こういった問題の一番シンプルな考え方は「投資対効果」を考えることだと思います。
2月号の事務局の問題でも出ていますので、ぜひ考えてみてください。
投資対効果の考え方は意外とシンプルです。
その制作により、○年間で何人の顧客が増え、いくら売上が増えると見込むのか?ということです。
○は1年間で計算することが多いと思います。
なお、スマホや携帯サイトの投資対効果を考える上で2点注意して頂きたいことがあります。
1点目は、集客コストの問題。
もしスマホや携帯サイトを作るだけで新規集客ができると考えているならば、
それは失敗するでしょう。
必ず宣伝広告費を見込まなくてはなりません。
もちろん制作会社は今がチャンスとばかりに売り込みに来ると思いますが、
失敗して泣くのはクライアント側です。
集客コストには慎重になってください。
2点目はライフタイムバリューの問題。
ライフタイムバリューとは、
そのお客さんが一生のうちで自社商品に使ってくれる金額のこと。
言い換えればリピーターとしての売上のことです。
この売上は結構大きなものになると思うので、
投資対効果に見込む必要があります。
音声セミナーに参加されたnagano_akaさんの調査によれば、
調査したECサイトの8割はiPhoneアプリを開発していたそうです。
ECサイトではアプリケーション制作により1クリックで購入できるというメリットがありますので、
購買頻度の向上など含め、ライフタイムバリュー向上の期待値を盛り込んでもいいと思います。
[回答日:2012年2月9日]