ですので「相手にとって会う価値があり、安心してもらえる状態になれた時に、はじめて他の人が協力してくれる」と考えていますし、その準備がない状態でアプローチするのは、逆に相手に失礼だと思っています。

ではもし「相手にとって会う価値」が作れない場合はどうしたらよいでしょう?この時の考え方も「どの順番がよいか」の応用です。

厳密には飛び込みの事例にはならないのですが、以前、ウェブ担当者通信で電通のウェブ部門責任者の佐々木さんとLIG創業者の岩上さんに登壇してもらうセミナーを実施しました。

両方ともビッグネームです。たとえ紹介者経由でもどうなるかわかりません。この時のポイントは、たとえ私たち側に価値を作れなくても「登壇するお二人自身が会いたいはず」ということです。なぜなら電通さんは大企業のプロモーションを良く知っていて、LIGさんは中小企業のウェブプロモーションを良く知っているからです。

そこで、まず紹介者経由で佐々木さんにアプローチをし、企画を説明して快諾を頂きました。その後、同じく紹介者経由で岩上さんを紹介してもらい、企画と佐々木氏の登壇を説明して快諾してもらいました。この順番が大切で、まずみんなにメリットがある企画を作り、その後、どちらの人が先なら、より成功確率が高いかを考えます。

この時は佐々木さんが登壇してくれるなら岩上さんはOKになるだろうと考えたのでそうしました。やはり順番を考え、事前にシミュレーションすることが大切です。

なお企画のコツは、ビッグネームほど「お金ではなく価値を大切にする」という原則を忘れずに作ります。価値はその人によって様々ですから、やっぱり相手に対して事前学習をすることが大切ですね。

協業するノウハウのまとめ

  • 相手の探し方
    • 勉強会
    • 仕事を通して会う
    • 紹介してもらう
    • 飛び込みで会う
  • 会ってもらうには
    • 相手の事前学習をしておくこと
    • 相手にとってのメリット考えること
    • アプローチの順番を考えること
    • 自分のフットワークを軽くすること

相手のとってのメリットは、事前学習をしていれば見えてくることが多いです。

先に触れたようにメリットは必ずしもお金ではありません。例えば、教育に興味がある人であれば、学生へのプログラミング実習などの話はのってきてくれる可能性がありますし、最近日本酒にはまっている人であれば、日本酒がおいしい居酒屋などにお誘いすることでも来てくれる可能性があります。

こういった誘い方は、ブログなどを読んで自分の考え方を知っているからできることで、それだけで好印象なことが多いです。

そして、自分のフットワークを軽くして、なるべく相手の場所や都合にあわせる姿勢をみせます。まぁこれはノウハウというより、相手を尊重していれば自然とそうなると思います。

そして、事前に会うシミュレーションをし、どの順番だと成功確率が一番高そうかを考える。それが成功に近づくコツだと思います。

ノウハウだけでは解決できない!?

さて、ここまで私のノウハウを包み隠さず全てお伝えしました。
しかし、このノウハウをもっても、何をやっていいのかわからなかったり、一歩を踏み出すのが怖い人もいるかも知れません。

確かに、私のやっている行動ノウハウは全てお伝えしたのですが、実はこれだけでは不十分なのではないかと私も思います。

なぜなら、私が大切にしている心や哲学の部分を完全にお伝えできていないからです。

あまり言われませんが、私自身は人見知りという程ではありませんが、目立ちたいタイプではなく、どちらかというと交流が苦手なタイプです。

そんな引っ込み思案の私でもいろいろな人と知り合えているのは、実はノウハウより心や哲学を大切にしているからだと思います。

そこで次回は後編としてそんな心や哲学の部分をお話をしたいと思います。

丸山 耕二
この記事を書いた人: 丸山 耕二

ウェブ担当者通信の発起人。
株式会社ウェブジョブズ代表。
コンサルティングの他、ウェブ担当者教育などにも力を入れ、株式会社インプレスビジネスメディア社の運営するウェブ担当者フォーラムにて「誰もが受けたい!アクセス解析5 分クリニック」を連載。
著書に無料でできる! 世界一やさしいGoogle Analytics アクセス解析入門(秀和システム)


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