理想的なウェブ担当者、理想的な上司と部下、イレギュラーなウェブ担当者 FavoriteLoadingあとで読む

: 森野 誠之

Web担当者のジョブローテや引継はどうあるべきか? ミツカンの加藤美侑さんに聞いてきた | Web担当者Forum
web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/08/20/17788

理想的なウェブ担当者

いやもう参りました。としか言えないぐらいの理想的なウェブ担当者さんですね。
こういった人を見ると頭が下がりますし、やっぱり仕事は楽しんでやるのが一番なのかな~って一人で納得してしまいました。

また書かれているようにウェブ担当者は「専門性の高い企画職」であると思います。

専門性が高くなってしまうのは、
業界の動きがや早くてそれについていかないといけないことと、
ある程度の経験(というか歴史を知っていること)が必要だからです。
企画職になってしまうのは誰もやったことがないことが多いためです。

ですので、「知的探求心が強くて決まりごとにとらわれない人」が向いているんだろうなと思います。

会社側は理想的なウェブ担当者が欲しければ、自由にさせてあげないといけないですよね。
自分が分からないことなのにあれやこれや指示を出したり、会社側で判断してしまうとやる気をそいでしまいますから。

こんなイメージなら上手くいくと思います。

理想的な上司と部下

側近データマンが語った“眞鍋流” – スポーツナビ
m.sports.yahoo.co.jp/column/detail/201408100002-spnavi

マネジメント力が高いと思うもう一つのポイントは、こっちが面白がるような“仕事の振り方”をしてくれるんです。
眞鍋監督は、「あれやれ、これやれ」という言い方の命令はほとんどしません。
「こんなん調べてみたらどうや」「こんな発想はお前にはないんか?」といった伝え方で、やってみたいという動機を促すというか、スタッフから生まれてくるのを待っています。
スタッフはあえて“バレーボール大好き少年”が集められているので、その私たちの心をくすぐるような声掛けをしてくるんです。

「知的探求心が強くて決まりごとにとらわれない人」に対して新しいアイデアを与えると、それがきっかけとなって一気に良くなるんですよね。
ただし、そのアイデアが単純な思い付きではなくて、知識と経験に裏付けされたものだからこうなるわけなのでそこにご注意ください。

IT経験のない上司の人がITの話をするとややこしくなるので、経営の観点からアドバイスとしてあげると良い方向に向かうと思います。
担当者は目先の変化に追い付いていくのに必死なので、時折遠くを見せてあげないと迷子になってしまいますから。

この二つの記事を読んでここを目指すのも良いと思いますが、レベルが高くてなかなか大変なのでちょっと変わったウェブ担当者の話も書きます。

イレギュラーなウェブ担当者

私のことなんですが(笑)。

以前にウェブ担当者っぽいを仕事をしておりまして、その仕事をしようと思った理由はただ一つ。

「誰もやっていないから」

です。

誰もやっていない仕事ってそれが良いのか悪いのかが他の人から判断しづらいので比較的自由に動けるのがいいところなんです。
型にはまった仕事は好きではなかったので自ら望んでこうしました。

また、多少関係ないことをやっていても真面目に働いているように見えますし、反対に真面目にやっていても遊んでいるように見えてしまいますから、
勤務態度などでは評価されずに結果だけで判断されるのも分かりやすくていいところです。
ネガティブなようなポジティブなようなよく分からない理由です。

そして、誰もやったことのない仕事を一人で始めるにしても、何をすべきかさっぱりわからないので周りの人に色々と意見を聞きました。
で、それを反映させていったんですよね。

やったのはこれだけですが、それなりに結果らしきものも出てきました。
理由は二つあって、くどいようですが「誰もやってないから」マイナスにならないことと、周りの人と話したことで円滑に進んだ、ということです。

専門性も高い企画力も知識も経験もなくても、やってみれば意外とどうにかなってしまいます。

まとめ

Webサイトを活用したいからウェブ担当者を採用するのは正しいように思えますが、世の中にそういった人はあまりいないのは皆さんご存知ですよね。

でも、新しいことに楽しんで取り組んでくれる人はいるはずです。

Webサイトの活用という新しいことをやるのであれば、それ以外の新しいことをやってもいいはずです。
「Webサイト」と限定してしまった時点で新しいことに対するワクワク感もなくなって、できないことの壁しか出てきません。

今までやったことがないのなら採用から思い切ったチャレンジをしてもいいですよね。

ちょっと視点を変えて人材を探してみてはどうでしょうか?

あとがき

実は円滑に進んだと思っているのは本人だけで、周りの人はそうは思っていなかったかも。

そこに気づかない鈍感力も必要じゃないか、と思った先週の1週間でした。

今週はこれまで。

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森野 誠之
この記事を書いた人: 森野 誠之

運営堂 代表/愛知大学非常勤講師
お膝元である愛知県を中心に地方のWEB運用を熟知し、主に中小企業を中心としてGoogleアナリティクスを利用したサイトの分析、改善提案やリスティング広告を用いた集客改善など、サイト運営の手伝いを行なっている。最新情報を抑えながら地方かつ中小企業向けのノウハウをわかりやすく説明できる数少ない人物。
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