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ムラヤマユウスケ
うまくいくインハウス担当 2012-06-30 10:28:22
 問題   ヒント   回答数 
あなたは、Web担当者として一人でSEO、PPC、アクセス解析を担当している運用者です。
この度、業務拡大のため新しく人員を1 人増やすことになりました。
普段の業務を行なっていきつつ、新人 を育成しないといけないません。
この時、あなたはどうやってその新人を育成しますか?どのように勉強法を伝えますか?
また、もしその時に参考にする本やブログがあれば、その簡単な内容と理由と共に紹介してください。

この問題には正解はありません。問題を通して、この講座を受けられている方の勉強法を共有できればと思います。
5

 

メンバーの回答一覧 お疲れ様でした!
※講師コメント詳細は冊子に掲載されています。

なるほど
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回答 講師コメント
1 丸田
SEO,PPC,アクセス解析、どれについても最終的には実践を通して経験を積む以外に育つ方法はないのではないかと思います。
ただ、まったく何も知らずに(調べずに)いきなり実践してもうまくいく確率は低いでしょう。
そこで、業界の諸先輩の方々が試行錯誤された結果、定跡(セオリー)というべきものができつつありますので、これを活かさない手はないと思います。

私自身がやっている方法ですが、

(1)いろんな書籍や情報をもとに「マイ教科書」を作ります。
マイ教科書の内容は
・基本的な仕組みやセオリーをまとめたもの
・業務の手順をまとめたもの
が中心です。
テクニック的なことは変化するのでそれほど重視しません。

(2)日常の業務はその教科書にしたがって仕事をし、その結果うまくいったこと、いかなかったこと、を記録していきます。
つまり、マイ教科書は、実務マニュアルとしての側面もあります。

(3)「マイ教科書」がどんどん更新されていき、徐々に自分のものになっていきます。

あとは(1)~(3)のサイクルをどれだけ回せるか、です。
私自身は実務の時間がとれなくてできてませんが、効果はあると感じています。


で、新人の育て方ですが、

新人には自分の作ってきた「マイ教科書」を見せます。
それを写すことを認めてもいいし、あげてもいいし、それは新人の姿勢を見て決めますが、「結局は、自分で学んで自分で育っていくしかないんだよ」ということをきちんと伝えたいと思います。

書籍や情報源としては、この講座の講師の著作やブログ、あるいは講師の方と関係の深い方のものであれば、信頼できると感じているので、それらを勧めます。
 (ムラヤマユウスケ)
マイ教科書として、ご自身が学んできたものを後任の方の参考資料にするというのが素晴らしい案だと感じました。 私は、知識を整理するためには、何か形に残すことがとても大事だと思っています。 自分の知識を整理する場は、blogであれ紙面であれ機会を作らなければ、中々取り組むことができないので、後任に教える題材とはいえ、形に残すことができますし、それを更新していくというのは、まさに思考の整理ですね。 実戦を通して、経験してもらう、体感してもらうというのはとても大事ですね。人は苦労した時や痛い目にあったときに、身につくことも多々ありますので。

1 フジダイ
こちらの「WEB担当者通信」にはほんとうにお世話になっています!
回答できない月もありますが、問題を見て考える、ほかの方の回答を読む、
とても参考になります。

私はサイトの企画、HTMLの編集が主な業務ですが、
自分が実務と独学で仕事を続けているので、
新人教育も実務作業から覚えてもらうしか思いつきません。

頭と手を動かす。作業に理屈を付ける。
これがこうだから、ここをこうしたい、そのためにこれが必要で、ここがこうなる…。

単純作業だけでなく、なぜその作業が必要か、作業をするためには何が必要か、
閲覧者の立場も考えて、自ら考えてもらえるように指導できればいいなぁ…。
 (ムラヤマユウスケ)
お忙しい中、ご解答いただきありがとうございます。参考になるとのことで、とてもうれしく思います。 実務を通じて学んでもらうことはとても大切ですね。まさに百聞は一見にしかずです。 ただ、私自身で気をつけたいなと思っていることは、自分が通ってきたような回り道を極力避けて進んでもらうことです。 この場合の回り道という表現が中々難しいのですが、必要な回り道はしてもらい不必要な回り道に行きそうになったら先に手を打つといった感じでしょうか。 聞ける環境にあるのであれば、どんどん知っている人間に聞いてもらい、自分より早いスピードで成長してほしいと思っております。 それができる環境ですので。 何も調べないで聞いてくるのは、勘弁ですが、自ら考えて、ある程度意志を持った上で聞きにきてくれると教えやすいですね。

0 SUGIMOTO
基本的には実際に業務を行なってもらいながら、その都度修正していくやり方になると思います。

ただ、いきなりは難しいと思うので、毎日1時間程度の勉強の時間を設け、2週間くらいかけてレクチャーしていきます。

その他、勉強法としては、SEO、PPC、アクセス解析関連のセミナーや講座情報をチェックして、それを受講しに行ってもらったり、本やブログなどは自分で考えて見つけてもらいます。

