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事務局
Web戦略&スキル担当 2012-05-31 15:04:23
 問題   ヒント   回答数 
今月は例題から考える問題です。
以下の条件の税理士さんが仕事を増やしたいと思っています。

【税理士さんのプロフィール】
・慶応義塾大学卒。現在42歳。男性。
・大阪で開業している
・顧問先は80社程度。現在、税理士見習の2名を含む合計3名で運営
・今まで紹介で顧客を増やしてきたので、特に得意な業種はない。なんでもアドバイスできる
・お客さんからは以下を評価されている
 ・税務だけでなく経営に対しても親身になってくれる
 ・融資先にも一緒に同行してくれる
 ・偉そうじゃなくて、時には厳しいが、基本的にやさしい
・顧問料は、業界標準の毎月3万円程度
・ウェブサイトは、3年前に作ってもらった。お客様の声は3人ほど。その後更新はしていない
・「大阪 税理士」とPCで検索すると10位くらいにサイトが登場する。

【昨今の税理士ネット業界の状況】
・インターネットが得意な企業が「税理士比較.com」を運営するなど、税理士の比較サイトが乱立している
・「税理士比較.com」は顧客紹介をしてくれるが、彼らと絡むと「安いサービス」を望むお客さんがついてしまうのが悩み
・「税理士」のリスティング単価の広告単価は高く、1クリックあたり500円以上となっている
・沢山の税理士のサイトがありすぎて、顧客は誰に頼んだらよいかわからなくなっている

...

上記のような時、あなたならば、どうやって状況を打破しますか?
以下の4つに回答してみてください。

1.使用するメディア
例)PCサイト、スマホサイト、スマホアプリ、はがきDM、雑誌広告、他企業との協業、etc..

2.上記メディアでアピール、もしくは発信する内容
例)
熱い税理士だということをアピール、顧客にやさしい税理士だということをアピール、etc...

3.なぜ上記をアピール、もしくは発信するとよいと思うか。
例)
熱い税理士が業界に少なそうだから。

4.その他、面白そうなアイディアがあれば(自由記入)
例)
もともと、激戦区のインターネットでやるのではなく、紹介を加速した方がよいかも
全く別の「●●」のようなサービスをしてはどうか
今回の問題は正解がわかるものではありません。どちらかというと、調査方法や、考えるプロセスが大切な問題ですので、ぜひそのあたりを意識して、気楽に取り組んでみてください。 9

 

メンバーの回答一覧 お疲れ様でした!
※講師コメント詳細は冊子に掲載されています。

なるほど
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回答 講師コメント
3 丸田
調べてみたところでは、税理士は個人事業的な性質が強く、
資格保有者が多いため、業界内での競争も激しいようです。

つまり、
・比較サイト、税理士紹介サイトなど
・税理士の紹介(マッチングビジネス)
上記のような業者がネットでの集客に力を入れているのはこうした背景があり、
いち個人事務所が、後発でネット中心に集客するのは難しいだろうと考えました。

さらに、かかえる顧問先が増えると社員も増やさなくてはなりません。
そこで、仕事を増やす=売上/利益を増やすには?と解釈してみます。

方針
・リアルでの集客を強化し、紹介を増やす
・ネットはリアルを補完するツールとして使う


具体策
既存の顧問先からの紹介を増やすための場作りをするために、経営に関する無料相談会(リアルな場)を定期的に開催する


1.使用するメディア
無料相談会の集客には、顧問先への案内(ちらし、FAX-DM、メール)のほか、Webサイト、Facebookなども活用


2.上記メディアでアピール、もしくは発信する内容
・初心者に親切
・いろんな業種に対応できる(間口が広い)
・経営に関するアドバイスもできる
・紹介で顧問先を増やしてきた実績→サービス内容の満足度が高い


3.なぜ上記をアピール、もしくは発信するとよいと思うか。
・価格競争に巻き込まれることは避けるべき
・サービスや相性を知ってもらうには実際に会うのが一番よいと思うから
・過去に低価格のサービスを選んで失敗した人たちが一定数いると思うので、そこを狙うことで、一定数の見込み客を見つけることができるのでは?


