成功は固有、失敗は共通である理由 FavoriteLoadingあとで読む

: 森野 誠之

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成功事例って何かと聞かれます

アクセス解析やSEOやリスティング広告など効果を求められる仕事をしていると聞かれるのが成功事例。
特に新規で問い合わせをいただいた時はほぼ100%聞かれます。

・今までで上手くいった事例ってどんなのですか?
・アクセス解析ってどうすると上手くいくんですか?
・何をしたら順位が上がりましたか?
・どのキーワードを入札したらコンバージョンが増えましたか?

知りたい側の気持ちからすれば「成功のレシピ」みたいなものがあって、
それを教えてもらえば上手くいくんじゃないか?と考えるからこうなるんですが、
話すことができる成功のレシピって基本的なレシピなので、
出汁の取り方や材料の切り方や下ごしらえのやり方的な誰でも知っているようなつまらないものになります。

やっている側からするとここがものすごく大切で上手くいかない時はここに問題があったから、
ということ知っているのでどうしても強調して話すことになりますが、
聞く側はそうじゃなくて・・・という顔をします。

さらに、味付けの部分をある程度は話すことができても、
サイトの状況や外部の環境や予算や人やその他の様々な要因でやることが変わりますので、
それを話したところで「それはうちではできないね」となってしまうことが多いんですよね。

タイトルにもあるように「成功はそれぞれで固有の要因」があります。

そして、その固有のものを見つけ出して施策に反映させて上手くいくようにするのが我々の仕事ですので、
やっぱりその人に即した成功事例を話すのはなかなか難しいです。

失敗しなければ成功する

成功するためには成功することをやる以外に「失敗する要因を取り除くこと」があります。

失敗にはこれはお決まりの失敗パターンがあったりします。
野村克也さんが言っていた(実際は剣談という剣術書が原典です)
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
というやつで、アクセス解析でいえば、タグ漏れ・設定ミス・影響度が少なくて労力の多い提案、などです。

これらの失敗は言い換えれば経験値であるので、実務経験がある人や日頃から試行錯誤を繰り返している人には多く溜まっているものです。
つまり成功している人ほど失敗経験値がたくさんあるということになります。
(もっとも、失敗と思っていない人たちも多いと思いますが)

失敗に関しては誰しもが通る道なのでそれを知っておくことである程度は失敗は回避できます。
しかし、100%回避することはできません。

大切なのは失敗した時にその事例を思い出して、
どうすれば収拾するのか?なんでそうなったのか?次に失敗しないためにどうするのか?
といったあたりの対応を素早くすることです。

やったことがなくて失敗するのは仕方がありません。
次にそうならないためにどうするのか?が分かれば一歩前進です。
成功は失敗の積み重ねであることを考えれば、
その一歩ずつの前進のスピードを上げれば成功がどんどん近づいてきます。

そして、数限りなく存在する失敗をどのように組み合わせるかで固有の成功要因が生まれます。
成功している人の多くは行動力がありますよね。

止まっていては失敗の数が少なく必然的に固有の成功要因が生まれづらくなります。
「上手くいかないな~」とか「誰か教えてくれないかな~」とぶつぶつ言っている状況がまさにそれです。

まとめ

失敗には全てにおいて共通な失敗からごく限らた条件での失敗まで幅広く存在します。
過去の自分を振り返って上手くいかなかったことや怒られたことを思い出してみてください。
それを改善していくことが成功への近道です。

上にも書いてあるように「成功は失敗の組み合わせです」。

あとがき

子供とオタマジャクシをとってきました。

私がとる時は慎重にこっそりと。
子供がとる時は見つけた瞬間に一気にとる。

とった数が多かったのは子供です。

グズグズ考えるよりも勢いで突っ走った方がいい時もありますね。

森野 誠之
この記事を書いた人: 森野 誠之

運営堂 代表/愛知大学非常勤講師
お膝元である愛知県を中心に地方のWEB運用を熟知し、主に中小企業を中心としてGoogleアナリティクスを利用したサイトの分析、改善提案やリスティング広告を用いた集客改善など、サイト運営の手伝いを行なっている。最新情報を抑えながら地方かつ中小企業向けのノウハウをわかりやすく説明できる数少ない人物。
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