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いちしま泰樹
アクセス解析担当 2012-02-29 20:14:49
 問題   ヒント   回答数 
あなたは、数百点の商品を扱うECサイトを運営しているとします。少人数で運営しているため、普段の運営業務に追われて、顧客データの分析まではなんとかやってみるものの、アクセス解析まではあまり時間を割くことができません。

顧客データや商品データの分析だけでもECサイトはなんとか運営が成り立ってしまったりするのですが、まずはサイトの現状把握として、短い時間の中でどういった数字の把握からしていけばよいでしょうか。また、どういった視点で見ていけばよいでしょうか。わかりやすく説明してください。
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※講師コメント詳細は冊子に掲載されています。

なるほど
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回答 講師コメント
4 okada
「何人きて何人購入したのか」を知り、それがどう変化しているのかを知ることがまずは重要かと思います。

時系列的に「良い方向」に向かっているのか、「悪い方向」に向かっているのかが知れたら、時間がかけられない状況での分析では十分かと思います。

「売上 = 客単価×客数×購入頻度」ですので、大きく「客数」と「頻度」を知ることが大事かなと。


■手順1:現時点での数字を把握

今時点の下記の数字を取得します。

-----------------
1.現時点での流入数(セッション/UU数)
2.会員登録コンバージョン数(率)
3.購入コンバージョン数(率)
-----------------

上記で定点的な「流入→会員化→購入」の数値が把握でき、直帰や離脱などの視点でどこに問題がありそうかは大きく確認できるかと思います。

ただし、これだけだと明確に「良い・悪い」の判断がつけにくいので過去データと比較します。


■手順2:フロー(変化を確認)

-----------------
1.手順1の流入、会員登録、購入を過去に遡って取得します。
2.それぞれの変化率を確認します。
3.それにより自サイトの大勢を知ることができるかと思います。
-----------------

このあと余力があれば、流入を経路別にみたり、登録や購入を経路別に見ていったり深堀りすればよいと思います。

一番重要なのは「比較」して把握することかと思います。
 (いちしま泰樹)


3 HIGUCHI
顧客データを見ていると、購入したユーザーのことは分かりますが、サイトに訪れたものの購入に至らなかったユーザーのことは分かりません。
総合通販の場合は、購入まで至ったユーザーには、もっと買ってもらうことを。
購入に至らなかったユーザーには、まず買ってもらうことを意識します。
また、両方に共通してまた来てもらうためにどうすればいいかを考える必要があります。
アクセス解析では最低限次のようなデータを見ていく必要があると考えます。

・基本計測項目を集めた日別・月別レポート(PV、UU、直帰率、検索エンジンからの来訪・CV数、CV数)
・来訪の多い誘導元と購入ユーザーの誘導元の割合
・新規訪問数と再訪ユーザー数の推移
・購入しなかったユーザーの離脱ページ
・再訪施策の効果測定(メルマガ登録・メルマガからの誘導、リマーケティングなど)
・LPの遷移率・直帰率

全体、既存顧客(買ったことのある人)の数値、まだ買ったことのない顧客の数値、親近の顧客の数値の、というように、分けてKPIを設定して把握していくと混乱が少なく分析しやすいと思います。
 (いちしま泰樹)


2 monmo
ユーザーシナリオに沿って数値を見ていきたいと思います。
限られた時間のなかでは以下の①と②を見ます。

シナリオは以下を想定。
検索やリンク元サイト→入り口→商品ページ→カート→購入

①検索やリンク元サイト→入り口
・何人入り口ページヘ来たかたか?
・どこから来たか?
視点:効果の高い流入経路をみつけ、強化したり、費用分配を修正する。

②カート→購入
・何人が購入したか?
・途中でで離脱した人はいたか?
視点:購入意思のあるユーザーの取りこぼしを防ぐ。取りこぼしていたら非常にもったいない!
注目 (いちしま泰樹)


2 DMG
まず、共通の認識としての
「Webサイトでの目標」=KPIってなんだっけ?
ということをきちんと、スタッフ間で共有していないと
何のための現状分析か、分からなくなってしまいます。

(今回はKPIがズレているとかそういうことは気にしないことにします)

