コンセプトダイアグラムでわかる
〔清水式〕ビジュアルWeb解析
著者:清水誠
出版社:KADOKAWA
プロデュース:アスキー・メディアワークス
発売日:2015/3/18
企業でデジタルマーケティング関連業務に携わる担当者。
特にWeb解析業務に取り組んでいる担当者は、ビジネスを図化した「コンセプトダイアグラム」による独自分析指標の作り方、Excelでグラフを作るTipsなど、すぐに役に立てる事ができます。
楽天でアクセス解析を全社展開、米Adobeでツールの改善・普及に努めた清水誠氏が提案する「ビジュアルWeb解析」の全貌を初公開。清水氏が手がけた事例をもとに、要件定義からレポート作成までの流れを具体的に解説。
ビジュアルWeb解析の肝となる「コンセプトダイアグラム」の描き方も詳しく解説。顧客の行動や気持ちの変化、コンテンツや施策を図で整理することで、マーケティングの戦略や立案、チームの意思統一にも活用できます。
上司やクライアントを説得できる正しいグラフ作成のテクニックや、運用負荷を軽減するレポート作成方法など、今日から使えるノウハウが満載。
コンセプトダイアグラムに必要な要素「ユーザー」「ユーザーの気持ち」「ユーザーの行動」「コンテンツ」のシール付。粘着が弱まるまで何度でも貼り直しながら検討し、精度の高いコンセプトダイアグラムが作成できます。
本書の購入者限定でPDF版をダウンロードできます(要会員登録)。もう自炊や電子書籍を買い直す必要はありません。
本書には、細かいノウハウがたくさん入っていますが、特に届けたいノウハウは、Webサイトを通じてユーザーが望み通りに変化しているか「分析」し、関係する担当者に「共有」するためのレポート作成までの「流れ」です。
なお、本書には解析ツールの使い方はほぼ掲載していません。「分析に入る前の準備」に役立つ内容になっています。
2011年6月から2013年7月、WebProfessionalで連載していた『清水誠の「その指標がデザインを決める」』の書籍化を進めている中で、清水氏から「コンセプトダイアグラムの本にしませんか」とお話をいだだき企画を大幅に変更。5章には、ナポレオンの遠征が登場するなど、連載とは違った魅力の面白い本が誕生しました。
まずは、一読して内容を把握し、手を動かしながら読み、実務に活用いただければ幸いです。
1-1 図で考え、図で伝えることがチームを鍛える
2-1 売上2.7倍!地ビールメーカーのリニューアル戦略
2-2 新規客とリピーターのWeb利用を設計する
2-3 用意すべきコンテンツは図から見えてくる
2-4 サイト改善の実績をExcelでアピールする
3-1 ビジネスを図で表せば上司と顧客が味方になる
3-2 誰でもコンセプトダイアグラムは描けるようになる
3-3 ビジネス別コンセプトダイアグラムのサンプル
4-1 ビジネスの指揮権は追いかける指標を決める人にある
4-2 ユーザーの行動を指標で把握しよう
4-3 どこから来たか、どこを見ているのかの違いを気にしよう
4-4 改善アクションから指標とディメンションを決める
4-5 指標の使われ方を考えてレポートを設計しよう
4-6 コピペ率や購入チェック率などの自作指標
4-7 分かりやすくてカッコイイレポートをExcelで作る方法
5-1 表や折れ線グラフを加工するときのヒント
5-2 ダッシュボードデザインの原則
5-3 ビジュアライズを助けてくれるツール
5-3 図の威力をナポレオンの遠征で感じよう
1995年国際基督教大学教育工学科修了。インハウスとコンサルタントの両方の立場で各種組織のデジタル化を推進し続けて20年。ユーザー視点(UX/IA)とIT活用(ツール/データ)を上から下からアジャイルに進めるスタイルが得意。
凸版印刷や外資Webエージェンシーでは情報アーキテクチャの分野を開拓しつつ大手企業へのWebコンサルティングを提供。ウェブクルーでは開発・運用プロセスの改善、日本アムウェイでは印刷物のデジタル化とCMS導入、楽天ではアクセス解析の全社展開、ギルト・グループではKPIの再定義とCRMをリード。2011年に米国で就職し、デジタルマーケティングソリューションの品質改善と活用促進に取り組む。任務完了後、2014年に帰国して独立。企業のデータ活用サポートや執筆・講演に力を入れている。
株式会社電通レイザーフィッシュCAO(Chief Analytics Officer)。Adobe Analyticsユーザー会「eVar7」共同創始者。2013年Web人賞受賞。
アスキー・メディアワークスは、KADOKAWAのブランドカンパニーのひとつです。「電撃」「アスキー」「魔法のiらんど」の3つのブランドを軸に、エンターテインメント分野を中心とした事業を展開。出版を基盤に、ウェブ・モバイル、電子書籍、アプリ、映像、音楽、グッズ、ゲーム、イベントなど、メディアを超えてコンテンツをプロデュース