企業担当者のためのインスタ活用総まとめ
ソーシャル担当者の「知りたい」に全部応えます!
田中千晶 著
発行: KADOKAWA
発売日:2016/10/17
若年層を中心に利用者が増加しているInstagram(インスタグラム)。世界5億人、ニールセン調査によると日本においても2016年利用者数が1,000万人を突破しています。
本書は、Instagramを企業のマーケティング活動に活用するためのさまざまな知識を解説した入門書です。
アカウント開設からスマホを使った写真撮影のコツ、運用体制の構築まで解説した企業担当者のためのインスタグラム入門書になっています。
また、キャンペーンの実施方法、広告出稿の手順まで、豊富な事例を解説しています。
世界5億人以上が使う超人気SNS・Instagram(インスタグラム)の公式アカウントを使ったブランディング、ファンの育成はもちろんのこと、投稿キャンペーンによる認知拡大、広告出稿による集客まで網羅。
それぞれ国内外の事例を交えながら成功のコツを紹介しています。
中小企業や個人事業主など、リソースが少ない場合でも担当者がスマホを使ってすぐに始められるのがインスタグラムマーケティングのいいところ。
アプリの操作、ちょっとした写真撮影のポイントも解説し、考えるだけでなく即実践できる1冊です。
2016年8月に国内提供が始まったばかりのビジネスツールについても紹介。
ビジネスツールを使うことで、スマホアプリから広告を出稿したり、反応を確かめたりできます。
専用サイトで読者登録すると、本書のすべてのページをPDFにした「まるごと1冊PDF」がダウンロード可能。
電子版を買わなくてもタブレットでも読めます。
・Instagramを企業がどのように活用したらいいか悩んでいる方
・他のSNSとの使い分けに悩んでいる方
・戦略的に発信するコンテンツを考えたい方
「Instagram(インスタグラム)はリア充のおしゃれ女子たちがやるSNS」という固定観念にとらわれているおっさん女子なので、イケてる写真素材になるかっこいい商品を販売しているECサイトとか、おしゃれ女子が好きそうなカフェなどリアル店舗とか、撮影できる商品を持っているところしか企業マーケティングとしてインスタグラムは成功しない、と思っていました。
ところが本書を読んでみて「物理的な商品がなくてもできるんだ!」と目からウロコでした。
たとえば、NTTグループ(@nttgroup_official)は電話や自社のロゴを写真の題材にし、フォトジェニックでレトロな雰囲気を上手に醸し出して人気を集めていたり、eメールマーケティングのメールチンプ社(@mailchimp)は社内風景や従業員イベントのワンシーン、おもしろ動画などの投稿で人気を集めているそうです。
直接的な商品がない企業でもできるInstagramでの集客やブランディングを行うための工夫するポイント、他のSNSとの使い分け、魅力的なコンテンツの見せ方、など、Instagramを使ったことがない初心者にとても分かりやすい書籍でした。
1-1 Instagramの基礎知識と企業活用3つの方法
1-2 マーケティング戦略の策定
1-3 アカウントの方針とコンテンツテーマの策定
1-4 企業アカウント運用の体制を作ろう
2-1 Instagramのアカウントを作ろう
2-2 Instagramアプリの使い方を覚えよう
2-3 フィルターを使いこなそう
2-4 Instagram写真撮影の基本
2-5 「いいね!」が増える! 上級投稿テクニック
2-6 #ハッシュタグを使いこなして投稿を拡散
3-1 キャンペーンの企画パターン
3-2 キャンペーンの実施手順と成功のポイント
4-1 Instagramに出稿してみよう
4-2 Instagram広告の出稿方法
田中千晶
大学在学中にソーシャルメディアを活用した収益化マーケティング会社・株式会社アントで働く。マーケティング支援の書籍や連載などの出版活動、全国各地での講演活動を数多く実施。IT文化の振興とUNIX/Linux文化の楽しさを伝える「TechLION」のレポートブログを担当。アメリカ、中国、ロシア、タイなど海外でのクライアントワークの支援を強化するために、定期的に渡航し情報収集や交渉を行っている。現在は、株式会社BES代表取締役を務める。
アスキー・メディアワークスは、KADOKAWAのブランドカンパニーのひとつです。「電撃」「アスキー」「魔法のiらんど」の3つのブランドを軸に、エンターテインメント分野を中心とした事業を展開。出版を基盤に、ウェブ・モバイル、電子書籍、アプリ、映像、音楽、グッズ、ゲーム、イベントなど、メディアを超えてコンテンツをプロデュース。