4.その他、面白そうなアイディアがあれば(自由記入)

(1)他業界とのネットワーク(自社にない専門的な特徴を持つ)を作り、バーチャルカンパニー的な活動をしては?
(2)ほかの税理士に向けたサービス提供をはじめる(経営についてのアドバイス、顧客の紹介)
(3)税理士の見習いを育てるところに特化する(税理士のタマゴを顧客にする)


以上です。
 (事務局)
素晴らしい着眼点です。まさに事業戦略そのものが詰まっています。後は、各メディアの費用対効果を計算してGOですね。

2 shanxiblack
1.使用するメディア
⇒PCサイトとスカイプと他税理士事務所とアライアンス

2.上記メディアでアピール、もしくは発信する内容
⇒顔が見れる税理士という切り口と、ショートスカイプMTGで、短時間で相談できることをアピール

3.なぜ上記をアピール、もしくは発信するとよいと思うか。
⇒他競合サイトサービスにおいて、目立つサービスが「時間」というサービス切り口があります。
例えば「24時間対応」があり、「いつでも問い合わせできる」というスタンスが売りになっています。
そのサービスに対して、現在3人で運用している場合、常に問い合わせの獲得が可能なマーケットが流れていっているため、
少人数ではありながら、または各アライアンスメンバーとの体制で、且つインターネットというより、
より属人性が高い(=機械的ではない)部分を伝えることが最終的な顧客価値に繋がると考えました。


4.その他、面白そうなアイディアがあれば(自由記入)
⇒時間を区切ってショートスカイプMTGを行い、相談をするスタイルにする
例)10分間スカイプMTG(先着1名/且つ毎日6回の相談会を先着で実施)
先に相談したい内容のヒアリングシートをPCサイトからダウンロードできるようにし、
スカイプでアクセスしてきた一番初めの人に対して、相談をうけるようにする。
そのようなことをすることによって、予約待ちというある意味、お店に行列ができれば並びたいという人の心理を作り上げ、
且つ、コスト割り切り型というより時間割り切り型という面で新規性が高いものと鳴るのではないかと考えました。
 (事務局)
良いですね。そのまま使えそうなアイディアです。一点だけ解決しなくてはいけないポイントがあるとすれば、SKYPEミーティングへの参加率を高めるためには、アクセス数を増やさなくては鳴らないということ。しかし、そのアクセスを増やすコストが大きいことです。そのあたりの解決策もイメージされると、よりよいと思います(例えばPR活動など)

1 taka
1.雑誌広告
2.大手にはできない、きめ細かなサポートと、信頼による実績80社の内訳。
3.
「大阪 税理士」など検索すると、リスティング広告も多く、単価も1クリック500円と高いとのこと。さらに、比較サイトや大手事務所のページなどが乱立しており、やはり価格競争に巻き込まれてしまいかねません。そこで、ターゲットとなる中小企業の経営者が目にしやすいジャンルの雑誌出稿を行います。紙媒体は信頼感も高く、税務という信頼性が必要な業務からもあっていると思います。

訴求点は、大手事務所との差別化として、きめこまやかなサポートを打ち出します。また、専門がないことをむしろメリットとして、多岐にわたる実績を社名(可能であれば)や業種を紹介し、経営者に自分の業種も大丈夫だと思ってもらいます。


今回は雑誌出稿を検討しましたが、ホームページでは雑誌訴求の補強として実績を打ち出して、雑誌を見た人がさらに安心感を持ってもらえるようにしておきたいと思います。
 (事務局)
いいですね。一点して不利だと思われる店を、うまくメリットに転換する方法は、実際にうまくいくことが多いです。

1 YN
1. 使用するメディア
-他組織との協業:経営方針および事業エリアの近い社労士、司法書士、弁護士と連携し、共同でプロモーション活動を行う。
-PCサイト:
連携している各専門家のホームページへ誘導するためのサイトを立ち上げる。
「なんば経済新聞」「梅田経済新聞」「京橋経済新聞」など、大阪~西圏に的を絞ったビジネス系サイトに広告を出稿する。

