「頑張り」によって失う時間はあまりにも大きい FavoriteLoadingあとで読む

: 森野 誠之

長い期間かかる仕事などをマラソンに例えることがありますよね。

42.195kmの長い旅とかです。
(今は男子であれば2時間ちょっとで走ってしまうのでそんなに長くはないかもしれませんが)

そのマラソンですらゴールがあります。
もっと長い距離の100kmを超えるウルトラマラソンも存在しますがゴールがあります。

marathon

画像:Pixabay

ゴールがあればそれに向かって準備をしますし、勝負なので駆け引きもありますし、ペース配分を決めます。
入念な準備と緻密な計算があるわけです。

さて、皆さんは何かしらのゴールを決めていますか?

決まっているようで決まっていない人が多いのではないのでしょうか?

午前中にやること、今日やること、今週やること、今年やること、寝る時間、などなど、ゴールに設定できることはたくさんありますが決まっている人は少ないでしょう。

頑張りすぎる人ほどここが曖昧です。

永遠にゴールすることのないマラソンに出かけちゃうんです。

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大半の人が、スケジューリングの段階から大きな勘違いをして仕事に取り掛かっています。締め切りという言葉への典型的な誤った考え方は、次のようなものでしょう。

・見積もりはあくまで見積もりでしかなく、予定どおりに仕事が進むとは限らない
・締め切り目前に、徹夜でも何でもして頑張ることが大切
・それでもどうしても締め切りに間に合わなかった場合は、その段階でスケジュールを変更してもらうしかない

心当たりがありますよね?

42.195kmのマラソンなのに50kmだと最初から思っていて、それは60kmになると思っているし100kmになると思っている。
そして、それに対応することを「頑張ること」だと理解している。

これがダメ。

頑張りはある目標に向かってなされるものです。
目標のない(というかコロコロ変わる)頑張りは徒労でしかないです。

まずはゴールを決める。

そこからです。

育児と仕事の両立に関しては、家庭によっていろんなバランスがあると思うので参考にはならないかもしれませんが、子供たちの「今」を逃さないように接していきたいですね。だいぶん時が過ぎてから「あの時、もう少し一緒にいてあげればよかったな」なんて思ったって戻ることはできません。後悔は先に立たないのです。

だから、今を大切にしながらできることをやっていくしかない。(結局、行き着く結論は毎回同じなんだけど、毎回忘れてしまう。)

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無駄な「頑張り」によって失う時間はあまりにも大きいです。

あとがき

自分でコントロールできないから仕方がないというのなら、自分がコントロールできることだけやればいいです。

できないことはできないと言う、たったそれだけです。

言いたくなければ努力してできるようになること。

「できるようになる」というゴールを設定すればいいだけです。

何事もシンプル。

森野 誠之
この記事を書いた人: 森野 誠之

運営堂 代表/愛知大学非常勤講師
お膝元である愛知県を中心に地方のWEB運用を熟知し、主に中小企業を中心としてGoogleアナリティクスを利用したサイトの分析、改善提案やリスティング広告を用いた集客改善など、サイト運営の手伝いを行なっている。最新情報を抑えながら地方かつ中小企業向けのノウハウをわかりやすく説明できる数少ない人物。
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