こんにちは、現役女子大学生のかまたまです。
真冬のクソ寒い中、ぼっちで『TikTok』を撮っています。
いや~~~~流行ってますよね。
というか流行ってからもうだいぶ経ちましたね。
TikTokは2016年にサービスが開始されたのですが、2018年にはなんと世界で推定ユーザー数5億人。
10代20代の若者を中心に驚異的な伸びを見せた動画特化型のSNSアプリです。
……とはいえ、20代前半の若者である私にとっては、周りでそこまでTikTokが猛威を振るっている感覚は正直ありません。
ぶっちゃけ最初は「広告うざいな~」くらいで、大学生の身としてはむしろ敬遠してました。
でも、下の世代の10代にはあれだけ流行っているのだから、きっと若者に刺さる何かがあるんだろう。
そう思い立ち、最近ちょっと始めてみたのです、TikTok。
20代前半の陰キャ女子大学生がTikTokをやってみた、その素直な感想がこちらです。
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いや~~~~あのね、すごいの。TikTokマジですごい。
こりゃ流行るわ。
ほんとなんか素直に感動しちゃったので、20代前半女子大学生目線で、TikTokの基本機能やすごさ、流行る理由などを素直にお伝えしていこうと思います!
まずは、TikTokって何なの?というところから。
TikTokとは、中国のByteDance株式会社が運営するショート動画配信アプリのことです。
日本でも10代を中心にユーザー数を爆発的に伸ばしています。
ちなみに動画配信アプリ自体はTikTokが元祖なわけではなく、それ以前からMixChannel(ミクチャ)やVineをはじめとするたくさんの動画配信アプリがあります。
特にVineはTwitter社が提供したこともあって、大関れいかさんやもりすけさんなど数々の動画有名人を輩出してかなりの人気になってましたね。
ただ、MixChannelは作成した動画を投稿するよりもライブ配信(=生放送)の方が比較的主流だし、Vineにいたっては2017年にサービスを終了しています。
ってわけで、やっぱり平成最後の動画配信アプリのトップといえばTikTokと言うほかないんですよね。
TikTokは、アプリ内で15秒以内の短い動画を音楽に合わせて作成し、それをタイムラインに投稿して「いいね!」やコメント、フォローやシェアなどができます。
Twitterの動画バージョンみたいなもんですね。
TikTokをインストールしてタイムラインを見ると、誰もフォローしてない状態でもおすすめの動画がひたすら流れてきます。
これだけでもスワイプして延々見ていられますが、アカウントを作ってユーザーをフォローすれば、フォローしている人の動画をタイムラインで見ることもできます。
つまり、動画を投稿しないで見てるだけでもいいってことなんです!
TikTokのユーザー数が伸びているのは、この「視聴者ユーザー」が増えているから、とも言われています。
(ちなみにTikTokで動画を作成して投稿しているユーザーのことはTikToker(ティックトッカー)といいます)
そりゃあぼけーっとスワイプしてるだけで美少女やオモシロ動画が無限に流れてくるなら、つい部屋のベッドの上とかで見ちゃうよね~。
しかも文字を読むTwitterと違ってTikTokは動画のみなので、より直感的に鑑賞できるのもポイントかもしれません。
それでは実際にTikTokで動画をつくってみましょう~!
最初に言っておきますが、TikTokで動画をつくるの、びっっっくりするぐらい簡単です。
色んな動画の種類がありますが、今回は最も“TikTokっぽい”であろう「音楽に合わせてよくわからない楽しいダンスをする」という動画の作成方法をご紹介します。
今どんなダンスやネタが流行っているのか、人気のハッシュタグを見ることでチェックできます。
ほかのユーザーが投稿している動画を参考に、撮りたい楽曲やハッシュタグを選びます。
今回は「#イヤイヤダンス」というハッシュタグを選んでみました!
