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寶 洋平
SEM&Googleアナリティクス担当 2015-02-28 11:11:04
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■リスティングのスキルや考え方はどう活きる?

先日電通から発表された「インターネット広告媒体費 初の1兆円超え」というニュースがありました。
このうち半分を占める運用型広告が大きく伸びており、インターネット広告の成長を牽引していると言えそうです。
そして運用型広告のトップランナーと言えば、リスティング広告。新しいながら歴史も実績もある、頼りになる広告ですよね。
形は変えど、みなさんがこのリスティング広告で身につけたスキルや考え方は、これからの仕事にも必ず活きるはずです。

そこで質問です。
これまでリスティング広告に取り組んで得られたスキルや考え方を、他の仕事で活かせていますか?
リスティングのこういう考え方が、この仕事でこう役立ったと改めて考えてみて、できるだけ具体的にお答えください。
リスティング広告を運用したことがない人は、逆に自分のこのスキルがリスティング広告(他のネット広告でも可)に活きるのではないか?と想定で考えてみてください。 6

 

メンバーの回答一覧 お疲れ様でした!
※講師コメント詳細は冊子に掲載されています。

なるほど
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回答 講師コメント
1 丸田
リスティングの経験は1~2件なのでほぼありませんが、
リスティングの仕事の中身として

・市場(世の中や人間の営み)に対して、仮説を立てる
・仮説を広告出稿とその後の効果測定で裏づける
・効果測定の結果を振り返って、次もっとよくなるように考える

マスの広告担当者がやっていたサイクルを
より精度が高く、より短時間でたくさんできるということが、
リスティングが広告業界のなかで優位性を保つことにつながっていると思います。

ここから期待できるスキルとして、

(1)仮説検証のサイクルを通して、考える力と実戦的な制作力が身につく。
(2)人間に対する理解が深まる。洞察力がつく。
(3)データを読む力がつく。
(4)世の中の出来事に対するアンテナが立てられるようになる、あるいは、鋭くなる。
(5)人の気持ちを動かす要素がわかるようになる(キーワードと広告文とLPの制作を通して)。

ということがあるのかなと思います。

私のいる現場では、担当者の個人的な意見の応酬で声の大きいほうが採用されたり、あるいはバランスをとるという名の妥協的な結論が出たりと、ユーザ目線でどうなのか、という視点をもってもらうのが難しいという現状があります。(社長の一声でひっくりかえるとかですね)

しかし、リスティング広告においては、データに基づいて検討し、意志決定するという流れを作りやすいというのが特徴としてあると思います。
こうした合意形成ができる総合的な力を身につけることができれば、
そのエッセンスをWebの分野以外でも活用できるのではないかと思います。
 (寶 洋平)
丸田さん、ありがとうございます。素晴らしい回答で、文句なく金をつけさせていただきました。 挙げていただいたどのスキルも、リスティングの仕事を通じて身につくことです。リスティングにのめりこんでいる人は、そこに楽しみを見出してやっているように思います。 データに基づいた合意形成ができるようになれば、他の仕事でも役に立つはずですね。ここは考えてみたいテーマです。

1 gabber1090
まず第一に思いつくのが「キーワードを選ぶ=検索する人の気持ちになって考える」というプロセスです。
これについては総じて自分の仕事が誰のために役立つのか、その人の気持になっているかを振り返る良いスキルに繋がったと思います。

また、予算消化や定点観測などの運用についても「任せっきりにしない」というマネジメント面で良いスキルに繋がると体感しました。

あとはありきたりですが広告文を作る事自体は、コピーライティングスキルに近い「限られた文字数の文章で的確にターゲットに伝える」ということの訓練になったと思います。
 (寶 洋平)
gabber1090さん、ありがとうございます。 ユーザーの気持ちに立つこと、運用のスキル、コピーライティングのスキル。挙げてみるとたくさんありますよね。どれも実はとてもよい経験になっていることに気づくと思います。いちど棚卸で持っているカードを確かめて、強みとして伸ばしていくとよいのではないでしょうか。

