今さら聞けないWordPressのディレクション(1) FavoriteLoadingあとで読む

: 事務局
なんとなくWordPressを使っている人へ。いまさら聞けないWordPressの基礎知識を最短で学習し、適切なディレクションができるようになりましょう。

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画像:Pixabay

継続的にコンテンツを追加するサイトを制作する時にCMSの導入を検討し、その選択肢としてWordPressがあがることは多いと思います。
WordPressはメジャーなCMSでありながらその利用自体は無料であり、使用できるウェブ制作会社も多いために気軽に導入されるケースが多いです。

一方、導入してから「こんなはずではなかった」といった声や、「設計を間違えていた」「セキュリティホールがあって大変な目にあった」といった声はよく聞きます。

これは最初の発注や設計段階で失敗していることが多いのですが、残念ながらWordPressの制作経験のないディレクターにとって転ばぬ先の杖を予想することは困難です。

そこで、この連載ではWordPressの発注やディレクションをしなければいけない立場になった時に、最低限気をつけておきたいことをまとめます。

なぜディレクションを失敗するのか?

WordPressのディレクションで失敗する主な理由を一言でいえば「ウェブ検索で間違った情報に出会うことが多い」ということだと思います。

様々な人がブログなどで情報を発信しているため、中には誤った理解でたまたまうまくいった内容やプログラムコードなどが表示されていることもあります。

しかし、初めてWordPressをディレクションする時には、正誤判断は極めて難しく、結果、同じような過ちを犯してしまうことがあります。

そのため、ディレクションする立場として最低限、間違っていない知識を身につけておく方が安全です。

押さえておきたい3つの知識

ここでは、WordPressのディレクションに必要な知識を3つに絞りました。

  1. SEO内部設計の知識
  2. 技術的な知識
  3. チェックリスト

これからの連載ではそれぞれの章に絞って詳しくお伝えしていきますが、このページではそれぞれ簡単に概要をご説明します。

 

SEO内部設計の知識

WordPressでサイトを構築する場合、SEOを意識するケースがほとんどだと思います。その場合、ディレクターとしてはWordPressを構築する業者に対してSEOに対する指示をしなくてはなりませんが、そのネックになるのがSEO内部設計の知識です。

ある程度までの基礎知識は有していたとしても、SEOの内部設計について、幅広く正しい知識を有している人は思ったより多くありません。

その理由は、内部設計は「技術的な知識」であり、Googleのシステムが進化する度に変わるからです。

その技術的な知識を正しく理解するためにはどうすればよいかというと、Googleが都度正式発表している資料を読まなくてはいけません。それは米国Googleが作っているので、どうしても英語の技術者向けドキュメントになってしまいます。従って、なかなか対応できる人が少ないのが実情です。

また昔のGoogleはバグが少なからず存在しており、そのバグをつくようなコーディングをSEOの内部設計の知識であると思っている人もいます。このような人もブログで情報を発信しているため、どれが正しいかわからなくなってしまいます。

また、最近のGoogleは内部設計が多少悪くてもコンテンツの内容が良ければ上位表示できることが多々あります。そのため内部設計の過ちには気づきづらく、一部だけ間違った情報を発信してしまっているブログもあります。

SEOを知ってからWordPressを構築する

ディレクターの立場としては、まずインターネット検索時にこれらの混沌とした状況があることをしっかり把握しておくことが大切です。

その上で正しいSEO内部設計を行い、その設計に従って正しくWordPressを活用するという考え方をするようにしましょう。

そうしなければ、極端な話、SEO対応プラグインを入れることでSEO対応完了とすら勘違いしてしまいます。

そうではなく、SEOの設計通りにWordPressが構築できているか?という順番でのチェックが大切です。
そのために、まず最低限の正しい内部設計を知ることから始めましょう。

 

技術的な知識

ディレクターに技術的な知識が不足している場合、製作中には問題がなくとも、運用時に大きな問題に見舞われることがあります。

例えば、

  • 新しいコンテンツを追加した時にURLがおかしくなった
  • リンクがうまく張れなかった
  • バージョンアップをするとおかしくなった

などがあげられます。

また制作会社任せで作ってもらった結果、管理画面が使いづらく、どのように更新すればいいのかわからなくなったりもします。

これは、WordPressはどのようなソフトウェアなのか?どのような仕組みで動いており、どのように活用できるのか?について明確にイメージができれば防げるミスです。

ぜひ最低限の知識をつけておきましょう。

 

チェックリスト

最後はチェックリストです。

WordPressはシステムですので、適当に作っただけで運用を開始すると、その後に問題が発生しやすくなります。

例えば、制作時にセキュリティホールに対する対処がなかった場合、そもそも見積もり項目に含まれていなかったなど、“発注側”と“制作側”、どちらの責任かはとても曖昧です。またアクセス解析の対応などについても漏れが発生しやすくなります。

この問題は厳密にいうと、ウェブの進化が早いために標準フローというものが存在せず、制作会社の対応がバラバラだということにもつながります。クオリティを保つためにも、チェックリストは必要不可欠です。

具体的には、設計時にはどのようなことを確認しておかなければならないのか、また構築中には何に気をつけるべきなのか。そういったことを含めて、見積もりには何を考慮してもらうべきなのか?そういったところを、一つずつチェックすることで対応漏れのリスクをぐっと減らせます。

これらは失敗を重ねないとわからないことも多いのですが、この連載では実際にプロの現場で使用されているチェックリストを共有したいと思います。

まとめ

ここでは、WordPressをディレクションしようとした時によくある失敗と、その原因、また対処方法の概要をお伝えしました。

 

WordPressはとても素晴らしいソフトウェアですが、そもそも英語圏のソフトウェアであり、適当に構築すると後から大変になってしまうやっかいなソフトウェアでもあります。

構えすぎる必要はないですが、社内システムを導入する時のような慎重さをもって取り組むことで、その後の運用が楽になります。ぜひこの連載で要所を押さえたディレクションを学んでください。

次回は「知っておきたいSEO内部施策の基礎知識」をお伝えします。

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この記事を書いた人: 事務局

「ムダな情報で頭脳を消耗することなく考える時間を確保する」
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