このカメラのボタンを押すと、楽曲を選んで撮影モードに移ります。
撮影しながら音楽が流れるので踊りやすいんですよね~
1人で撮る場合はこうして床とか適当な段差にスマホを置いて撮影します。三脚とかあればいいですね(なかった)。
もちろん誰かに撮ってもらえる人は撮ってもらいやがってください。
私は1人で撮影しますが。
撮影開始ボタンを押し、音楽とともに踊ります。
踊ります。
撮影が終わったらそのまま加工・編集画面に移れます。
この加工・編集がめちゃめちゃカンタン。
動画を再生しながら、効果を入れたいところがきたら下のフィルターボタンを長押しするだけ。
これだけで、画面がドゥンッてなったりおしゃれなビリビリ(?)をつけたりでき、加工前よりグッといい感じに見栄えする動画になります。
加工・編集が終われば、そのまま投稿へ。
「#イヤイヤダンス」などのハッシュタグをつけて投稿ボタンを押せば、投稿完了です!
投稿されるとこんな感じでタイムラインに表示されます。
これはもうどこからどう見ても立派なTikTokerでしょ。
そんなわけで陰キャ女子大学生がTikTokを使ってみたわけですが、実際に使ってみて分かった「TikTokのすごさ」「こりゃ流行るわけだわ」というところについて、分析してみました。
TikTokが10代に大流行する3つの理由!?
先ほどご説明したとおり、TikTokアプリで動画を作るのってほんとドン引きするぐらい簡単なんですよね。
投稿したいテーマを決めて、その場で撮影して、編集して、アップする。それだけ。本当に簡単。
特にすごいのは、動画編集が直感的にできるってところです。
動画の編集って普通はパソコンの特別なツールや知識が必要だったりすると思うんですが、TikTokでは小学生でもスマホだけで動画がいい感じに編集できる。それがすごい。
何回だって撮り直しできるし、アップロードもスムーズ。
その場のノリで撮ってノリで加工してノリで投稿する、っていうのがマジでできてしまうんですよね。
その「作成から投稿までのハードルの低さ」と「動画のクオリティの高さ」ゆえに、一瞬のノリを生きる今の中高生たちにウケたんじゃないかな、と思います。
そりゃあ、動画1つ作るのに何時間もかけてたら、その間にトレンドなんてすぐ変わっちゃいますもんね。
TikTokに投稿されている動画には、ほとんどの場合「元ネタ」「フォーマット」「お手本」みたいなのがあります。
例えば、決まった振り付けのダンスだったり、誰かが作った楽曲だったり、芸人さんのネタの一部だったり(著作権的なアレは置いといて)。
つまり、平たく言えばほぼ「パクり」なんですよね。
元ネタがあるので、わざわざ完全オリジナルを作らなくても面白い動画が投稿できて、いいねもたくさん貰えちゃいます。
しかも、パクりであること自体はTikTok内では全く問題になっていなくて、むしろ元ネタをどうアレンジするかでみんな思い思いに楽しんでいる感じなんです。
実際、TikTokを利用している芸人さんはTikTok内で流行るように短いオリジナルネタをどんどん投稿してますし、それを楽曲に使って中高校生が同じことをやって投稿する(そしてTikTok内で流行る)という現象がよく起こってます。
ちなみに個人的おすすめのTikTok芸人はCOWCOWとおばたのお兄さんです。よろしくお願いします。
ということで、ゼロから動画内容を考える必要がないという点も、TikTokの楽しみやすさ・参加しやすさの一因じゃないかなーと思います。
短い動画のみが投稿できるTikTokでは、とにかく内容重視の実力主義。
どんなに有名な芸能人やアイドルが動画を投稿しても、普通の高校生が投稿したオモシロ動画にいいね数やコメント数で全然負けてたりします。
つまりはYouTuberとかと同じで、とにかく動画内容がよければ一般人だろうが芸能人だろうが関係なく人気者になれるんです。
さらに言うと、人気になる人の属性も様々なんですよね。
Twitterみたいに陰キャ無双なわけでもなく、インスタほどキラキラ聖域でもない。
美少女やイケメンはもちろん強いけど、それだけが人気なわけではなく、TikTokでは顔芸とオタクとコスプレイヤーとガチダンサーと野球部が強いんです。
何を言っているかわからないかもしれませんが、そうなんです。
TikTokの広告を見て「TikTokではかわいいJKがたくさん拝めるのか!!」と意気込んでいざインストールしてみると、実際のTikTok内で流れてくる動画は
一般高校生→コスプレイヤー→イケメン→変顔すっぴん→広告→ガチダンサー→外人→謎のカオナシ→靴ひもの結び方→小学生→野球部→赤ちゃん→芸人→美少女
ぐらいの感覚です。美少女は箸休め、あとはカオスです。
でも、美少女が1人でかわいく踊ってると思ったら、次の動画でゴツい野球部が真顔で同じやつ踊ってたら笑っちゃいません? そんな感じの面白さです。
「次は何が出てくるんだろう」「なんか面白いのないかな」って宝探し気分で見てしまうし、「私ならこうする」「やりたい」と自然に思うような、不思議な魅力をTikTokは持っている気がします。
最近ではTikTokをプロモーションに使う企業も増えてきてますね!
