(※本記事はメルマガ週刊!ウェブ担当者e通信(5/25送付)のものを一部修正して公開しています)
QAアナリティクスがver3.0にアップデートしました。
▼QA Analytics – QAアナリティクス – – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
ja.wordpress.org/plugins/qa-heatmap-analytics/
この動画を見てもらうとわかりやすいと思います。関西の人には馴染みのある形だと思います笑。
▼QAアナリティクスの画面イメージ。WordPressがある時 (※音がでます)
森野さんからはTwitterでこんなご意見をもらっています。
実際私も今はQAをメインで使う感じになっています。
…で、QAを使ってどう改善すればいいの?
QAはアナリティクスを触ったことがない人でも使えるように考えて作っています。
じゃあその先に何が待っているのか。
森野さんだけじゃなく、松尾さんはじめ凄腕のマーケッターの人とも話すのですが、やはり今後は「使い方をもっと知りたい」というニーズが出るという見解は一致しています。
「データ解析ノウハウを学んで、自ら改善していけるようにしたい」ということですね。
データ解析ノウハウを学ぶには
ではデータ解析ノウハウはどう学べばよいのでしょう?
書店にいけばGoogleアナリティクス本もたくさん出ていますし、ウェブ解析士協会さんもありますし、a2i(アナリティクスアソシエーション)さんもあります。
また統計的な学習では回帰分析とかもあります。いくつか本を読んだことがある人も多いのではないかと思います。
とはいえ、データ解析にはなかなか解決できない2つの根本問題があります。
- 時間がない問題
- 社内で勉強してもらう必要がある問題
これはずっと解決できない問題ですから、別の究極の質問に変えた方がいいと思うのです。
「より短い時間で、誰がどうすれば上手にデータ活用できるの?」と。
ワークマン事例から「より短い時間で上手にデータ活用」を学ぶ
ワークマンは近年売上を伸ばし続けていますが、エクセル経営で有名です。
▼ ワークマンが駆使する「自作エクセル」を初公開 データ経営の要 xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00599/00004/
これが一つの回答になるかもしれません。なんといっても社員全員がExcelを使って自主的に考えて動いているわけですから。
では彼らはどうやったのか?記事から抜粋するとこんな内容でした。
前提
ワークマンはほぼフランチャイズなので、全社員≒本部の社員というイメージです。
扱うデータ
品揃えと売上の関連データ
教育方法
社員全員がExcelでデータの使い方研修を3年間受ける。講師は社員
- 1年目:商品分析システムの使い方
- 2年目:Excelの使い方
- 3年目:データ加工方法
結果
- 本部スーパーバイザーの加盟店に対する提案力向上(数字があるので説得力が増した)
- 部署別の経営会議に幹部も参加.数値を中心に議論
- トップダウンから並列な関係へ
データ活用の肝は「フィードバック」
私がワークマン経営でどの企業でも真似できるなと思ったのは下記2点です。
- 見るデータを絞る
- 社員がみんなに教える
データ解析とは、つまるところ市場からのフィードバックを得て、各自が独りよがりにならずに着想することに価値があると私は考えています。
なんでデータ解析をしないと不安になったり問題になるかというと、市場からのフィードバックをまったく無視して独りよがりの施策をしてしまうからで、それは外す確率が高くなります。
「今の方向性があっているのか?」の確証もずっと持てません。体重計のらずに手当たり次第にダイエットするのと一緒というか。
これが全員がデータ解析を学ぶ大きなメリットで、統計とかそういうのは関係なく「市場からのフィードバックをもとに独りよがりにならず考えようよ」ということなんですよね。
ですので究極の質問「より短い時間で、誰がどうすれば上手にデータ活用できるの?」に対しての答えは
- まず見るデータを絞って
- みんながデータからフィードバックを得て
- それぞれの立場で着想できたらよい
が正解だと思っています。
QAが目指すモノ
1年前のnoteにも書いたのですが、QAのコンセプトはまさに上記です。
