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アップルのCEOティム・クックは昨年「三度の食事を取るようにARを体験するのが日常になる。生活の大部分を占めるだろう」と発言しています。
そのアップルが特別チームを設置し、ARに関する研究を進めているようです。
AR技術に関してはウェブ担当者通信でも特集しました。【プレミアム】未来はすでに来ていた!ウェアラブル業務活用事例と企業間コラボ(1)
記事によると、世界のAR市場は2024年までに80%急成長し、年間18兆6000億円規模に達すると予測されています。
ARの凄さの一つは、カーナビのように、コンピューターが人に対して指示を出せることです。これにより人は地図を覚える必要がなくなってしまいました。
同様にAR技術の発展は、マニュアルを覚えないとできなかったような業務が、誰でもすぐに可能になってしまいます。我々の日常のあらゆる箇所に、ナビのようなものが登場してくるのかも知れません。
アップルの戦略がどのようなものかは公開されていませんが、アップルはマーケットの時期を見計らっており、Googleのスマートグラスの失敗を乗り越え、iPhoneを超えるデバイスとしてARの一般普及を成し遂げるのではないか?と推測されています。
一方、昨年Facebookのマークザッカーバグは「VRが今後のソーシャルプラットフォームになる」と発言しており、動画などにも投資をしています。
両社に共通しているのは、コンピューターが人間をサポートし、コンピューターが人間の距離を縮め、コンピューターが未知の体験を増やす世界の創出です。
私達も、コンピューターを使って新たな体験を生み出せないか考えてもいい時期なのかも知れません。