結婚式場もAmazonで予約 ー 完全定額制の3プライスで挙式販売を開始、挙式までをタブレットでサポート | Shopping Tribe
「ワールドブライダルストア」では、ピーチリゾートでの挙式プランを完全定額制の3プライスで展開。費用や準備の負担を理由に挙式をしていない「なし婚」や、 再婚、 シニア婚を検討している人などを主なターゲットとして想定し、見えづらい挙式総額を明確にしたシンプルなプランで提供する。
価格は35万円・50万円・65万円を用意し、挙式・ヘアメイク・衣装費用のほか、値段によってフォトアルバムやDVDもセットにする。挙式以外には15万円のフォトプランも用意した。
地域や会場、スタイルから式場を探すことも可能で、海外挙式は、ハワイ・グアム・オーストラリア、国内は沖縄の式場を用意した。
この記事を読むと「Amazonは相変わらず何でもやるな~」と思いますよね。
結婚式場って、そこまで足を運んで、試食したり試着したり模擬結婚式を見たりと情報をたくさん集めてから決めるイメージがあるのに、ネットで決める人いるの?という疑問が浮かぶはず。
本当にAmazonさんはよく分かりません。
つい最近ではこんなのもありましたし。
Amazon、日用品をワンプッシュで補給できるハードウェア、Dash Buttonをリリース | TechCrunch Japan
こうして対岸の火事というか、自分には関係のないことだと思ってのんびりしていると、あっという間に自分の商売が終わってしまうかもしれません。
1年ぐらい前のこの記事を覚えている人は少ないでしょう。
「アマゾンで中古車を購入」は根付くか | 自動車 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
記事にはこう書かれています。。
現状、中古車販売では「カーセンサーnet」(リクルート)、「Goo-net」(プロトコーポレーション)と2大紹介サイトに存在感があるものの、両サイトはあくまでもネットの顧客を販売店へ誘導するのみ。楽天やヤフーなどでネット販売も行われているが、諸経費が含まれていなかったり、在庫状況がリアルタイムに反映されていなかったりするほか、多くは商談の窓口としての利用にとどまっている。
業界全体で見ると、中古車のネット販売は広がっているとはいえない状況だ。そもそも、1台1台状態が違う上に、さまざまな手続きが必要な中古車のネットで販売するのは難しい、というのが業界内での見方だった。
そりゃそうですよね。
上に書いた結婚式場と同じで見て買うもの、というイメージがありますから。私も懐疑的でした。
では、その後の流れはどうなったのでしょうか?
このニュースがあってから自動車のネット販売を注目しておりましたので、どうなったかを記事を紹介しながら見ていきましょう。
半年後にこれ。
プロトコーポレーションと中古車情報提供で業務提携、楽天オークション | ネットショップ担当者フォーラム
その2か月にこれ。
「ヤフオク!」でリアルオークション会場の中古車を販売 | ECモール | 通販通信 |通販業界の全てが見える情報サイト | 通販最新ニュース
今年の3月にはこれ。
ガリバー、中古車のオンライン販売強化へ…Yahoo!ショッピングで4月から | レスポンス
パーク24も中古車のネット販売に参入、カーシェアリング「タイムズカープラス」などの車両を展開 | ネットショップ担当者フォーラム
そして中古車をAmazonで販売してから10か月後にはこれ。
BMWが電気自動車をアマゾンで売るワケ | 自動車 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
どう見ても車のネット販売が進んでいるようにしか見えません。
今まで売れないと思われていたものがネットで売れてしまう時代です。
この流れを見ておきながら、うちの商売はネットに向いてないと思う人は相当のんびりしているか、相当高い参入障壁を持っているか、諦めた、のどれかでしょう。
今は今で頑張らないといけません。
しかし、その今が続くには未来を見ておかないといけません。
あり得ないことを考えて、それに備えて初めて未来が見えてきます。
先週の記事にも書いたように無駄なことが選択肢になります。
逃げ道と言ってもいいでしょう。
なんとなくヤバそうだと感じた時のために逃げ道を作っておいてくださいね。
こんな企業もありますから。
「ダイソーが来たらすぐに逃げる」という発想は見習いたい | cpainvestor.com
正しい行動は正しい現状把握から。
平和ボケしないように。