ウェブ担当者のお悩みファイル001【ああ、孤独】

あぁ孤独

あいつ、パソコンの前で何やってんだ・・・?

せっかく一生懸命仕事をしても、周りから聞こえてくるヒソヒソ声。
いつもは仕事をしているのに、たまたまYahoo!ニュースを見ていたところが見つかった時などは最悪です。

「遊んでないで、ちゃんと仕事してくれ!」

この人には、自分が遊んでいるようにみえるのでしょうか?
なぜそう言われるのでしょうか?

ウェブの世界は、理解されづらい

多くの人がウェブ制作に関わったことがありません。
仮にあったとしても趣味程度で、本当に成約に結びつくホームページを作ったことはありません。
また、「昔はサイトを作っただけで毎月100万売り上げた」などと豪語する成功者も要注意。
「ウェブサイトを作れば猿でも流行る」といったインターネットバブル期を過ごした人の可能性があります。
いまどきの競合や技術の進化が激しいウェブ業界で制作に携わったことがある人以外、なかなかSEOやリスティングが複雑化している状況を理解してもらうことは難しいでしょう。まさにガラパゴス状態です。

対策

一番良いのは、その人達に今のウェブサイト制作をやってもらって、いかに大変かをわかってもらうことです。しかし、そんなことをしたがる人はまずいないでしょう。

だとすれば、2つの対策があります。
1つ目は、今のウェブではコストがかかることを「喩え話」でアピールすること。
2つ目は、同じように理解されていない仲間を探すことです。

大抵のウェブを舐めている人は、パソコン=難しいという考えと、素人がウェブで一攫千金という話を聞きかじったことがあります。そうすると、運用がいかに大変か?という話はほとんどわかってもらえません。そこで、喫茶店の喩え話を覚えておきましょう。ウェブサイトは店舗経営に似ているため、店舗で喩え話が可能です。かつ、喫茶店経営は、誰でもイメージが湧きやすいので、作業を理解してもらうのに役立ちます。
例えば、店舗経営では、店舗の設計や建築よりも、初期戦略と運用が大切なことをすぐに理解してもらえます。また、それを一人の店長だけに全て任せるということは、かなり危険な行為だとわかってもらえます。「ホームページは喫茶店に似ているのです。そこで、もしうちのインターネット上の店舗をもっとはやらせるなら、何をしたらいいでしょうか?」と相談してみれば、いろいろアイディアがもらえることでしょう。

しかし、この話をしても「それはお前の仕事だろ!?さっさと作ってくれよ!」という、取り付く島もない人もいるでしょう。その場合は、同じように辛酸を嘗めている仲間を探しましょう。大丈夫です。多くの人が同じように悩んでいるのです。飲み会は相当楽しくなります。

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