Web担としての業務内容取りまとめ |会社員 Advent Calendar 2014 10日目 – YATのBLOG
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いや~、ウェブ担当者の人って大変なんですね、と改めて思った記事です。
実際の業務が分かっていないので憶測ですが、ウェブ担当者さんが仕事を抱えすぎることのリスクについて書きたいと思います。
・特集ページの作成、ランディングページの作成。(デザイン~コーディング)
・GoogleAnalyticsによるサイトの解析。
・WebマスターツールやGRCを活用したサイトの順位チェック、バックリンクチェック等
・リスティングの運用
・必要に応じてJavaScriptやjQuery、PHPによるプログラミング
・新規サイト立ち上げ時のディレクション
それぞれでスペシャリストとして成り立つぐらい専門性が高いにもかかわらず、一人でやるというところで大変さが分かります。一人でやることで効率が良くなるメリットもありますし、いきなり全部ではなくて徐々にやっていくことでこうしたこともできるようになるんでしょうけどね。頑張ればできてしまうという部分と外注してコントロールする手間を考えるとやってしまった方が早いということもあるのかなと。
しかし、規模が小さければ一人でできるんでしょうが、規模が大きくなってきた時にどうするのか?、異動や退職があった時にどうやって引き継ぐのか?、という疑問が出てきます。また、得手不得手はあると思いますが特定のジャンルでスペシャルではないので、例えばリスティング広告だけを伸ばしたい!となった時に手詰まるようにも感じます。
リスティング広告についてこのように書かれています。
キーワードの選定を行って、運用をするんですが、最近ずっと運用は外部の提携会社にまかせてました。レポートを受け取って、「もう少しコンバージョン上げてください」とか、「CPAもっと下げたいです」とかっていうやりとりをする感じで。でもそれだと社内にノウハウが溜まらないなという事に直結するので、来年ぐらいからまた社内運用にし、僕がやることになります。
よくある流れですがここはちょっと違和感があります。
社内でやった時に積み重ねるノウハウって外の人に聞いたら一瞬で解決することってありますよね。その時間とコストを考えると社内でやったからといって必ずしも良いとは限りません。運用だけ任せるのではなくてノウハウも教えてくれるところを探すことで問題が解決しますので、上手くいかないからと言って簡単に社内に戻すのではなくて、常に良いところを探し続けることが大切ですし、良い人が見つかったら深く付き合うことも大切です。
常に探しているといざという時にすぐにお願いできるんですが、探していないといざという時に八方ふさがりになってしまいますので、リスク管理という観点からも選択肢は多く持っておいた方がいいでしょう。
一人担当だったり社内だけで考えているとどうしても発想が偏ってしまいますし、思い切ったことをしようと思っても過去の失敗などに引きずられてしまいます。また、他社の事例を知らないのでデータを見ても良し悪しがつきづらくなってしまいます。
コストとスピードを考えると今はこれがベストかもしれませんが、ちょっと先を考えた時には上に書いたように手詰まり感が出てきますよね。
それを回避するためにはやはり外の力を借りるしかありませんので、現状の仕事の1/3~1/4ほどを外注すると良いと思います。管理する手間もあまりかかりませんし、上手くいかなかったときにも切り替えやすいですし、何かあっても社内に戻すことができるからです。
自分(自社)の強みと弱みを分析し、どの分野で外の力を考えるのかを決めていくことで、その部分が鍛えられますので広く浅くではなくて狭く深くお願いすると良いですね。
この意識を持つと日々の業務に違いが出てくると思います。
自分が動くのではなくて、周りを動かす。
周りを動かすことができれば今より大きな規模の仕事をるすることができますし、自分が不在でもある程度は回るようになります。今後の会社と自分の成長を考えていくと、ここにたどり着くと思いますので、マネジメントの手法を勉強していくと良いでしょう。
内容はちょっと古いですがこの本がおススメです。
Amazon.co.jp: Webディレクション標準ガイド プロジェクト始動からサイトの設計・構築まで
amzn.to/HszfyW
日々の業務をこなしながらもちょっとだけ先を見てみましょうね。
光陰矢の如し。
ちょっと早いと思うぐらいがちょうどいいです。