上記を前提(KPIの把握と共有)として
【短い時間の中でどういった数字の把握が必要か】
を突き詰めると

コンバージョンに対しての異常値はないか
という「異常を発見すること」が現状分析だと考えます。

「異常の発見」とは、「コンバージョン」数の変化になります。
ココに至るまでに、変化がないか。

・コンバージョン数
・コンバージョンに至るまでの経由
・経由の中での離脱率

それぞれに、異常はないか
日別、曜日別、週別と
見ていくことで、異常値がないかと確認します。

予め、フォーマットを作っておけば
数字を記入するだけですし、異常値があれば
報告をするというルールを決めておけば
KPIを共通認識した上で、課題発見⇒課題解決までの時間を
短縮できるのではないかと思います。
注目 (いちしま泰樹)


2 セグパパ
短時間で成果を上げていくということから、
まずは、最も成果を出すということに焦点を当て
「流入を増やす」という面よりも
「今来ているお客様の購買率を上げる」ということを
第一義に考えます。


そのためには
エントリーフォームへの流入と離脱数、離脱率を調べ
EFOにより、商品ごとのエントリーフォーム自体の改善を進めます。

まずは、折角エントリーフォームまで来てくれているお客様を
確実に購入cvに導けるように、EFOを徹底します。


また、一方、
・商品ごと、及び商品全体の成約数と成約率(CVR)
・商品ごと、及び商品全体の商品購入フォームへの流入数と、成約率
を調べ、「売れ筋商品」と「死に筋商品」を見極めます。

改善されたEFOをベースに、新売れ筋商品を中心した商品群にて、
次に、離脱率とチョッキ率の大きなページのサイト改善を行い
そのあとで、流入を増やす算段をします。
1 taka
商品点数が多い場合は、流入経路やサイト遷移も多岐にわたります。そこで、サイトを大きくセグメント化します。
商品ページ、決済系ページ、商品一覧ページ、TOPページおよびカテゴリーページ、検索ページ等が主なセグメントです。そのセグメントごとで、訪問者数、CVR、平均客単価の推移を観察し、数値が悪化したセグメントがあれば、深堀して悪化した原因調査と改善を検討します。

また、数百の商品の中で重要なページをまずは抽出しておきます。訪問者、CVR、平均客単価の3軸で表を作り、売上げ貢献度の高いページを把握します。その表より、売上げ貢献度の高いページではあるが、訪問者が多いのにCVRが低い、CVRが高いのに訪問者が少ない、といった何か一つの指標を向上させることで売上げ増の効果の高いページを選び、優先的い改善をはかります。

時間がない中では、まずはページをセグメント化することで状況を把握しやすくし、重要度の高いページを選んで注視する。といった、少ない労力で効果が出やすい部分を見つけて、着手するといった視点が重要と思います。
1 丸田
ECサイトの経験がないので、推測で答えてみます。

ECサイトでアクセス解析をする目的

(1)Webサイトの利用状況と売上(あるいは売上につながる要因)の間の因果関係を発見するため
(2)優先的に解決すべき課題を発見するため(予算、リソースの効果的な配分)
(3)(1)と(2)の後、課題を解決するための効果測定の指標として


具体的な手法

セグメントを分けて、それらを比較し、ギャップを見つける
ギャップを埋めるような改善施策を繰り返すことで、
サイト全体での成功確率を上げられるのではないかと考えます。


現状把握のために何を見るか

以下のようなセグメントに分けてみます
・注文が発生した訪問とそうでない訪問
・購入回数によるセグメント(購入なし、1回、2回以上)

比較する際に優先的に見る指標
・セグメント間でのユーザ数、訪問回数の割合(例 購入なし:1回:2回以上=7:2:1)
・訪問頻度(過去からの訪問回数)
・カート投入率(品物をカートに入れた率)
・参照元URL(例 自然検索:ネット広告:他サイト:ノーリファラ=2:6:1:1)

逆に、下記の指標は扱う商材やサイト構成によって事情が変わると思いますので、判断に時間を要するのではないかと思います。
・閲覧ページ数
・サイト滞在時間

以上です。
注目 (いちしま泰樹)


1 YN
アクセス解析に多くの時間を割けない場合は、以下の点を優先的に計測することにより、サイトの利用状況の概観が把握できるのではないでしょうか。なお、時間が限られている場合でも、前月比や前年同月比を計測することは不可欠だと思います。

1. 総アクセス数
=>サイトの活用の規模を計ります。

2. 新規ユーザ数の割合
=>アウトリーチの状況を把握します。

3. コンバージョンレート
=>サイトのナビゲーションや購買の動機付けが適切になされているかを計ります。
注目 (いちしま泰樹)


1 半蔵
【把握したい数字】
1. セッション数
2. PV数
3. 1.の内訳として、検索/参照/ノーリファラーそれぞれの数字
4. 検索キーワード
5. 直帰率、離脱率の高いページ