例えばサントリーは「ペプシお祭リミックス」として、芸能人やインフルエンサーがTikTokを使って撮影したダンス動画CMを作成したり、
「#ピーカーダンスコンテスト」では、NMB48のメンバーがサントリーの新商品「南アルプス PEAKER」のプロモーション用ダンスを踊ってTikTokに投稿し、さらにその楽曲を踊って投稿したユーザーの中から「推しTikToker」を選ぶというPRイベントをしたり。
\#ピーカーダンス 公開✨/
8/21、1都10県先行発売 #南アルプスPEAKERビターエナジー と #NMB48 がコラボ!
あの名曲ピークがピーカーver.に⁉人気アプリTikTokでみんなもダンス#コンテストに参加 しよう😊🎶
詳細、多数の豪華ムービーを特設サイトで公開中👇🏼t.co/nz9WHEFCEO pic.twitter.com/z50IxCoJmS— SUNTORY(サントリー) (@suntory) 2018年8月16日
また、電子コミックサイト「めちゃコミック」は「#めちゃコミダンス」としてCMソングに合わせたダンスを制作し、人気のTikTokerに踊って投稿してもらう方法でプロモーションを図っています。
🎶 tiktokのめちゃコミダンスで踊り初め!!🎶
2019年のスタートを #めちゃコミダンス ではじめよう💃💃💃
みんなもぜひ踊ってみてね〜🙌💓 t.co/nofUTIadH5— めちゃコミック(めちゃコミ)[公式] (@mechacomic) 2019年1月1日
ほかにも多くの企業がTikTokを使って「ユーザー参加型」のプロモーションを実施しているようです。
TikTok自体の広告にもユーザーの実際の投稿が使われていて、「ウザい」と一時期評判でしたよね。
TikTok内では「#広告で有名になりたい」というハッシュタグをつけて投稿すればTikTokの広告に使われる可能性があるため、有名になりたいTikTokerたちが日々ハッシュタグとともに動画を投稿しているわけです。
もしTikTokで企業のCMソングが動画の「元ネタ」として流行れば、中高生や人気TikTokerがすぐにマネして投稿してくれるので、何もしなくても一気に拡散されて宣伝になりますよね。
(ただし、企業が作ったダンスや楽曲がダサいと誰も真似しないのでけっこう難しいというのも事実。)
SNS全盛期世代の若者は「個人でもネットで有名になれる」ということを既に知りつくしているので、企業のプロモーションやCMに使われることに対しても「有名になれるじゃん!」というポジティブな受け止め方をする人がわりと多い気がします。
そういう意味で、TikTokは若者とうまく連携した「楽しい広告」を作れているのかもしれません。
ということで、現役女子大学生目線から長々とTikTokを使った感想や分析をお伝えしてきましたが……ぶっちゃけTikTokの良さはやってみないとわからないなと思いました!!
「若い人に流行ってるんでしょ? よくわかんないけど」という方はぜひインストールしてタイムラインを適当に眺めてみてください。なんとなくわかってくると思います。
「TikTokの広告うぜえww」と思ってるだけの私みたいな若者たちよ、まずは1回やってみてほしい。思ってるより楽しいから。マジで。
※これだけベタ褒めしていますが、この記事は決してTikTokの提供でお送りしているわけではありません。
TikTokは本当に無限の楽しみ方があります。よかったら動画を作って遊ぶだけでも1度やってみてください! きっと感動するから!
それでは!