参考にしてもらうサイトは、Web担当者Forumでひと通りのことは理解できるかと思います。
http://web-tan.forum.impressrd.jp/
 (ムラヤマユウスケ)
いきなりすべてを教え込まないで、数日にわけてのレクチャーは教えてもらう側にとって、とてもありがたいですね。 覚えさせようとするあまり、詰め込んでしまってヌケモレがあっては元も子もないですし、予習と復習を反復で行うことができるので吸収も早そうに感じます。 本やblogをチェックしてとらうことも大切なのですが、それを読んでどういう感想を持ったのか、どう思考したのかなどのフィードバックをすることが大切です。参考になると思い薦めたのに、解釈が大きくずれてしまっては非常にもったいないですし、自分とは違う意見を得ることができるので、自分の意見と照らし合わせて再度題材についての理解を深めてみてもよいかもしれませんね。

0 DMG
概論はどうしても伝えていかなくちゃいけないと思います。
私も今年の4月、新卒向けにWebマーケティングについて
4コマ各2時間の研修を行いました。

概論を如何に楽しく、わかり易く伝えるかが
私のミッションでした。

まずは、興味喚起してあげないと
仕事に対するモチベーションもあげられないからです。

興味を育成する
という言葉はおかしいかもしれないですが
今後の成果を出せるか出せないかという観点においても
物凄く重要だと考えます。


現場での実践はこなすしかないと考えます。
小さな成功体験を重ねていけば、良いスパイラルができるのでは
ないでしょうか。

Webに関する成功体験は常に古くなってしまいます。
自分で成功を積み重ねる、成功を体験させられる社内体制を
上司が整えられたら素敵だなあと思います。
 (ムラヤマユウスケ)
興味を育成することは、とても大事なことだと思います。モチベーションがあるかないか、どのようなモチベーションを持っているかによって新しい知識の吸収率も大きく異なるのを感じます。 人によってモチベーションが上がるポイントが違うので、そこを見極めていくのが大変ですが、上司としてはやりがいのある仕事のひとつかもしれませんね。 Webにおいての成功事例や施策は常に変化しており、サイトによって異なるはずなので、実際に手を動かしてもらい体験してもらうことは大事だと感じています。。 ある程度、根本的な部分の思考や技術は変化しずらいので、そのあたりを教えることに注力して、あとは各個人でアレンジしたり試行錯誤してもらいたいと感じます。

0 セグパパ
新人を教育するということで、先ずはマーケティングの基本を学ぶことが第一番です。
マーケティングの基本とは、売り手となった時に誰もが陥りがちな「売り手の都合、売り手の勝手、売り手の言いたいこと」だけをアピールすることではなく、お客様が何を望み、何を欲しているか?何に興味を持っているかを考え、あくまで「お客様目線、お客様の立場で見て、考える」ということです。
次にアクセス解析は結果を出すためにするものであり、決して「解析の為の解析」ではないこと、解析はあくまで手段(ツール)であり、目的ではないこと、「手段の目的化」に陥らないように、単に解析するだけでなく、結果を検証するために必ず改善策、次の一手を考えることを教え込みます。
その上で、解析はトラフィック(流入)とコンテンツ(サイト内の動き)という大きな2面があり、
優先順位を付けること、いくら集客してもサイトがじゃじゃ漏れ(直帰・離脱が多い)では意味がないので、SEOやPPCなどの集客・流入よりも、先ずはコンテンツ(サイト内の改善)を優先させ、ECサイトなどの売買サイトでは、最低0.5%のCV率が出るように(狙いは1%以上ですが)改善を続けさせます。
サイト内改善も、CZに近い所、一番成果に繋がり易い所、即ち、EFO,LPOの順に手がけさせます。
次に、集客のSEOとPPCについては、要になる「キーワード」についての知識が最重要なので、
滝井さんのキーワードの本を何度も読ませて、キーワードの重要性や活用法を学ばせます。

また、戦略的には、上記のような「弱いところを補強する」というやり方もありますが、
それと同時に、「強いところをより強くする」と言う面も大事です。

その意味では、CVした流れを追い、
・どのキーワードで訪問してきたのか?
・その参照元から訪問してきたのか?
・どの回遊経路を通ったのか?
等を究明して、その実績ある強い面を伸ばしていく事も大事です。

個別の具体的勉強は都度してもらいますが、
先ずは上述の基礎を学んで欲しいと思います。
 (ムラヤマユウスケ)
お客様を知ることは、どんな勉強でも大切なことですね。お客様について理解がある施策と理解が足りない施策では、施策内容に大きな差がでるのではと強く感じます。 例え、商品を売ることが目標のサイトでも、お客様が購入するまでのプロセスの間に疑問に思うことや不安に思うことはたくさんあるので、細かい部分まで気づくことができるような思考を持ってもらいたいところです。 その上で、アクセス解析やSEO、リスティング広告などの手段を有効的に利用してもらえるような環境づくりが大切になるかと思います。