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河野 武
ソーシャル担当 2012-05-29 13:13:58
 問題   ヒント   回答数 
「食べログ」等の、いわゆるステマ(ステルスマーケティング)がニュースで問題として取り上げられたのは今年のはじめのことです。あれから少し時間が経ちましたが、最近ではその話題がマンガ「神の雫」にも取り上げられたりしています。
「ステマ=悪い」という認識は多くの人が持っていることだと思いますが、ではなぜステマは悪いのでしょうか。ステマが許されないとされる理由について、みなさんの考えるところを答えてください。
もし悪くないと考える場合は、その理由を書いてください。 11

 

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なるほど
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回答 講師コメント
3 shanxiblack
ステマという定義が、「お金」の匂いが強いか、強くないかで、判断が分かれると考えており、
立ち位置としては、「悪いことではない」、と考えます。

例えば、「サンプリングを配って」、「ある人がネットに書き込んで」、「それがネットで話題になって」、「それが広がって」、というように、
どの段階でで、個々人が「広告=お金」という匂いを感じたのか、
且つ、そのお金の匂いをどの段階で感じ取った人数が多くなったのか、によるだけのことであり、
それは商品を利用する「ユーザーのリテラシーの問題」、しいては「リテラシー教育をしてこなかったことの問題」であって、「ステマが悪い」、とはならないと考えます。
「ステマなのか、そうではないのか」、などというそもそもの広告に対する疑問があれば、
「敢えて、この商品を買う」、「敢えて、この商品を買わない」といった選択することの認識が可能となり、
ユーザーがもっと自由に商品に対して積極的に関われる、といった相互理解が進むように思えます。
注目 (河野 武)


2 HIGUCHI
「ステマ=悪い」とは、「口コミは信頼できる」という心理を逆手に取った手法のため、仕組みを知ったときに嫌悪感を感じる人が多いのだと思います。

せっかく行く&お金を払うのだからがっかりしたくないという心理が働く飲食店や、
失敗したときに金銭的ダメージが大きい(使い続けることが難しく、肌が荒れてしまうことも)化粧品やダイエット品、
また商品を実際に試してみることも手にとって見ることもできない通販などで多く見られます。

個人の意見としては、極論を言えば、TVCMもTVショッピングも、アフィリエイトも言ってみれば「ステマ」に包括される手法だと思うので、何でもNGとは言えないと思います。
例え金銭が発生していても、本当にその人が「良い」と思った点を書いているのであれば問題はないと考えています。

本当はサービスも味も悪い飲食店なのに集客のために良いと書くことは誇張広告になりますし、
競合社の製品を悪く書き散らすことは業務妨害となります(@COSMEなどで見られる例)。
倫理を外れた宣伝=ステマを行うことで、それが判明したときの信頼を落とすことは自業自得ですが、
「WEBは信頼できない」と判断するユーザーが増えてWEBサービス全体の信頼が落ちることは決して望ましいことではありません。
何でも規制すれば良いとは思いませんが、せっかくのWEBの発展を阻害することがないよう、ステマを排除するためには明確なルールが必要になっていると考えます。
1 KANO
食べログは普通のお客さんが感じた「美味しい」や「サービスが良くなかった」などの
正直な意見を参考にできるという前提条件を信じて閲覧をしていますが、
そこに事実とは無関係な作為的な意見が掲載されるということは、
大衆ではなく誰かの思惑によってお店の評判が変わることになり、
更にサイト(食べログ)の存在意義もなくなってしまうかと思います。

そのようなことが横行してしまうと、ネット上のあらゆる情報の真偽を疑わなければならなくなり、
メディアとしての信頼がなくなってしまうからだと思います。
1 taka
ユーザーの多くは口コミ=本音と一般的にとらえております。そのユーザーの認識と異なる状態を作ってしまうのが、ステルスマーケティングです。そのため、ユーザーは自分の認識を裏切られことにと嫌悪感を抱き、ひいてはステマを行った会社等のイメージダウン、不買といったリスクが出てしまいます。ユーザーが考えることと、違うやり方は、何事も嫌悪感を抱かれやすいものです。

また、ステマは経済活動について情報の非対称性を生み出すものです。ステマにより情報が操作され、ユーザーに正確な情報がいかなくなることは、ユーザーの不信感をあおり、業界や市場からユーザーが遠のいてしまい、結果としてステマを行った会社だけでなく、広く損害を受けてしまうリスクがあります。
 (河野 武)


1 heroyuke
この手法が許されない理由としては、
一部の人間のモラルの欠如したヤラセ行為によって、
全ての情報が疑われるという状況になってしまったことです。

