2月19日大阪にて開催いたしました「はじめてでも5時間でできる!Google アナリティクス中小企業のデータ活用講座」。5時間というかなり長丁場の講座でした。
プレミアムメンバー向け月刊誌(2016年2月vol.50号)に掲載しましたが、事務局スタッフが講座を聞いて「はじめて知った」ことをまとめています。
Googleアナリティクスを完璧に使いこなす必要はない。アクセス解析をするのは見えないユーザーの気持ちを知りたいから。データから推理していくことを楽しむこと、気持ちを汲める名探偵になろう!
Googleの予想データ(男女、性別などユーザーの分布とインタレストカテゴリに関するレポート)、クリック位置の詳細を記録(拡張リンクのアトリビューション)を記録するためには、タグに2行追加することが必要。
レポートを見たときにGoogleが勝手に優先順位をつけて表示してくれる機能。
たとえば、「行動」→「ランディングページ」→指標「行動・直帰率」をクリックすると直帰率の高い順に並び変わる。そのあと、並び替えの種類で「加重」を選択することで、直帰率が高くてアクセスが集まっているページが分かる。
アドバンスフィルタをまず使って直帰率70%以上、69%以下に分け、直帰率で加重並び替えを行うことで、どのページを優先して最適化するべきかを考えることにつながる。
eコマース設定のメリットはECサイト向けの各種レポートが活用できること。
ただし、設定にはプログラマーが必要なため、商品点数が20個以内であれば目標設定。
商品点数が21個以上あり月間売上が100万円以上あるならばeコマース設定を検討。
イベント設定などを行ったとき、設定後にうまくデータが反映されているかを「リアルタイムレポート」ですぐチェックできる。
検索アナリティクスで「CTR」「掲載順位」にチェックし、検索順位が上位なのにCTR(クリック率)が悪いページがあればタイトルが悪いのかもしれない、と推理する。
タイトルキーワードなどを変えてクリック率を上げるなどの改善ポイントが見つかる。
Googleアナリティクスはページ単位での解析は苦手。
ページのデザインやキャッチコピーがユーザーに刺さっているか、ユーザーはどこに興味があるのか、意図したところがクリックされているのか?を見るのはヒートマップツールが得意。
brickヒートマップは一部機能の制限付きで無料で使える。
「PDCAを回せ」とよく言われるが、実際に結果を出している会社はpDDDDDS PDDDDD。
最初になんとなく考えて(p)、行動あるのみ(D)、疑問を持ったらデータから評価(S)、計画(P)をしっかり練り直す、ことをやっている。
小さなpDsが大事。毎朝少し考え(p)、業務終わりに少し振り返る(s)こと。でもできればプロジェクトの最初には計画(P)を。
セグメントをしっかり適用。
分けすぎるとデータが小さくなりすぎるので注意。セグメント活用で森から木を見ていくようにユーザーを見ていく。
はじできアクセス解析講座に参加された方は、それぞれ気付きを得た部分が違っていると思います。
個人的には、特にSearch Console 検索アナリティクスから改善するページを見つける方法がとても参考になり気づきが得られました。
さっそく自分の運用しているサイトをチェックして、検索順位が上位でCTRが悪くそこそこ表示されているページのタイトルを変更してみました。
この対策が功を奏したのか、CTR率が5%前後だったのが10%前後にまで半年間で上がり、小躍りしている今日この頃です。
はじめてでも5時間でできる!Google アナリティクス中小企業のデータ活用講座(2/19開催)を収録したものをDVD化し資料とともに発売中です。
はじでき講座シリーズは「はじめて でも、できる」をコンセプトとした、Web担当者通信のウェブ運用講座です。 有名講師が実践しているノウハウを、直接ご本人、または教えをうけた社員さんが、わかりやすく噛み砕いて教えてくれます。
はじめてでも、短時間で基礎を抑えながら成長できる講座として、初心者の方はもとより、 社内教育に活用したい方や、改めて基礎を学んでみたかった方に喜ばれています。