画像引用:Mastodon
話題の「マストドン(Mastodon)」をご存じでしょうか?
マストドンの最大の特徴は「特定の企業が運営しているのではなく、オープンソースであり誰でもサーバー(インスタンス)を立て手運営できる」という点です。
ユーザー側からすると画面はTwitterと似ているのですが、使い方は2ちゃんねるのような掲示板に似ています。
マストドンは「Patreon」というクラウドファンディングによりドイツで誕生したサービスだそうです。なぜ今日本で急速にマストドンブームになっているのでしょう?
4/10、角川アスキー総合研究所が「ASCII.jp:Twitterのライバル? 実は、新しい「マストドン」(Mastodon)とは!|遠藤諭のプログラミング+日記」の記事をアップ。
ウェブ業界、IT業界の人たちの間で話題になり始めたのが、おそらく日本でのマストドンブームの最初だと思います。
4/12、日本の22歳大学院生が@nullkalさんが「mstdn.jp」を立ち上げ。
そこにアクセスが集中し個人サーバーでは負荷に耐えられなくなり、これがTwitterでも話題となりました。ちなみにmstdn.jpは日本での公式ドメインではありません。そもそも「公式」という考え方は今のところないようです。
4/14、mstdn.jpがユーザー数世界1位に。4/15、さくらインターネットにサーバー移転。
これらの経緯がメディアやブログで取り上げられさらに話題になっています。
4/14、pixivがPawooインスタンスを立ち上げ。
4/15、Pawooのロリエロ画像問題でMastodon作者およびpixivとの間で協議。
こちらも話題になりました。この時点でPawooが登録ユーザー数世界1位になっています。
4/16、マストドンについて書かれた、さくらインターネット社長ブログが話題になりました。
マストドンと北朝鮮危機にみるインターネットの本質的価値 – さくらインターネット創業日記。
ここ10日間で日本のサーバー(インスタンス)数も登録ユーザー数も増え続けています。
これが一過性のブームで終わるのか、それとも新しいソーシャルメディアとして成長していくのか、興味があります。また使いようによってはお客さまとの新しいコミュニケーションツールのひとつとして考えられるかもしれません。
マストドンで具体的な活動をされているキーマンが集まる「マストドン会議」。
マストドンに興味がある方、上司やクライアントに「マストドンってどうなの?」と聞かれたときに現状をさらっと説明したいと思われている方、参加されてみてはいかがでしょうか?