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衣袋 宏美
リサーチ&分析担当 2013-01-31 18:37:30
 問題   ヒント   回答数 
あなたは中小企業で、あるカテゴリーの商品(商品点数は少ない。直販はしていない)を紹介するサイトを総括する責任者です。

現在、サイト改善を行おうと考えています。

そこで担当役員から、同様の競合企業の「商品を紹介する」サイトに関する調査を行い、同時に自社サイトの状況把握、並びに改善策を検討するための材料を揃えるように指示されました。

定量・定性を問わず競合調査の手法を列挙し、内容も簡単に説明して下さい。但し潤沢な費用は掛けられません。

基本的には安価でできるものを挙げて頂きたいですが、余裕があったら、お金があった場合についても言及してください。
商品点数が少なく直販していないとは、例えばニッチな化粧品や、工業製品を紹介するサイトなどが考えられます。想定は何でもよいので、まずそのサイトを想像してみましょう。膨大な商品点数ではないことがポイントです。その上で、「サイト改善」につなげるために、「競合サイトの調査」及び「自社サイトの調査」を行うとしたら、何を見るか?という問です。 5

 

メンバーの回答一覧 お疲れ様でした!
※講師コメント詳細は冊子に掲載されています。

なるほど
票数
回答 講師コメント
1 kamino
◆安価にできる競合調査の手法
1.買う
 自分がお客になり、何か買ってみる
 買えば良い点悪い点がだいたいわかるから

2.サイトを調べる
 導線や検索対策などをチェックする
 良い点良くない点を参考にするため


◆お金があった場合の競合調査の手法
1.SEOなどの専門業者に調査を依頼する
 SEOの内部対策、外部対策を専門的に調べてもらう
 
 (衣袋 宏美)
ECサイトであれば、実際購入体験をしてみるというのが簡単にできるユーザビリティ・テストになります。ただこの問題では直販していない製品のサイトなので、リアルで買うとしてもそれは、あまりサイト改善には役に立たないかもしれません。 サイトを実際に調べるというところがその代替えとして有効ですね。自分では分かりづらい部分はお金があれば専門業者にお願いするというのも次善の策として有効だと思います。

0 丸田
以下4つを考えました。

(1)サイトの情報量(ボリューム)
(2)キーワードでの検索結果
(3)営業マンへのヒアリング
(4)簡易的なユーザビリティテスト

(1)サイトの情報量(ボリューム)
「WebsiteExplorer」のようなクロールツールを使って、ざっくりとしたコンテンツのボリューム感を比較する。
定量的な情報としては、ページ数、テキストの量。
定性的な情報としては、情報の深さと密度、コンテンツの偏り(製品ページはあるが、FAQがないなど)

(2)キーワードでの検索結果
こちらは「GRC」でチェックします。社名を含まない製品ジャンルのキーワードに注目して比較します。

(3)営業マンへのヒアリング
営業マンならば製品やライバル会社のことはよく知っているので、彼らにサイトを見せてどう思うか聞きます。

(4)簡易的なユーザビリティテスト
資料請求する、などのシナリオを設定し、自社の社員に使ってもらい、気づいた点や意見を聞きます。
できれば事務員など、製品についてよく知らない人に見てもらいます。

以上です。
 (衣袋 宏美)
コンテンツの量と質を調べるのは有効です。それもクロールなどある程度自動化して収集し、最低限は人の目で確認するということですね。それを自社の営業マンにやってもらうというのは有効でしょう。検索エンジンなどの登録状況についても同様ですね。

0 monmo
ニッチな化粧品を想像しました。
商品数は少ないので、安くたくさん売るのではなく、
商品の希少性やクオリティの高さをお客様に伝えていくサイトだと思います。

まずは、競合のサイトがどのような内容で構成されいるのかを調査します。
(製品情報と問い合わせフォーム・問い合わせフォームのついたランディングページのみ・情報サイトでファン育成もしている、など)
また、競合サイトを社内の数人(一般事務の同僚女性など)に見てもらい、見やすかったか?欲しくなったか?などのアンケート調査を行います。
その後、競合他社の広報・宣伝の方法を(PPC広告・女性誌・女性向け情報サイト・通販雑誌などヘ広告を出稿しているなどの目処を付けて)洗い出し、
お客様の気持ちをつかみ育てる仕組みができているかを調査します。
これらを具体的に説明する上で、数値的な資料として、サイトのアクセス数や、キーワード検索数、クチコミの数などを調べてみます。
 (衣袋 宏美)
競合サイトの内容確認と実際利用してもらった感想の他に、広告出稿状況の調査ですね。 定量的なものとしてアクセス数を挙げて頂きましたが、自社のアクセス解析の数値のことでしょうか。競合サイトのアクセスをネット視聴率のようなもので調べてみるということであれば、ネット視聴率は小さなサイトだと精度が低くなるので、ある程度大きなところが狙い目となるでしょう。 あとはクチコミの数を挙げて頂きましたが、これはどのようなツールを使うのかとか、目視で特定のサイトを見るのかとかある程度想定されましたでしょうか。

0 なべ
自分や同僚をテスターにして小規模なユーザーテストをします。
自社サイトに来るユーザーが行いそうなことを挙げて、ユーザーテストのタスクにします。
(タスク例)
・検索エンジンでの特定キーワードによる検索
・特定商品数点(主力商品や売れ筋商品など)のサイト内での検索
・特定商品数点(主力商品や売れ筋商品など)のコンテンツ、ページデザインの評価(写真のクオリティや説明文のわかりやすさなど)
・問い合わせフォームからの問い合わせに対しての回答(スピード、内容) など

自社サイトでユーザーが行いそうなタスクは、おそらく競合サイトでも行われるタスクになるので、
自他含めて全てのサイトで同じタスクを実行し、自他含め問題点(あるいは自他含め良い点)を抽出、課題設定、改善策の検討という流れを作るようにします。
 (衣袋 宏美)
検索エンジン調査、サイト内検索、コンテンツやデザインの評価などの定性的な視点を多数挙げて頂きました。定量的な視点があるともっと良かったと思います。問合せに対するスピードなどは面白い視点ですね。いわゆる覆面調査というもので、差し障りのない内容なら自社だけでなく他社にも行えるかもしれませんね。

0 嘉田
■想定したサイト
LED照明(蛍光灯など)を法人向けに販売しているサイト

■競合調査の手法
(1)「LED蛍光灯 法人」などのキーワード検索したサイトをピックアップし、
それぞれのサイトにどのようなコンテンツがリストアップする。

(2)主要と思われるキーワードでの、検索結果順位やリスティング広告出稿状況を調べる

■自社サイトの調査
(1)GAなどを使用して、CVにつながった流入経路を調べる。

(2)ヒューリステック調査を外注依頼する

(3)ユーザビリティテストを実施する
 (衣袋 宏美)
検索エンジン調査、広告出稿状況の調査を競合に対しては行い、自社ではヒューリスティックやユーザビリティテストを実施してみるということですね。製品紹介サイトだと何をコンバージョンにするのかが難しい面もあるので、コンバージョンに繋がった流入経路をサイト改善に結びつけるのは簡単ではなさそうですが。