先週の土曜に中日-広島戦を見に行ってきました。
広島の強さを見せつけられた試合でしたが、やっぱり優勝しそうなチームは勢いが違いますね。
というわけで、今週は元中日の山﨑武司の記事から。
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リストラにあった俺がホームラン王になれたワケ 山﨑武司(中日ドラゴンズ → オリックス・ブルーウェーブ → 東北楽天ゴールデンイーグルス他) WEDGE Infinity(ウェッジ)
「真っすぐだけなら、170キロだって打てる」。プロに入っても、その自信が揺らぐことはなかった。3年目には2軍でホームラン王と打点王を獲得し、自信は膨れ上がる一方だった。
「あの時の俺は、完全に本能だけでやっていた。だから、人の話は聞かなかったし、そもそも聞く耳すらなかった」
山﨑はこれを、「成長が遅れた原因」と振り返る。
自信を持つのは良いことですが過信はダメ。
じゃあその差はどこにあるの?と言われてもその時にはわからないはずです。失敗して初めて分かるものですから。
失敗するためにはどうするのか?
「周りの反応がガラリと変わった。皆、自分をホームラン王として扱う。妙なプレッシャーを感じ、〝来年も30本くらい打てたらいいや〟って、どこか守りに入っていた」
それは、初めての感情だった。自信に満ち溢(あふ)れた男がその称号を手にしたとき、それは守らなければならないものに変わった。
歩みを止めた瞬間に上手くいかなくなります。
いや、今までと違う感覚になった時と言えばいいでしょうか。
いつもと違うことを考える、周りの言葉遣いが変わる、などなど。
「一度クビになって、ちゃんと人の話を聞こうって気になっていた。だから、聞くことができた」
野村監督の指導は次第に野球へとシフトしていく。
失敗すれば人の言うことを素直に聞くことができます。失敗して失うものがなくなったった時と言えばいいでしょうか。
「野村監督の教えは、実はすごくシンプル。例えば、三振したのならその根拠を考えて、頭を整理しろ。それでダメなら、練習しろ。練習してもダメなら、野球を辞めろ。単純なことだけど、これですごく楽になった」
何事もこれだと思います。
自分の能力の限界を知るということ。
人間は変わることができますが、すべて変わるなんて無理。適性を知ること。
「野村監督ともっと早く出会っていればもっと打てたって言う人もいるけど、それは違う。若いときには、何を言われても耳を貸さなかったと思う」
ただこれだけは若手に話している、と言って付け加えた。「人の話を聞く重要さには、早く気づいた方がいい。そのほうが、早く稼げるから」。
最初に戻ります。
がむしゃらにやって壁にぶつかって、どうしようもなくなれば話を聞くことができて、そこからまた成長します。
伸びる人と伸びない人がいるのではなくて、伸びようとする人とそうではない人がいるだけのことです。
伸びるかどうかは自分次第。
向いてないなら辞めた方が良い。
他に向いているものがあるはず。
でも、その前にそれをやり切ったのか?と考えること。