今の問題はグズグズ言わずにやる、先の問題はじっくり考える FavoriteLoadingあとで読む

: 森野 誠之

【メルマガコラム】次のアナリティクスは「わかりやすさ」が武器 | メールマガジンコラム | お知らせ | アナリティクス アソシエーション (a2i.jp)

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画像:Pixabay

「今」のアナリティクスが終わっていないのに「次」と言われても・・・って思うかも知れませんが、次を知って今の仕事をするとのそうでないのとは雲泥の差なのでちょっと先も見ておきましょう。

今のアナリティクス

「アドバンスセグメント」や「マルチチャネルファネル」、「タグマネージャ」、「BigQuery Export」など、重要なアナウンスがありましたし、そのころ自分が書籍を書いたり、Googleアナリティクスの中の人になったりと、それぞれの新機能発表の前後で何をしていたのか思い出すことができます。

このあたりでいきなり何ぞや?となる人も多いはずです。

ここをクリアするには勉強するよりもやってみるしかありません。既に手法もノウハウも公開されていますので、ちょっと調べれば手を動かすことはできるはずです。

手を動かすのは自社サイトは簡単に触れないので自分のブログなどが適してます。アクセス解析をやっている人は必ず自分が自由に触れるサイトを持っています。ここで試行錯誤を繰り返すんですよね。これをやらずにアナリティクスは身につきません。

格安サーバーなら年間で1万円もいきませんので、それぐらいの投資はしておきたいところです。また、今のアナリティクスは関連書籍もたくさん出ていますので、どれがいいの?という前に買ってみると良いですね。何もせずに何かを得られるわけではないですし、私も手当たりしだい本を読みましたから。

とにかく「今のアナリティクス」の段階の人たちは既に公開されている手法をどんどんこなすことです。道のりは分かっているのでやるだけ。

次のアナリティクスその1

今後を考えた時、一つ目は「複数の道具の活用」が必要になってきます。一言で言えば、今までの「アナリティクスツール」という単体のイメージのままでは、ユーザー=顧客を描き出すために全然足りない、ということが言えるでしょう。

今のアナリティクスはデータの塊を見て何かを見つけ出そうという流れで、次のアナリティクスはデータの塊の中にある「個」を見ていく流れです。

顧客データベースと連携したり、Google アナリティクスではないツールを入れたりと目的に応じて拡張していかないといけません。

データは蓄積されていないと使えませんので、「今のアナリティクス」段階の人たちはここを見ながらデータを整備していくと良いですね。特に顧客情報を整備しておくことをおススメします。基本的データが整備されていると何かと便利ですので、年賀状のために使うのではなくて他のツールと連携することを考えておきましょう。

ここはWeb担当者の人たちと総務・人事との連携が必要です。相互理解に時間がかかりますので早めに着手を。

次のアナリティクスその2

アナリティクスのプロジェクトが、企業としての「総力戦」になっていくことだと思います。
これまで、一人二人の「スタープレイヤー」と道具があれば、それなりに結果を出せていた世界は終わりを告げ、組織をどう構成してデータに立ち向かっていくか、その点が肝になってきます。自社内の人材だけで、すべてを解決できないケースがほとんどでしょうから、外部の伴走形のコンサルとの連携、外部サービスの効果的な活用が、鍵を握っていくと思います。

ポイントは外部スタッフとの連携です。

書かれているように自社で完結はできませんので、自社にあったスタッフを探して考えを合わせて仕事を進めることが当たり前になってきます。

ここも信頼関係を築くのに時間がかかりますし、そもそも人を見つけるのにも時間がかかります。

探そうと思ってから動いては遅いので、来年にはこうなっていないといけないから今のうちから外に出て知り合いを増やしておく、といった動きですよね。

「人」は誰もが悩む問題ですので常にちょっと先を見て継続的に対応しておきたいところです。

今はやるしかない、次は準備をする

やることはとってもシンプルです。

今のことはやるだけ。

できないとか分からないとか知らないではなくて、やる。

次に備えるには情報を収集して今から準備です。

こちらは時間的な余裕が多少ありますので考えなら進めていきましょう。

次に備えないとずっと今が続きますのでツライだけ。

来年の今頃に楽をしたければ、「今」苦労しましょうね。

あとがき

3日後、1週間後、半月後、1か月後・・・。

ちょっとずつ先を考えて動けるように。

流れに追いつくまでは根性ですw

森野 誠之
この記事を書いた人: 森野 誠之

運営堂 代表/愛知大学非常勤講師
お膝元である愛知県を中心に地方のWEB運用を熟知し、主に中小企業を中心としてGoogleアナリティクスを利用したサイトの分析、改善提案やリスティング広告を用いた集客改善など、サイト運営の手伝いを行なっている。最新情報を抑えながら地方かつ中小企業向けのノウハウをわかりやすく説明できる数少ない人物。
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