【プレミアム】リニューアルに向けて一言「お金を稼ぐ方法」(前編) FavoriteLoadingあとで読む

: 丸山 耕二
3月1日よりプレミアムメンバーサービスがリニューアル。経営力を身につけられる講座にするため、個別コンサルティングがメインになる予定です。 冊子では「稼ぐ力の強化」にフォーカスしていたことをお伝えしましたが、このウェブ上の連載では、もっと直接的な「お金の話」をしたいと思います。前編の今回は「投資」について。

プレミアムメンバーの皆さんにはお伝えしていましたが、3月1日よりプレミアムメンバーサービスがリニューアルされます。

冊子のコラムにも書いたように、経営力を身につけられる講座にするため、個別コンサルティングがメインになる予定です。

今回のこのウェブ上の連載は、その冊子のコラムの補足として、2回にわけて、アナザーストーリーといいますか、別の角度からみたお話をお届けしたいと思っています。

お金をもっと稼ぐ方法

冊子では、ウェブ通がずっと「稼ぐ力の強化」にフォーカスしていたことをお伝えし、経営力を身につける重要さをお伝えしました。

とはいえ、もっと直接的に稼ぐ方法というか「お金を増やす方法」はありますよね。 特にこれから重要だと思うのは下記の二つです。

  • 投資
  • 副業

今回はダイレクトに「お金の話」をしたいなと思います。きっと冊子で書いた内容がより具体的になるし、皆さんを勇気付けられると思うからです。

前編の今回は「投資」について。 次回の後編では「副業」について触れます。

投資

お金の授業がない日本

アメリカにはある投資の授業が、日本にはありません。

しかしピケティが「21世紀の資本」で示したように、今や世界では、生産活動による収益率よりも、資本による収益率、つまり投資活動の方が儲かりやすいことがわかっています。

これはゲームのルールのようなもので、投資した方が勝ちやすい(つまりお金が増えやすい)のであれば、お金は投資市場に流れやすくなります。

なのに、私たちは学校でも投資を習わないし、学校を卒業しても勉強すらしなかったり、怖くて手を出さないようになっています。

これではお金を稼ぐという面で大変なハンデを自ら背負っているようなものであり、少なくともゲームのルールを知らないと負けやすくもなってしまうので、大変もったいないです。

そこでまず投資を知ることは、お金を稼ぐことを考える上で極めて重要です。

投資って何?

投資とは、将来的に資本を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指します。平たくいえば、「将来的に儲かりそうな何かを今のうちに買う」ということですね。「儲かりそうな何か」は、国債であったり、株であったり、不動産であったり、はたまた自己投資であったりします。

対になるのが消費で、例えば「パーッとカラオケで遊んだ」というのは一般的には消費です。

投資に悪いイメージを持つ人は、働かずに儲けるのがよくないとか、失敗して資産が目減りするのが怖いということも多いでしょう。

しかし、実は安全だと信じたい貯金も、放っておけば将来価値が自然と減っていきます。

なぜかというと、基本的に今の日本政府というのはインフレにしようとします。インフレになるということは、お金の価値がどんどん下がっていくということです。

この話をすると、いつも政府のインフレ政策が成功するわけではないと指摘する人もいるでしょう。

その通りなんですが、後述するように、そもそも時代によって、お金の価値はまるで数字のゲームのようにさまざまなファクターで変化していきます。別の表現をすると、そんなあやふやなお金なんてものを信じて貯金だけをしていては危ないです。

ここでお金の正体を簡単にまとめておきましょう。

お金って何?

