作ってからではもう遅い、制作会社がサイトを作る前にやるべきこと
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9/27(土)はウェブ通のセミナーもありましたが私もセミナーを開催しておりました。
で、その時に感じたことなどを。
権さんからは見積もり哲学についてのお話でした。
重要なのは工数やページ数の見積もりではなくて成果を見積もること。
貢献>作業>費用
になっていないと意味がない。
クライアントの口座から自社の口座にお金を動かしている限り信頼もされない。
ウェブサイトを作るということはその向こう側に何らかの成果を出したいというクライアントの要求があります。
ということはその成果を出さないと満足してもらえませんよね。
制作会社だから作る。
これ自体は間違ってないと思います。
問題はなにをどうやって作るかということ。
そこを整理して要件にして業務に落としむことがお客さんのご要望です。
重要なのは成果がでそうかどうかということ。
競合だらけの業界に資金もなく参入しようとしているのであれば、
ウェブサイトを作っている場合ではなくてやめるように説得した方がいいかもしれません。
制作予算があっても集客予算を考えていないようであれば、
その話をして予算を伝えておかないといけませんし、そういったことが必要だと認識してもらわないといけません。
作りたい人がいる=作れば仕事になる=お金が入ってくる。
こう考えている限り前には進みませんのでちょっと先を見てください。
グランフェアズさんからは外部の複数のスペシャリストとどのように進めるのかといった話でした。
上に書いたように成果を出そうと思うと一つの会社ではなかなか難しいので、
そこに関わる人たちの意図をどう汲んでどう進めるのかを実例を含めて紹介されていました。
・アナリスト
・SEOコンサル
・ライター
・EC-cube(人じゃないけど関わるので)
この4人に事前にヒアリングし自分たちが成果を出すために障害になっていることをピックアップして、それを設計段階で解消しておくことでスムーズに運用まで進めるようになっています。
キーワードを考慮したサイト構造、成果をチェックするためのタグの設置、CMSでの記事追加と修正、デフォルトではないURLの生成等々・・・。
個別に見ていくとその分野の人で当たり前のことでも他の分野の人にとっては初めて見るものも多く、設計に反映させるのは大変だと思うのですがあとのことを考えるとここで苦労をした方がいいと思いますし、成果につながるんだと思います。
SEOやアクセス解析をやらないといけないと分かっているのであれば、
自分たちでやる前にその分野の専門家と一緒に仕事をしてみるのが早いはずです。
予算がないからできないと思うのであれば、投資だと考えて自社のお金から出しても最終的には回収できるでしょう。
くどいようですが成果を出すために、という観点から思考をスタートさせましょう。
設計段階で考えたことをチェックするだけなのでとても簡単ですね。
何を見ればいいのかは作る前にわかっているので、それを見るための設定をして、データを取って、良いか悪いかを見るだけ。
しかも、悪かった時にどうするのかも設計段階で想像がつきますので打ち手も早いです。
決められたことを決められた通りに進めるだけですし、レポートもいりませんので要点をまとめるだけの簡単なお仕事です。
ただし、GoogleアナリティクスであったりGoogleタグマネージャーに精通していて、SEOやリスティング広告の知識があることが前提なので初めての人がこれをやろうとしても難しいと思います。
目指すレベルはここだという意識をもって日々Googleアナリティクスなどの画面を見てください。
やったことがなければやってみる。
この繰り返しでしか成長できませんので、セミナーなどに参加した後は実行する習慣を身につけておきたいです。
やってみてわからないことが出てくれば、次に勉強するべきことが分かります。
もう一つは相手の意図を理解すること。
相手から何かを奪おうとしている限り何も変わりませんので、自分が何をできるのかを考えてみましょう。
ゴールは納品ではなく成果です。
専門分野を深く、それ以外は幅広く。
どっちか片方では上手くいきません。