Web担当者がやるべきたった一つのこと FavoriteLoadingあとで読む

: 森野 誠之

Web担当者の仕事って何でしょうか?

Webサイトの更新?注文や問い合わせの増加?SEO?リスティング広告の運用?

いろんな答えがありますが、私はこれだと思います。

Web担の仕事はマネタイズ。才能を活かしてモチベーションアップする心得 | 企業ホームページ運営の心得 | Web担当者Forum

タイトルのまんまですね。稼ぐこと。

会社から給料をもらっていて広告費だったり制作費を使っているわけですから、その分は稼がないといけませんよね。払う側の立場に立てばすぐに分かることです。稼ぐためにSEOなどの手段があることを忘れずに。

稼ぐための方法は記事中に書かれていますので1つだけ引用します。

Webにおいて文章の重要性は言わずもがな。文章を書くことが得意ならば、それは戦力と同義です。会社の業務や取り組みを、粛々と紹介し続けるだけでも「会社案内」になりますし、ブログやオウンドメディアを開設して人気が高まれば、業績に貢献することは言うまでもありません。

書けるなら書く、描けるなら描く、話せるなら話す、できることをやるだけです。

自分の得意なことをWebに反映させることは簡単な時代ですからね。

好きなことや才能を活かして、会社に貢献できるのがWeb担当者なのです。そしてその貢献を会社が認めたならば、待遇に直結、すなわち自身の「マネタイズ」に成功します。自分の才能をキャッシュに直結できるのは、タレントやクリエイターを除けばWeb担当者だけ、とは言い過ぎでしょうか。

言い過ぎな感はありますが、好きなことを活かして貢献して自分も幸せ、この流れに乗りたいところです。

Web担当者がやるべきたった一つのこと

画像:フリー写真素材ぱくたそ

「Web」って概念を持つから狭くなる。

「Web」という言葉があると「Web」で何でも解決しようとしてしまいがちですが、そこにとどまっていると視野が狭くなって自分の能力が発揮できません。

人間はリアルの社会で生活していますので、Webだけで全てが完結するわけではありません。ほんの一部がWebであってたまたまそこに来てくれた時にどうするのか?を考えるわけです。

だから外の世界を見ることがWebの知識を増やすことよりも重要。

Web担当者はサイト運営だけしてればいいのか? スターバックス長見氏の信じるWeb担当者の力 | 【レポート】Web担当者Forumミーティング 2015 Autumn | Web担当者Forum

スターバックスでどういう人材を採用したいかといえば、WebのUI/UXやシステムの知識だけでなく、マーケティングやビジネスの力、さらには時代を読む力を持つ人が望ましい。

さすがスタバさんハードルが高い。うちみたいな小さい会社関係ないですね・・・と思ったらダメ。自分に置き換えたらどうなるのか?を考えましょう。

幸いなことに続きがあります。

とはいえ、これらすべてについて100%の力を持つ人は存在しない。そこで、

スタートはどこからでもいろんなことに貢献できるようになろうとする姿勢が欲しい(長見氏)

最初に紹介した記事とつながりましたね。

自分の好きなことで貢献できるようになること。

これです、これ。

貢献とはマネタイズであることは言うまでもありません。

金がないからできないと言っても進まない

コンテンツマーケティングに予算の大小は関係ない、B2C・B2B・地域密着型のオウンドメディア事例 | Web広告研究会セミナーレポート | Web担当者Forum

大企業の担当者さんの話なので自分事として捉えづらいですが、上に書いたように自分に置き換えてみましょうね。やっていることは置き換えづらいですが考え方は自分ごとにできそうです。

菅氏はNECのWISDOMも試行錯誤しながら大きくなり、注目されていったと話し、コンテンツマーケティングは予算の大小は関係なく、小さなところからでも始めていってほしいと、パネルディスカッションをまとめた。

紹介した二つの記事と同じですね。

自分の好きなことで貢献できるようになること。

もうこれしかありません。

自分の好きなことを会社でやっていいのか?という疑問。

そりゃありますよね。

給料ももらっているし、他の社員の人たちはまじめに働いているし、会社のルールも守らないといけないとなると、どうしても自分を抑えがちになってしまいます。

その解決策の一つがここに書かれています。

「世の中と自分におかしなことを体験させて、いつも興奮していたい」【デイリーポータル Z ウェブマスター 林雄司さん】 – はたラボ ~働くコト研究所~

言わずと知れたデイリーポータルZの林さんのインタビュー記事です。ご存知ない人は記事中のリンクから林さんの記事を読んでみてください。

こんなことばかりやっていて大丈夫なのか?って思いますよね。

処世術が気になります。

――「アイツ、朝いつも来ないな……」と思われながらも、社内的な黙認を勝ち取るにはどうすればいいんでしょうか。

「愛想よく、言うこと聞かない」ことですかね。「朝来られないわけないじゃないか」って言われたときに、「はい、本当は来ようと思ってるんですけど、どうも……」みたいに。せめて人当たりはよくしたいとは思っています。

確かに人当たりがいい人には怒りづらい。

――社内でのポジションを確立する方法としては、やっぱり何かしらプロジェクトを成功させるっていうのがあるのかなと、林さんを見ていて感じたのですが。

それもそんなにアピールはしないんですよ。アピールすらしないって、もっとヒドイ話ですけど(笑)。

ただ、テレビに出るとか圧倒的な目立ち方をすれば偉い人も知るので。あとメディアに取り上げられると社内で回覧されるんですけど、そういうところにちょこちょこ名前が入っているので、自分でアピールとかは恥ずかしいからやらないですね。

成果が分かるようなアピールは控え目(というかしない)。

まさに自然体ですよね。

まとめ的なもの

林さん言葉を引用します。

――林さんご自身はこの先、DPZに限らずどんなことをやっていきたいですか?

特にないです。あんまり先のこと考えるとなんか、ねぇ。長期的なこと考えるのも無理があるというか、わかんないし、そのときに一番やりたいことをやっていれば、いつの間にか違うところに辿り着いているんじゃないかなと思います。

多分そのとき一番やりたいことが、成果というか、力が出せることなんですよ。「将来俺は金持ちになる、そのためにMBAを取得しよう」なんて全然やる気がしないじゃないですか、そんなの。ストーリーを立ててもモチベーションは上がらないけど、一番モチベーションを上げられることをしていれば目標もできるんです。

自分の好きなことをやって貢献する、を体現されています。

知らず知らずのうちに自分で勝手に制限をかけてしまっていてはこうはなりません。

自分ができることを素直に表現していけばいいだけのことです。

それでダメなら自分が至らないだけなので努力するしかありません。

努力が自然とできるようになること、これがポイントなんでしょうね。

あとがき

点を線にするって記事を覚えてますか?

まず点を増やすこと。線と面にするには自分次第 | ウェブ担当者通信

今回のコラムは点である記事をまとめて線にしました。

点を作ったら(見つけたら)それがどこかにつながらないかを考えましょう

意識しないと線になりません。

森野 誠之
この記事を書いた人: 森野 誠之

運営堂 代表/愛知大学非常勤講師
お膝元である愛知県を中心に地方のWEB運用を熟知し、主に中小企業を中心としてGoogleアナリティクスを利用したサイトの分析、改善提案やリスティング広告を用いた集客改善など、サイト運営の手伝いを行なっている。最新情報を抑えながら地方かつ中小企業向けのノウハウをわかりやすく説明できる数少ない人物。
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