SSL対応した方がSEOに良い、これ自体は間違いではありません。
しかし、劇的な効果があるわけでもないですし、SSL対応すると順位が下がることもありますし、実際にそうなってしまったWebサイトを見たこともあります。
また、SEOの目的だけで導入するものではありません。
なんでこんなことになってしまうんでしょうね?
答えは簡単「何も考えていないから」です。
「何も考えていない」と言ってしまうと言い過ぎなので「正しいかどうかを考えていない」とすれば良いでしょうか。
物事をうまく進ませるには、上手く進むために何をするかを考えるかと、上手く進まない理由を取り除くことです。どっちか片方だけではダメです。両方やること。
これをやれば上手くいく、なんてことはないですから。
SSL対応する場合は、この2ページを必ず見ておきましょう。
HTTPS でサイトを保護 – Search Console ヘルプ
support.google.com/webmasters/answer/6073543?hl=ja
URL の変更を伴うサイト移転 – Search Console ヘルプ
support.google.com/webmasters/answer/6033049
HTTP→HTTPSの変更はドメイン自体はそのままなのでURLの変更が無いように思いますが、
HTTPとHTTPSは別物なのでURL変更に該当します。これを知らない人が意外と多いです。
それ以外にも「HTTPS / TLS を使用する際のよくある誤り」に書かれていることは起こり得ることなので事前に読んでおいて、自分のWebサイトの場合はどうなのかを詳しい人に確認しておきたいところです。
ここを読んでも具体的にはどういったことなのか、というのは分かりづらいですからね。
当 Blog を SSL 対応させたので手順や修正が必要になった点などをまとめ | WWW WATCH
hyper-text.org/archives/2015/06/my_blog_ssl.shtml
自分でやる、ということではなくて、実際にやってみた人の情報を集める、ということです。
この記事に加えてこちらも読んでおきたいです。
ブログの完全HTTPS化を完了、HTTPからHTTPSへの移行プロセスを共有 | 海外SEO情報ブログ
www.suzukikenichi.com/blog/what-i-have-done-to-switch-my-blog-to-full-https/
この2記事を読んでみて意味が分からなかった人はSSL対応しない方がいいですね。もしくは理解できる人に頼むかです。
このあたりは見逃しがちなので制作している人に確認しないと怖いです。
それ以外で外部から読み込んでいて問題になったものには下記があります。
YouTube の動画埋め込み (古いもの)
Flickr から画像を読み込んでいたもの (古いもの)
Amazon から読み込んでいた画像
ソーシャルボタンの読み込み
コメントシステム (Livefyre)
アフィリエイトバナー (A8 さんとかバリューコマースさんとか)
すごい昔の記事で読み込んでた外部リソース
○○をする、と聞くと行動に移すことだと思っている人が多いですが、そうではなくて「やってみようと思う」ことが行動の第一歩です。だから調べることも○○をするに含まれます。
熱が出た時に百草丸を飲んでも良くなりませんし、激しい二日酔いだからと言って液キャベを10本飲んでも気持ちが悪くなるだけです。
何かをする時は、使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使いください。
キャベジンを飲んだら頭痛が治ったと言っていた友人がいました。
最終的には気分の問題かもしれませんな~(笑)。