0 chichichi
経験はないですが、キーワードをピックアップしてサイト内での参考やSEO等はしています。
またコピー等は、悩みながらも自分なりに取り組むことはできると思いますが…。
 (寶 洋平)
chichichiさん、ありがとうございます。キーワードや広告のコピー。SEOでもリスティング広告でも、とても大事なエッセンスですよね。そのどちらも言葉であることは注目してもよい点かもしれません。どんな言葉を使ってものを探したり、どんな言葉に動かされるのかを真剣に考えることが、SEOやリスティング広告の基本にあります。そしてその技術は、別の仕事をする際にもきっと活きてくると思います。

0 たけ
「短くても刺さる言葉を考えるスキル」がついたことです。
これによって、LPやメールマガジン、チラシなど、
様々な販促物でのキャッチコピーが書きやすくなったと思いました。

短くても刺さる広告文にするには、
どんなユーザにどう思ってもらうかを考えるのが大切ですが…。
リスティングの場合は特に、文字数の制限があるため、
このあたりの精度を高めないと、入れる言葉も出てこないし、優先度も決められないと思います。
そして、広告文を考える回数を重ねる事で、この”ピント”が合いやすくなってきたように思います。

これまでLPなどを制作する際も、文章は何度も練り直していましたが、
文字数の制限がない分、まだまだ推敲が甘かったなぁと思いました。
(今みると同じ文章が続いていたり、想定ユーザがぶれたりしています…)

やはりリスティングの方がより洗練されたものを求められるので、
自分の中での感覚も以前とはかわってきた気がしています。
実際、リスティングの運用を担当するようになってから、
サイト内のバナー等のコピーがスムーズにかけるようになり、以前よりも反応率も良くなりました。
 (寶 洋平)
たけさん、ありがとうございます。短くても刺さる言葉を考えるスキルが、実際チラシを含む販促物のキャッチコピーに活きているんですね!すばらしいですね。 ピントが合う、という表現もとても共感できました。考え抜いた先に合うピントがあるように思います。テクノロジーに支えられているリスティング広告ですが、成果を出すために、この言葉の力はとても大きいことを忘れないようにしたいですね。リスティング以外の仕事でも同じはずです。

0 kamino
サイト構築、SEO対策の方を広告よりもやってきたので、キーワード選定はできると思います。
その他はちょっと思いつきませんので考えてみます。
 (寶 洋平)
kaminoさん、ありがとうございます。SEOとリスティング広告、キーワードという点では共通点もありますよね。キーワードに意図がつまっているということが、SEOやリスティング広告がここまで発展してきた軸になっていると思います。ぜひこれからも大切にしていきたいですね。

0 yukko
実際に広告運用を手がけてはいないのですが、部分的にキーワードを洗い出したりということはやっています。その際に、相手の立場で物事を考えるということが身についたような気がしています。サイト運営者は自社のサイトを主観的に捉えてしまうので、ユーザーがどんなことを思って探してくれているのか?ということに気がついていないような気がします。キーワードを洗い出す際にAnalyticsなどを見ているとおもしろいキーワードを山のように目にすることがあります。自分が思ってみなかった文言を見ると、ユーザー層を理解していなかったというか、相手を無視したサービス提供だったとか・・・。これはリスティング運用のみに関わらず、仕事の中でどんなことでも相手の立場に立った物事の考え方、それを相手の立場で発信する・伝えるということに活きてきていると感じています。
 (寶 洋平)
yukkoさん、ありがとうございます。相手の立場で物事を考える、おっしゃるとおりですね。私もアナリティクスや検索語句レポートなどでおもしろいキーワードを発見するのが大好きです。 相手の立場で物事を考えることは、よりビジネスに即した言い換えをすると、マーケティング、という言葉がしっくりかもしれません。リスティング広告を通じて身につくことは、マーケティングそのものというようにも考えられます。このあたりも少し回答のなかで触れられたらと思います。