▼データの‟分析”はもうやめよう。WordPress無料プラグイン「QA Heatmap Analytics」が実現するこれからのWebマーケティング note.com/qateam/n/nfd612fa7822d
今QAで頂いている意見は、地味ですが、それを反映できているのかなと思います。
- UIが見やすい
- 「伸びているランディングページ」が、見れるのが良い
- 各指標の数値をページ遷移なしで見れるのでGA4に比べてストレスがない
- 数値やグラフの期間表示が早く、これもGA4よりストレスがない
望むすべての人にデータによるインスピレーションを
最後はQAへの想いを。
noteにも書きましたが、私は一部の人だけがデータを見る文化を変えたいと思っています。
データを見る側の人も孤独になるし、見ない側の人は独りよがりになりやすいし、共通認識も生まれづらい。ついでにそうやって日本全体もIT貧乏になっていき、誰もハッピーではありません。
日本人には底地があると思います。多くの人がデータを使えるようになれば、それはもっとすごくなると信じています。
今の黒船信仰が強いまま、特にこのタイミングで何も起こらず「GA4を学べないやつはダメだ」なんて気風のままでいけば、おそらくデータを使える人が限られたままになってしまうどころか、多くの人がよりデータを見なくなります。
せっかくワークマンが魔法ではない誰でもできる秘訣の一つを教えてくれているのに、これはあまりにもったいないと思っています。
データツールは別に一つじゃなくて、ExcelとTableauを同時に使ってもいいし、GA4とQAに関してはむしろ同時に使ってもらった方がいいです(私達もそうしています)
QAの目標は最初から変わっていません。
「望むすべての人にデータによるインスピレーションを」
小さな会社で作っているので、まだまだ全然及ばないことが多いですが、森野さんの力も借りて、一歩ずつ日本から世界に誇れるツールにしたいと思っています。
IT後進国とバカにされるけど、日本だって底力は世界に負けていない。
そういえるようになりたいなぁと思います。
裏話:QAはマーケティング的には失敗
ちょっと最後にこっそり裏話を…
QAはマーケティング的には失敗しています(苦笑)
なぜかというと、先ほどのお客さんの意見をみてもらうとわかるのですが「速度が速くてストレスがない」など、バーンと機能比較表に出るようなキャッチーな特徴がありません。
よくマーケティングで言われるように「使ってみないとよくわからない商品」は、キャッチーではなく拡散しづらいのでとても難しいです。
更に悪いことにQAは「誰でもすぐに使えて分かりやすい」を目指しているため、「使い方がわからないツール」でもないので書くことも少なく、わざわざブログで説明を書いてくれる人も少ないです。
もう一つおまけに「緊急で使う必要性を感じない」商品です。これも問題。
実際我々はこれで苦労しているので、もし何かサービスや商品の販売で苦労している場合、ぜひ上記に当てはまっていないかチェックされることをオススメします(苦笑 ← 2回目)
ただ本格的に今年は社内でデータ活用をするんだ!と思っている方向けには、強い味方になれる自信があります。
実際、QAを使うことで、下記のように大きく売上を伸ばしたブロガーさんがいらっしゃいます。
- 毎月4万円 → 毎月140万円
- 毎月7万円 → 毎月200万円
収入が1桁から3桁になり、法人を設立されたり副業から本業に独立されました。「このツールは正直広めたくない」とまで言われています(困るけど)。QAはこのあたり含め森野さんに入ってもらって、一緒に広めていくような活動を今後していく予定です。
QAはひっそりとキャンペーン中です
7/31までQAはひっそりキャンペーンをやっています。
quarka.org/plan/
法人の方で「今年こそデータ解析の文化を社内に!」という方には、プラチナパックを検討してもらうといいかなぁと思います。
なぜかというと、プラチナパックには「法人サポート」がついているのですが、サポートとは、データ活用のご相談にのるプランです。
そして今回が初めての一期生なので、内容が悪く言えば手探りなんですが、よく言うとお客様と相談しながらになるので、必然的にカスタマイズ性が高くなり手厚くなります。
つまり言葉を変えると年間のデータ解析コンサルティング+ヒートマップ全ページ自動取得でトータル年間5万円って感じなんですよね。
…と、あまり書くと我々側がサポートでパンクするかもしれないので、ひっそりですが、そんな内容なので宜しければぜひ。