お金をシンプルにいうと「国の信用を数値化した共同幻想」です。みんなが価値があると信じるから通用する紙(数字)であり、みんなが信じなくなったら文字通り紙切れ同然になります。

ジンバブエドルがハイパーインフレで、紙幣が数万枚ないとトイレットペーパーにすら交換できなくなったという、冗談のような本当のニュースを知っている人も多いのではないでしょうか。幻想が成り立たなくなると、本当に価値がなくなるのがお金です。

では、なぜみんながこの共同幻想を信じているかというと「このお金を発行している団体(国)は永久に存在し、無茶なことはしない」と信じているからです。

ですので、ひとたび紙幣の過剰供給など無茶なことがあるとジンバブエのようになりますし、過去を遡れば日本も例外ではありません。

お金の価値を消費者物価指数(お金で買えるもの)でおおよそ計算してみると、戦前から現在で比べても、1万円の価値は以下のように変化しています。

■1万円の価値の変化(※1)

1934年頃(戦前) 約1700万円
1970年(オイルショック前)約3万1千円
1985年(バブル期)約1万1400円
2015年(基準) 1万円
2018年(去年) 約9800円

この結果を事前に知っていたなら、戦前には貯金なんかせずに1万円を銀座の土地にでも変えておけばよかったと思う人も多いでしょう。 1934年当時の銀座4丁目交差点付近の土地は実勢価格で1坪6000円〜1万円くらいだったみたいです(※2)。現在は1坪1億円をこえていますので、その差1万倍以上ですね。

※1出典:総務省統計局
▼戦前基準の物価指数 www.stat.go.jp/data/nenkan/back64/zuhyou/y1705000.xls
▼消費者物価指数(CPI) www.stat.go.jp/data/cpi/
※2出典:銀座不動産豆知識 株式会社 小寺商店 www.kodera-realestate.co.jp/chisiki.htm

投資が本当に意味するもの

先ほどさらっと土地にでも変えておけばなんて話をしましたが、この話は示唆に富んでいます。

誰もがわかるこの話ですが、そもそも資産家という人達は、常にお金の価値なんて信じていないので、お金を別のもの(別の通貨や土地や株券や金など)に変換し、リスクヘッジや上手な運用をしながら、トータルの資産を守り、増やしています。

何にお金を変換するかというと「将来的にもなるべく価値が保全されるか、増えそうなもの」に変換します。これは先ほどの投資の定義と一緒なのですが、なにか別のものに見えてくるのではないでしょうか。お金は、お金を停滞させずに、上手に使ってくれるところに流れます。

少し話が飛びますが、2015年頃から「フィデューシャリー・デューティー」という言葉が金融界隈で使われるようになっています。この言葉は「受託者責任」を表すのですが、要は「銀行は顧客のためにまっとうなことをすべき」という意味で使われています。

どういうことかというと、失われた20年において、銀行は自分達がリスクを取りたくないので、顧客が損をしやすいような金融商品を作り出し、言い方は悪いですが顧客を騙すような形で、顧客のリスクで利益を生み出そうとしてきました。そういうのを止めようということです。

基本的に投資というとすぐリスクだ、怖いとイメージする人がいるかも知れませんが、そうではありません。日本円の価値の目減りや、銀行の不誠実な金融商品のように、長期的にみて本当のリスクとは何かについてもう少し勉強していかないと、意図的かどうかに関わらずカモにされることもあるというのが実態です。

実際、日本が成長しないのは、長期的な目標を見据えてリスクをとるトップが少なく、安定しようとした結果、逆に長期的にクビを締めてリスクが増大したという状況で、まるで末期の江戸幕府みたいです。

しかし、金融庁もトップが2015年に森長官に変わって以降、2018年に退任するまでの間に、先のフィデューシャリー・デューティーの提唱やフィンテックの推奨など、かなり大なたを振るって、改革への弾みをつけました。ひょっとすると、これから日本は今までにない金融の変化を迎えるかも知れません。

まさに開国前夜。このような変革期ですから、ぜひ金融については少しずつでもよいので勉強して知識をつけていきたいところです。

金利&複利の力

あと、投資を語る上で外せないのが金利の力と複利の力です。複利とは、利子にもまた利子がつくことです。

仮に毎年3%ずつお金を複利で増やせるとして、最初に100万円いれて、あとは毎月2万円ずつ貯金したとしたら、30年後にいくらになるかわかりますか?(途中で利益を確定させずに非課税で計算します)

