タイガーウッズの復活から感じるシンプルさ FavoriteLoadingあとで読む

: 事務局
丸山のお盆コラムです。「タイガーウッズの復活」から感じたシンプルなお話を一つ。お盆の緩いコラムですので、内容はあるような、ないような。

丸山のお盆コラム

今はお盆。ウェブ担当者通信はお休みです。
僕(丸山)は、映画をみたりゴロゴロしたり、はたまた仕事をしたり、お墓参りに行ったり、犬の散歩に行ったりして過ごしています。

そんなゴロゴロしていた数日前、朝テレビをつけると「タイガーウッズ 1打差」という全米プロの中継が目に飛び込みました。

時々メルマガでも触れていますが、僕はゴルフ(下手ですが)が好きです。
好きが高じてとうとうサイトを作ってしまったくらいです。
レジャーとしてのゴルフを広めたい!Caddy(キャディ)

そんな僕は、ついつい、テレビにかじりつきました。

今年になって復活した「タイガーウッズ」

ご存知の方も多いかも知れませんが、タイガーウッズはあのスキャンダル(セックス依存症)以降、ずっと低迷していました。

昨年のマスターズにも出ていましたが、スコアは散々。眉毛はへの字に下がってしまい、見る影もないくらい。林の中からボールを打った時に木の根っこをたたいて「アウチッ!」と手首を痛めていた姿をみて「ここまで落ちぶれると神様の罰としか思えないな」と思ったくらいでした。

そんなウッズが、今年になって、ゴルフの4大大会で優勝争いをするくらいまで復活しているのです。

さすがにテレビの前の僕も興奮し、応援しました。

結果は圧巻のプレーをみせたケプカが優勝しましたが、タイガーは堂々の2位。最終18ホールをバーディで締めくくった姿に、観客からは惜しみない拍手が沸き起こっていました。

優勝者をたたえた「タイガーウッズ」

さらに今回はドラマもありました。
18番ホールを終えて優勝を決めたケプカがクラブハウスに戻ってきた時、先にラウンドを追えていたタイガーが真っ先にかけより、抱擁を交わしたのです。

タイガーが自分を打ち負かした相手をたたえるなんて、未だかつてなかったことです。
後輩をたたえる姿は「タイガー2.0」と言われ、「タイガーも大人になった」と多くのゴルフ関係者をおどろかせました。

クラブをたたきつけた「タイガーウッズ」

しかしここまで書いていてなんですが。
タイガーがまだ優勝争いをしていた16番ホール。ドライバーでまさかのミスショット。
その直後、タイガーはドライバーで地面をたたきつけていました。完全に大人げないです(笑)。

美談や「復活」という話があると、人は大きく変わることを期待するものですが、そうではない部分もあるみたいです。

でも、まぁ嫌いになれないのがタイガーのすごさですね。
「タイガーは、子供でも覚えられる名前なのがすごい(※)」なんて解説者が言っていましたが、言い得て妙。
タイガーという名前からも、見ている我々にいろいろ感じさせてくれる、やはりスターなのでしょう。

※タイガーという名前は元々はお父さんがつけたニックネームですが、今は正式なミドルネームになっています。

すごくシンプル

同じ時期、大塚家具の不振というニュースがありました。
こちらはさすがに経営の話。いろいろな論客が経営の分析をしているのを見ました。

内部留保のなんちゃら、ファンドがなんちゃら、株がなんちゃら。

でも、私はそれら多くの頭の良さそうな経営分析系の話にはあまり共感できません。

そんなことより、好きか嫌いか。
それくらい単純な感情の総和が人間の世の中を動かしている。シンプルにただそれだけな気がします。

タイガーの復活からわかるように、好きも嫌いも、出せる結果や振る舞いも日々移り変わるもの。
だから何事にも波がある。

シンプルに大塚家具は、いろいろな感情的要素から読み解いた方が良い気がします。

そのように考えると、今の激変する(といわれている)時代に何をすべきか、というのは、もっとシンプルになるのではないかと。

どんな企業も、人も、変化する世の中で、人に対し、自分に対し、今何をするのか。ただそれだけ。
タイガーの復活劇と、それに対する僕たちの反応が、普遍的でシンプルな真実を語りかけてくれていると感じます。

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この記事を書いた人: 事務局

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