2. アピールする内容
-幅広い業種をカバー
-きめ細やかな対応が可能
-税理士、社労士、司法書士、弁護士がニーズに応じて適宜対応できる

3. 上記をアピールすることの利点
-分野ごとに担当者を探す手間が省ける
-小さな案件でも気軽に相談しやすい印象を与えられる。例えば、税理士に法務的な質問をしても、ささいな件であれば、連携している弁護士に確認をして答えを返してもらえそうな感じがする。

4. その他のアイディア
-ホームページには具体的な事例やクライアントの声を掲載。信頼感と親近感を強調したサイト作りを心掛ける。
 (事務局)
素晴らしいアイディアです。実際にやっている方はいらっしゃいます。最初の接点として、何をアピールするかを考えると、更に具体策につながりますね。無料相談会なのか、有料セミナーなのか。また、同じ業種の方で集まるもうひとつのメリットは、顧客の相互紹介ができることですね。

1 monmo
1.使用するメディア
PCサイト、はがきDM、チラシのポスティング

2.上記メディアでアピール、もしくは発信する内容
①大阪の●●堺で開業している税理士
②初回無料相談

3.なぜ上記をアピール、もしくは発信するとよいと思うか。
①地域密着で親身な対応がこの税理士さんのウリで、地元感はウケがよさそうだから。
②見た人に次の行動を起こさせる仕組みが必要だから。

4.その他、面白そうなアイディアがあれば(自由記入)
税理士のしごとについて少し調べてみたら、融資先に同行します…は銀行側からみると、経営者としてダメとみられることがあるらしく。。
本気で5年後10年後の顧客企業の経営を考えて、自分のモットーとか意気込みをアピールするのも良いかもと思いました。
 (事務局)
良いですね。特に実際に調べられたのが良いと思います。あとは、初回相談無料というのは、どこの税理士でもやっている可能性があるので、もう一歩絞込みするキャッチ、例えば「5年後の経営を見据えているが、今の税理士では不安な人向け」といった内容を試すなどのチャレンジ精神が大切になってくると思います。

0 井上
1.使用するメディア
大阪は地元意識、縄張り意識の強い土地柄のため、
地域密着性を強めることが第一です。
次に今あるホームページを有効活用するために、
地域名+税理士などニッチなキーワードで
検索エンジンで上位表示するための内部施策だけは
(一度設定すれば半永久的に有効なため)
最低限行っておいて損はありません。

よって使用メディアは以下になります。
① はがきDMなど代表本人が記載できるメディア
② 今あるホームページ

これがうまくいってきたらワンストップで関連サービスが
受けられるように他社との協業を検討したら良いです。
(足下を固めるまでは自社で努力をする)

2.上記メディアでアピール、もしくは発信する内容

①地域密着性
②経営相談、銀行同行も行ってくれること

3.なぜ上記をアピール、もしくは発信するとよいと思うか。

①地元密着性が強い土地柄のため
②政務と関わりのあるサービスが提供できることで
 お客様がサービスを探す手間が省けるため

4.その他、面白そうなアイディアがあれば(自由記入)

まずは事業ドメインを明確にすべきです。
なんでも出来る=何にもできない とお客様には
映る場合があります。

なのでホームページやDM の内容では「税務、経営相談、融資先相談」
などに特化していることを強めに訴求した方が良いです。

ホームページの場合は2つ位に絞った方がGoogleからの
評価が高くなります。
0 つっちー
1.PCサイト、スマホサイト、及び SNS
 インキュベーションセンター、レンタルオフィスとの協業

2.PCサイト及びスマホサイトに以下のようなターゲット層に有益な情報を発信
  ・よくある質問
  ・税務・経営お役立ち情報
  ・ブログ
  ・業種別お客様の声の強化・・・親身なってアドバイスをもらった声など
  また、SNSと連動することで、SNSからの流入を促進する。
  インキュベーションセンターなどで、「起業のための税務知識」などのセミナー
  を開催する。