正解は約1400万円です。利息受け取り時に税金が120万円くらいかかるので、手取りで1280万円になります。

仮に一般的な貯金(単利0.12%、課税対象、利息は貯めておく)で計算すると、約830万円になります。1280万円と830万円なので約450万円の差がでますね。

ちなみに貯金はたいてい単利です。単利とは利子には利子がつかないこと。とはいえ、毎月積み立てをすれば、元本は増えていき、さらに放っておけば利子も元本に組み入れられますので、元本はますます増えます。あれ複利と一緒じゃないの?と思った人は良い視点ですが、違いがあります。それが税金です。貯金でいう単利の場合、毎年課税になります。これがなかなか痛い。

貯金の単利(税金の差)を感じるために、仮に同じ金利の3%の貯金(そんなのないですが)で計算してみると、約1250万円になりますので、複利1280万円と比較して約30万円ほど違います。仮に税金を無視した複利なら1400万円貯まっているわけですから、どちらにせよ税金がなかなか痛いことがわかると思います。

最後に本当の単利の悲しさを計算してみましょう。もし利息をお小遣いとして使ってしまった場合(文字通り単利になります)、利息が何%でも使ってしまうので関係なく、30年後の積立額は820万円になります。

これが金利、および複利の力の差で、長い年数をかけると、たった数%だったとしても、かなり大きな差になってきます。毎年、同じ額を貯蓄するにしても、お金を少しずつ増やそうと思うかどうかで、30年後の結果がえらく変わってくるのです。

やっぱり貯金が安心な気がする?

ひょっとすると、先ほどの1万円の価値の変遷をみて、バブル期とそんなに変わっていないなら、やっぱり貯金は安心なんじゃない?と思った人もいるかも知れませんが、この考えも危険です。

実際には1985年に1万1400円だったものが約30年で9800円にまで落ち込んでいます。そこで仮に30年後に同じくらい1万円の価値が落ちるとして、貯金のメリットを計算してみましょう。

現在の金利を単利0.1%として、1万円を貯金したとします。30年後には利息がついて10,305円になります。ところが、30年後、10,305円の価値はインフレによって8858円になっています。つまり貯金した結果、1140円くらい損をしています。これを利回りで計算すると、貯金は、安定して毎年-0.38%のマイナス金利がつく金融商品を買っているといえます。

当然、複利で3%増やすということは、貯金と違い投資の勉強も必要ですし、結果的に元本割れのリスクがある商品を意図的に選ぶこともあるでしょう。

ただ、先ほども書きましたが、日本円がインフレになる確率は極めて高く、かつ銀行が潰れても元本も1000万円しか保証されない時代だと考えれば、結局、貯金もリスクのある金融商品と考えることもできますし、最終的にどのリスクをとるかの選択であるともいえます。逆にいえば、お金を上手に活用する時代であるとも言えます。

先ほどの「土地にかえておけばよかった」ではないですが、やはり世の中は変化しますから、自分で考えて少しずつ行動していきたいものです。そして、常に資産家ほどお金は信頼せず、投資をしているというのが実際なのです。 (理由は明白で、価値があるものを残そうと考えた時、常に時代によって操作されてきた幻想の数字より、現物や人に投資した方がよいに決まっているからです)

もし興味が出た人がいれば、ぜひ投資の本を読んでもらったり、身近に投資家がいれば話を聞いてみると良いと思います。

信頼の力

さて、投資について最後のテーマは「信頼の力」です。

投資というのは、将来的な価値を信頼できる何かを選ぶ作業です。 土地、国債、株券、外貨などどれを選べばよいかは様々ありますので投資の本に譲るとして、ここで問題にしたいのは信頼という言葉です。

ここでいう信頼とは「自分の生命や尊厳を脅かす確率が将来に渡ってとても低く、かつ将来に何らかの金銭的もしくは感情的メリットをもたらしてくれそうだ」と感じるものです。信用は過去、信頼は未来の話ですね。