大袈裟に言うとインターネット全体の信頼を崩してしまったからです。

ヤラセ行為によって、短期的な利益を上げることができてもSNSやインターネットの価値が下がってしまっては長期的な目線で見ると大きな損失になるので、早く対策を講じる必要があります。
注目 (河野 武)


1 monmo
ステマが許されないとされる理由:
・ブログや口コミなど「真実に近い情報が提供されている」という概念を根本から崩してしまうものだから。
・人を「騙す」という行為が人道的にNGだから。
・騙される人の数が「多い」から。
1 セグパパ
私は、食べログの事は知っていましたが
ステマ(ステルスマーケティング)と言う言葉は今回の河野さんの出題で初めて知りました。

このステマが悪いと言われる理由は、簡単に言えば「やらせ」であり「情報操作」であり、「だまし」だということだと思います。

即ち、本来の「口コミ」と言うのは、「ポジティブ発言」にせよ「ネガティブ発言」にせよ、本当に経験した人の「生」の「純粋な声」であるべきだと思います。

その声を信じて、他の人がそれを参考にして自分の決定の一助にするわけです。

マーケティング理論が「AIDMA」⇒「AISAS」に移り、最後のSのSHAREの役割が大きくなってきた最近ですが、それを逆手にとって、意図的なやらせで市場をかく乱させ、正常な判断が出来なくしてしまい、自分の方に有利に持っていくというやり方は、まさしく自分勝手な方法です。

一時期、情報教材のようなネットビジネスが悪く言われた時がありましたが、それもこのような自分勝手な行動が引き起こしたものであり、正直にやっている人はその被害者になっています。


でも、この様なステマが広まってくるにつれ、自分自身、一般読者として、最近はこのSHAREのところは文字通りには信じず、割引いて読んでいる自分がいます。


その意味ではこの様なステマが広まってしまうことにより、AISASの最後のSの信頼性が無くなってしまうことは実に残念であり、下手をすればAISASと言うものも最後の文字が変わる可能性もあるのだろうかと危惧しています。(余計なお世話かもしれませんね・・・(笑))
1 YN
一般人に偽りの評価を促し(偽りでない場合もあると思いますが)、あたかも幅広く受け入れられているという好印象を故意に演出する行為は、間接的に「虚偽の広告」「誇大広告」相当し、不当表示として景表法に抵触すると考えれます。また、消費者を裏切る行為は、倫理的、道義的にも不適合だと考えられます。

一方で消費者は、情報を鵜呑みにするのではなく、ステマ的な広告手法に(少し飛躍しますがデマなどにも)翻弄されないようなメディアリテラシーを養うことが求められているのではないかと思います。
 (河野 武)


0 井上
▲「ステマ」が悪いと思われている理由

「ステマ」自体は全く悪いことだとは思いません。

一般的には"やらせ感”が強いため、また情報を操作していることから
悪いというイメージがあると思います。

ただブランディングを含めた企業広告というのは一種の洗脳の
ような手法です。
「ステマ」も同じようにその考えに賛同している、もしくは
お金儲けのためにブロガーなどがその商品について
偏った情報を局地的に流しているだけだと思います。

ですので情報の流し手よりは、受けての方に責任の所在が
あると思っています。
0 つっちー
確かに、広告領域とそれ以外は明示して分け、消費者に伝えるべきである。

しかし、お金で口コミを書くという行為や関係者が「サクラ」として感想を記入することは容易に想定された事なのに、あれほどニュースとして問題になったのは、消費者が、もしかして・・・と思いながらも、頼りすぎていた、期待度が高かったからこそではないかと考
える。
0 丸田
結論から言いますと、
ステマはしてもさせてもいかないし、させないための業界ルールやガイドラインを整備したり、ステマを見つけたら罰することでステマを防止していくのは大切なことだと考えます。

なぜなら、ステマが横行すると、

・買い手側は安心して買い物ができなくなる
・売り手側は中長期的にみて自社や業界全体の信用をなくす
・広告/宣伝の業界全体を世間が信用しなくなる

上記のような作用が働いて、経済活動にブレーキをかけることになると考えるからです。

また、実店舗であれば、店構え、行列、店員の態度などからどんなお店かを推測できると思いますが、
Webサイトの場合は店主の顔が見えにくいので、お客がおなじように情報を得るのはかなり難しいと思います。
(つまりお客をあざむくことが容易だということです)
ですからWebではお客が安心して買い物ができるよう、より誠実(丁寧、親切がよいということではなくて、店主の人柄が伝わるよう努めること)な運営姿勢が求められると考えます。
 (河野 武)