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A.T.カーニーは、英国・フランス・ドイツ・米国・インド・中国・日本の7カ国7000人超の消費者を対象に、消費者の行動・個人の価値観・精神的な豊かさを深く理解することを目的とした調査を行い、10年先の消費者行動がどう変わっていくのかを予測した記事を公開しました。
10年後に注目すべき点は、1998~2016年生まれのジェネレーションZと呼ばれる世代が成人を迎えることです。
彼らは生まれたときからスマートフォンを始めとするデジタルテクノロジーに囲まれて育ってきた世代です。
ミレニアル世代(1981~1997年生まれ)よりもプライベートな形でコンテンツを共有し、小規模で閉鎖的なコミュニティを好む傾向があります。
消費者の価値観の変化を理解することはとても重要ですね。
また、これまでの消費者は「物質的な豊かさ」を重視していましたが、将来の消費者は「信頼」「影響力」「パーソナライゼーション」を重視する、と書かれています。今もこの傾向はすでに出てきています。
元記事の最後には消費者向けブランドと小売業が成功するための7つのステップについてまとめられています。
以下に引用します。
- 顧客との関係構築に積極的に投資する
- 消費者セグメンテーション・モデルを小さな集団に適応させる
- 様々な規模の集団に合わせてカスタム化されたソリューションを提供する
- マーケティング予算をソーシャルメディアの現実に合わせて調整する
- コミュニティ構築にマイクロ・インフルエンサーを引き込む
- 信頼を築き、提供価値を先鋭化する
- ビジネスモデルのギャップを埋める