未来に確実なものはありませんが、一つだけ、自分が生きている間に100%永続し、信頼に足るモノがあります。それは自分自身です。境遇はコントロールできませんが、自分の中身だけは未来に渡ってコントロ−ルすることができます。

少し目線を変えて、こんどは投資先を探している資産家側を想像してみます。

資産家がもともとお金を信じないとして、では何を買おうか迷うのは一緒ですよね。

基本的に不動産などは固い商品ですが、固ければ固いほど、大化けするというのは考えづらく、また不動産は売りづらい時もあります。税金もかかるので、何か他の投資先を探したいとします。

すると、一つ、将来的に大化けする可能性を感じるものがあります。それが「人」です。もし信頼に足る人がいるならば、その人に投資すれば、将来的にものすごく儲けてくれたり、お金ではない何かを返してくれるかも知れません(人が集まって行動する場合、それは株券とよばれます)。

もうおわかりですよね。

みんな、信頼できる投資先を探しています。

これを実現できるのは「人」か「モノ」だけです。そして日本円のように「信頼できないかも知れない人」が運営するものは、やはり投資先としてリスクがあります。信頼できる「人」を求めてお金は動きます。

ウェブ通の読者の方であれば既にそう思っていると思いますが、つまり「信頼される人になる自己投資」が、何よりも固い投資先です。

少なくともマイナス金利にはなる確率はほぼ0で、かつ下手をすると複利3%なんてくだらないくらい稼ぎます。

実際、私は30歳くらいまで貯金がほとんどなく、全て自己投資でした。でも、たぶんその後に取り返せています。

そして私のまわりでうまく言っている人は、みんな自己投資をしていますし、日経新聞の調査でも、読書量と年収は比例するという結果が出ています。有名な投資家ウォーレン・バフェット氏も「究極の投資先は自分」と言ってはばかりません。投資先が自分というのは、自分が生きている間、かなり高確率で勝てる投資先になります。

一点だけ、信頼の意味は間違えないようにしましょう。 くどいようですが、ここで言う信頼とは「自分の生命や尊厳を脅かす確率が将来に渡ってとても低く、かつ将来に何らかの金銭的もしくは感情的メリットをもたらしてくれそうだ」と感じる「人」か「モノ」のことです。

副業のススメ

ホリエモンが常に口酸っぱく「これからはお金より信頼の時代だ」「これからは個人の時代だ」と言っているのをご存知でしょうか?

彼の発言は賛否両論ありますが、彼の未来予測はだいたい当たっていて、かつお金を知り尽くした人だと私は思っています。

その人が「これからは信頼の時代だ」といっているのは、何も煙に巻こうとしてるのではなく、未来を見据えてリスク判断した時に、むしろ自分じゃなくてお金を信じるのは危ないよと伝えているのだと感じています(というか実際にそう言っている)。

では、個人に信頼をつけるのが重要だとして、何から始めればいいのか。

その一つとして、とても魅力的なのが副業だと私は思っています。

副業禁止のところであったとしても、ご存知のように今はネット一つで稼げる時代です。実際、ウェブ通のあびる講師は会社員時代にアフィリエイトで稼いでのちに起業されています。

アフィリエイトで毎月1万円稼げない人が99%と言われますが、私が関わったサイトで、毎月1万円も稼げなかったことは一度もありません。

やってみた感想としては、ウェブ担当者通信のプレミアムメンバーなら、成功確率はかなり高いのではないかと思っています。

かつ日本政府や世の中の流れをみても、副業推奨の方向に動いています。

そこで、後編の次回は、副業について、何からはじめて、どうやったらうまくいきやすいのかについて触れたいと思います。

丸山 耕二
この記事を書いた人: 丸山 耕二

ウェブ担当者通信の発起人。
株式会社ウェブジョブズ代表。
コンサルティングの他、ウェブ担当者教育などにも力を入れ、株式会社インプレスビジネスメディア社の運営するウェブ担当者フォーラムにて「誰もが受けたい!アクセス解析5 分クリニック」を連載。
著書に無料でできる! 世界一やさしいGoogle Analytics アクセス解析入門(秀和システム)