平成28年(2016年)4月1日から「障害者差別解消法(正式名称:障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)」が施行されました。内閣府サイト内で法制度についてまとめられていますが、障害者による円滑な情報の取得・利用・発信のための情報アクセシビリティの向上等において合理的配慮を的確に行うための環境整備に努めることが求められています。
そこで今重要視されているWebサイトのアクセシビリティ対応からの問題です。
「role=”banner”」と属性を追加するとそのエリアがバナー領域であることを示すことができるなど、HTMLにさまざま要素を追加することで従来の意味を補強できる規格のことを何というでしょうか?

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答え
正解は【2】WAI-ARIAです。
WAI-ARIAとは、HTMLに様々な要素を追加することで従来の意味を補強できる規格です。要素が示す役割を明確にするためのrole属性を使用することで、HTMLに対して意味付けを行うことが可能になり、スクリーンリーダーなどの補助デバイスに対してよりアクセシブルなHTMLを提供できるようになります。
HTML5.1は2016年9月に勧告が予定されています。
セマンティック・ウェブとは、Webサイトで記述された情報の意味をコンピューターが分かるように規則に従って記述することで、コンピューターが効率よく情報を処理できるようにする構想のことです。
【2016年04月(vol.52号)JavaScript & jQuery講座より】