3.-1.有益な情報の発信
  理由)このままウェブサイトを更新せずにいると、検索順位が下がる。
     情報の発信による既存顧客の囲いこみ、潜在ニーズの獲得。
     流入してきた検索キーワードにより、どのようなことに関心があるかの
     把握。
  -2.お客様の声の強化
  理由)満足度にかかわることは、体験談などのほうが伝わりやすい。
  
  -3.SNSでの拡散
  理由)飛び込みでは相談しにくい業種と思われるので、口コミによる紹介を
     強化

  -4.起業セミナー
  理由)税理士の乗り換えは難しいので、新たに起業する層を狙う。
     名刺、チラシ等を配り、その後どの程度、ウェブサイトへ流入、問合せ、
     契約に繋がるかを計測する。

4.検索で10位くらいに来ているし、広告単価も高いので、SEO、SEMを行うよりも、
  ウェブサイトのアクセス解析により直帰率、離脱率、商談率など内部改善を
  行うべき。
  また、SNSや、顧客がSNSを使用していなければ紹介キャンペーンなど、人の
  つながりによる紹介を加速する。80顧客の約半数が紹介してくれたとすると、
  120顧客になる。
0 フジダイ
1.ツイッター
2.「まめ」な税理士だということをアピール
3.ツイート文字数内で回答できるような、ごく簡単なアドバイスなら応じられるかと。
 また、税理士に何を頼めばいいかわからない人たちにも、仕事の内容を伝えられる。
注目 (事務局)
はっとされられました。Twitterで質問を受け付けるのは良いアイディアだと思います。一方で、どんな質問が来るか(Twitterは公になってしまうので、あまりコアな質問はできないでしょうから)を意識すると、そこから、更にどうやって具体的な仕事につなげられるか、アイディアがもう一歩でると思います。

0 セグパパ
1.使用するメディア
 先ずは、サイト以外の取り組みとして、
 1.慶應の同窓生名簿を活用、もしくは同窓会館などに行き、企業リストを入手し、メール、DMなどで同窓生と言う面からのラポールと活用します。

 2.顧客リストの活用:現在のお客様が80社ほどいるので、そのお客様からの紹介を依頼します。他の客を紹介したくないお客様もいるかもしれませんが、なにがしかのインセンティブを付けるなり、お客様にメリットがある様な特典も考えます。
  
 サイト上の取り組みとしては「大阪 税理士」以外の「税理士」を使わないキーワードや「大阪 税理士」を使っても第3、第4のキーワードを入れて、検索数が減っても、単価が安く、特殊なキーワードで検索してくるお客様をターゲットとします。

2.上記メディアでアピール、もしくは発信する内容 :
 ・熱い税理士
 ・顧客にやさしい税理士
 ・税務だけでなく経営に対しても親身になってくれる
 ・融資先にも一緒に同行してくれる面倒見の良さ
 ・偉そうじゃなくて、時には厳しいが、基本的にやさしい

 サイト利用のキーワードで、アピールするのは上記のような「熱い、親切、優しい、親身、面倒見がよい、偉そうではない」とかの形容詞も入れて単価が安い、ロングテールを狙う。

3.なぜ上記をアピール、もしくは発信するとよいと思うか。

  今までの「税理士=堅苦しい=偉そう」と言うようなイメージを一掃し、真面目な税理士は多い野に対して、親近感を抱いてもらえるようなこと、熱い税理士が業界に少ないと思えることから、最近のお客様に求められる一つの要素であると思えるので。

  今までの税理士の固定観念を打ち払い、あれっと思われ、興味を引いてもらえるようにすることにより攻め口を広げていく。

4.その他、面白そうなアイディア:

  また、税理士と言う言葉にこだわらず、仕事の内容を小出しにして
  例えば「○○の専門家」「○○無料相談室」「○○何でも鑑定団」とか
  具体的業務を軸に専門性を打ち出すことで、一般的な「税理士」の枠を
  超えた新しい分野として切り込んでいく。
 (事務局)
今すぐ使えそうな内容ばかりですね。素晴らしいです。特に専門職を出していく部分では、実際にそうやって成功されている士業さんはたくさんいます。あまり相談数がない分野を選ばないことが成功の秘訣ですね