自分のコラムを振り返って思うのは、積み重ねが一番楽だということ FavoriteLoadingあとで読む

: 森野 誠之

売りたい時だけブログを書いても売れない

あなたは大丈夫? 何年やっても「基礎・基本」が身に付かない理由|粕尾将一

golf

いきなり引用です。

逆に自分がそういうブログを見る立場だとしたら、売りたい時だけ宣伝されても・・・ねぇ・・・。ってなりますよね。あ、僕の場合はですけどね。

いきなり結果を出す場合もありますが、殆どの場合継続的に結果は出せません。今回は良かったけど、次はどうかわからない。これでは仕事になりませんよね。

実はこの考え方自体が的外れ。つまり、いきなり結果を求めるのは遠回りで、実は基礎基本を習得するほうが近道なんです。

一発屋芸人と呼ばれる人達は瞬間的に持ち上げられて、急激に消えていきます。彼らには「一発」を当てる爆発力はありますが、それを継続させる力がなかったのです。

いつもやっていて、自然にできることで仕事が上手くいくのが一番楽な方法です。急に特別なことをするから上手くいかない。

「平常心」という言葉がありますが、まさにそれですね。

さて話しは変わって、このまとめ。

このまとめはちょうど3年ぐらい前の2012年2月末から始まっています。その時の冒頭の文章はコレ。

先週はウェブマスターツール関連のニュースがいくつかありました。特にGoogleからの警告文が届くので定期的にチェックしたいですよね。

これだけ・・・。
しかし、これを書くだけでもかなり悩んだ記憶があります。

2年前の2013年2月にはコラムっぽいことを書いてました。
桃太郎なんだから奇策ではなく正攻法で攻めてほしかった

桃太郎市のキャンペーンで観光客は呼べない。地方の税金は有意義に使われているか。 | More Access,More Fun!
www.landerblue.co.jp/blog/?p=5329
地方の自虐マーケティングというか悪ノリについて | smashmedia
smashmedia.jp/blog/2013/02/003932.html

皆さんご存知だと思いますが先週はこんなキャンペーンがありました。
そして、紹介した二つのブログで書かれているのは話題になって観光客が来るの?ということです。

香川県の「うどん県」、広島県の「おしい!広島県」が出た後にこういったことをしてどれほどの意味があるのでしょうか?
どれだけ話題になっても人が来なかったら意味がないですよね。

SEOもリスティング広告もアクセス解析もソーシャルメディアも同じです。
やること自体に意味はなく目的を達成するための手段であること忘れてはいけません。
この手段でいいのか悪いのか?という根本的な問いかけしてみましょう。

(余談)
桃太郎市アクセス増、いたずらか 実質は10分の1、岡山市 – 山陽新聞ニュース
www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013020107420117/
カウンターってこういうネタのために存在するんですけどねぇ。

そして昨年の2014年2月はコレ。
安く買えればいい?高く売れればいい?

「安ければ安いほどいい」と考えるお客が、結局はソンする理由(横山 信弘) – 個人 – Yahoo!ニュース
bylines.news.yahoo.co.jp/yokoyamanobuhiro/20140129-00032081/

営業の立場からするとこう考えるのは分かりますが、
買う側からすれば高く売られたらたまらないという思いがあります。

売る側は、
『私は営業コンサルタントですから、営業に年間目標を達成させるため「できるだけ高く販売できる」よう指導します』
と考えていますので、たとえ30万のものでも買う側の予算が50万と分かればそれに近い金額で提案するでしょう。
うちの商品は30万なので50万もかからないですよ、と言いません。

これが買う側に不信感を抱かせるんです。

売る側がこうだと分ければ予算なんて口にしませんし、
「どうせ乗っけてるんだろ」と思うから値切り交渉をします。
自然な流れですよね。

このように値切り交渉をお客さんのせいにしている限り状況は変わらないでしょう。

状況を変えるには営業がコストだと考えることからだと思います。
営業をせずにコストがかからなければ、料金が下がる=スムーズに受注できる可能性が高まるということですね。

では全く営業をしないのか?

そんなことはないです。

営業しないわけにもいきませんので、どうやって効率よく営業をするかを考えます。

一番良い方法は今やっている仕事を評価してもらって、リピート受注するか紹介をしてもらうことですので、
日頃の自分たちの活動に中に自然と営業の要素を組み込んでいけばいいですよね。

どうするかはとてもシンプルで「お客様にどうすれば喜んでもらえるのか?」を考えるだけです。
ここを基準に考えていけば自分たちのやることが決まっていきます。
社内(自分も)を変えていくことが営業になってくるんです。

自分たちの都合を「交渉」で押し通そうとするから無理が生じる。
相手の都合に合わせていけばスムーズに流れる。
(何でも言うことを聞け、ということではないです)

営業とは売り込むことではなくて信頼してもらうこと。
こう思うだけで社内の全ての人が営業活動をすることができますよね。

自分たちはどう見られているのか?どう見られたいのか?
常に外の目を意識してみましょう。

長い・・・。

そして、2015年の2月は短めにおさまるように努力中です。

変遷を見ていくと、いきなり長い文章を書けるようになったわけではなくて、徐々に書けるようになってきたことが分かりますよね。

今になって振り返るとこの3年ってあっという間でした。毎週のコラムを書くのは大変でしたけど、そんなものは書いてしまえば忘れてしまいます。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざの通りです。

毎日・毎週・毎月、ちょっとしたことを考えながらやることができるようになる唯一の方法です。そして、それが一番楽チン。

やった方がいいけどやっていないことがあればそれをやってみてください。

三日坊主でもいいので断続的に続ければきっとできるようになるはずです。

あとがき

継続が苦手だという人に最も簡単な解決方法を。

それは、毎週のコラムを書く仕事を引き受けること(笑)。

森野 誠之
この記事を書いた人: 森野 誠之

運営堂 代表/愛知大学非常勤講師
お膝元である愛知県を中心に地方のWEB運用を熟知し、主に中小企業を中心としてGoogleアナリティクスを利用したサイトの分析、改善提案やリスティング広告を用いた集客改善など、サイト運営の手伝いを行なっている。最新情報を抑えながら地方かつ中小企業向けのノウハウをわかりやすく説明できる数少ない人物。
運営堂 www.uneidou.com/
Facebook 運営堂 www.facebook.com/uneidou.fb
Twitter @uneidou twitter.com/uneidou