【視点・理由】
短時間で解析するのであれば、まずは全体像をつかみたいと思います。
そこで「1」「2」をチェックし、サイトパワーが落ちていないか(落ちそうな傾向はないか)を確認します。
そして、集客強化に向けて「3」「4」をチェックします。
ここで、自社サイトのどこに力を入れるか判断します。
最後に、「5」でサイトの穴になっているところを探します。
穴を埋め、手堅い商売の出来るサイトに育てていくためです。
注目 (いちしま泰樹)


1 MAYU
ECサイトは訪れた人に、目的の商品以外のモノにどう繋げていくかが
客単価などのUPに重要だと思います。

私が普段以下を重点的にチェックしています。

・検索クエリ等でどんなワードでサイトに訪れたかを確認
 旬のワードなどがあれば、TOPページなど目立つところに露出して訴求

・CV率が低いものはページを改善

・アクセス数が多いページには導線をなるべくたくさん貼る

アクセス解析に関する知識がまだまだなので
みなさまの意見を聞きながら学んでいこうと思います。
0 ANZAI
《コンバージョン:増加 or 変化なし》
PV → 流入元 → 終了

《コンバージョン:減少》
PV → 流入元 → コンテンツ

といった流れで調べます。
まず、PVが前回より増えているかどうかを確認し、次に流入元からどういったとこからの
閲覧者が多いかを確認します。
さらに、コンバージョン数が前回に比べて減少している場合は、コンテンツも確認し、
サイトに異常がないかどうかまで確認します。

短時間での数字の把握ですので、あまり細かな数字まで見ず、大まかな数字の把握
のみに絞った方が時間をかけずにサイト全体を確認できるかと思います。

視点としては、実店舗で例えますと、
「出入りしている人」→「入り口」→「店舗の中身・商品」といった意識で
見ていきます。

以前のgoogle アナリティクスですと、PVを見る流れで、直帰率、ユニークユーザー数等も目に入りますので、
「過去との比較」で大きな変化がないかどうかを確認し、同時にメモを保存しておけば、
改めて振り返るときの指標にもなるかもしれません。
0 SUGIMOTO
まず最低限できることをします。

ECの基本的な指標として、
来客数×購買率×客単価=売上
があります。

毎月のUU数と購買数と客単価を弾き出し、
3ヶ月ほど様子を見て、
それからそれぞれの数値が上がったのか下がったのかを見て
UU数が下がれば、集客面
購買数が下がれば、サイト内の改善
客単価が下がれば、商品企画
といったわかりやすく分類して、少しずつ動かしていけば、
サイトの把握もできるのではないかと思います。

あとは、サイトを更新したり、商品を追加したり、広告をうったりしたら、
必ず、日記に記録していって、後で見なおしても、分析しやすくしとけばいいのではないかと思います。
 (いちしま泰樹)


0 フジダイ
サイトの現状把握。
見るべき数字はランディングページと直帰率でしょうか…。

どのページからユーザーが多く訪れているか。
せっかくの訪問を逃していないか。

もし逃しているのなら、ユーザーの求めているものは何かを考えます。
直帰率が低いページは、さらに内容の充実を図ります。
0 210
どのページが一番見られているか、どのページからの商品購入が一番多いかというところの数字だけでも把握する必要はあるかと思います。重要なのは、各商品ページの比較だと思います。

売上を伸ばしたい商品が伸び悩んでいる場合、そもそもページへのアクセス数が少ないのであれば、他のページはなぜアクセス数が多いのかを比較分析しつつ、もっとアクセスされるような場所にリンク元のバナーやボタンを設置するなど、改善が可能かと思います。

アクセス数が多いページであるにも関わらず、商品購入まで至らないのであれば、ページにおける商品の見せ方(たとえば商品写真のクオリティ)などに問題があるのではないかなど、改善の糸口が見えてくるはずです。

各商品ページのアクセス数、ページ内で紹介されている商品全体のコンバージョン率を計測した上で、ページごとでそれぞれ比較をし、ページ自体の改修やリンク元の見直しを行うことは時間がない中でも対応していく必要はあると思います。
注目 (いちしま泰樹)


0 AKIBA
ECサイトは、大枠として

PV × CVR × 商品単価 = サイト売上

となっている。
まず、自社サイトのどこが強い部分で、どこが弱い部分なのかを把握し、
弱い部分を改善するためのアクションを検討し、実行することから始めるのがよいと思う。

その後は、上記の各指標の内訳を詳細化していく、というステップにはいる。