まず正しいSEOとは、Googleのロジックを押さえたSEOです。
大ざっぱにいえば彼等は以下を重要視します。
・正しく情報設計され、正しく内部リンクが張られているサイト
・ユーザー望む情報が正しく掲載されているサイト
・1ページ1キーワードのサイト
・正しいHTMLで記述されたサイト
・被リンク(特に同一業種のサイトから)が多いサイト
いわゆるホワイトハットSEOと呼ばれていますが、Googleが好む施策を行っていれば間違いはありません。
一方で間違ったSEOとは、テクニックにおぼれるSEOです。
もう最近は聞かなくなりましたが、自社サイトをマウスでクリックし続けると上位表示されるというものもありました。
これは明らかに間違いです。
またブラックハットSEOと呼ばれる施策もあります。
主なものは被リンク購入ですが、これはGoogleが好む施策を無理やり実施する方法で、恣意的な作業です。
Googleはこういった恣意的な操作を大変嫌っていて、発見されるとペナルティをくらいます。
ホワイトハットSEOだけでは上位表示は難しいと思われますが、正しいキーワード&競合調査と、情報設計ができればそんなことはありません。
実際、丸山のクライアントの多くはホワイトハットSEOだけで上位表示を実現できています。
一部、ビッグキーワード系を狙う会社ではどうしても業者などに依頼する必要があるかもしれませんが、本当にブラックハット系のノウハウに手を染めるリスクを冒すべきかどうかは検討が必要だと思います。
以上のことを踏まえて、人それぞれで定義や意味合い、また思い入れが違うのがSEOです。
マーケティングに長けた人間は、コンバージョンに結びつかないSEOを無意味だと考える傾向があります。
ところが、一般的には、わかりやすい順位の上昇をSEOの効果だと思う節があります。
また、コンバージョンに結びつかなくとも、アクセスアップだけで喜ぶ人達もいます。
従ってSEOの正しい効果測定というのは存在しておらず、人それぞれで定義が違うSEOの結果に対し、何をレポートしていくべきか、という人に依存した測定をすべきだと考えます。
ただし、本質的な意味合いでは、コンバージョンに結びつくSEOを考えるべきですし、その観点で計測をするべきだと考えています。
[回答日:2012年2月9日]