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事務局
Web戦略&スキル担当 2012-04-01 04:33:37
 問題   ヒント   回答数 
ウェブで成果を出すためには、よいアイディアが必要なことが多いです。

こういったアイディアを出すには、ウェブに強い人、営業に強い人、経営層の人など複数人で取り組むことが大切です。

しかし集まったからとはいえ、よいアイディアが出るとは限りません。
一般的に、よいアイディアを出すには、よい質問をする必要があります。

そして、このよい質問をする能力が、ウェブの成果を引き出す時には必要になることが多いです。
つまり質問力はウェブ担当者に必要な能力といえます。

では次の2つの表現のうち、どちらがよいアイディアを引き出す質問だと思いますか?またそれはなぜですか?

1.ローコストで顧客を呼び込む方法を考えましょう。例えば、Facebookやアメブロなどが考えられます。

2.私達のサービスに興味を持つ人を10000人集めましょう。そのために何をしたらよいと思いますか?

どちらかを選んで、その理由と一緒に回答をお願いします。
14

 

メンバーの回答一覧 お疲れ様でした!
※講師コメント詳細は冊子に掲載されています。

なるほど
票数
回答 講師コメント
4 丸田
2の質問のほうが望ましい聞き方ではないかと考えます。

理由としては、
目的(解決すべき課題)と目標値が具体的に示されているところがよいと思います。

広くアイデアを募る場合、
あらかじめ制約を設けないほうが意見が出しやすいと思いますし、
アイデアがたくさん出れば、出たアイデアの中から絞り込むことができるので、
結果的によいアイデアが残る可能性が高いと考えます。


逆に、1があまりよい聞き方ではないと考える理由

・ローコストで、という条件があるが、根拠があいまい(いくらならよいのか?)
・顧客を呼び込む、とあるが、何人呼び込みたいのか?
・手段の例が挙げられているが、これに縛られて意見が出にくくなるのではないか?

ただ、アイデアを出すのが得意ではない人の集まりでは、
1のような制約を設けておくのも有効かもしれないと思います。


目的に対する解決策は複数あるでしょうし、その中で成果が上がるものであれば手段はWebに限定する必要はないと思います。Webが得意なこと、不得意なことを理解したうえで施策を考えられる視点と知見がWeb担当者には求められているのではないかと思います。
 (事務局)


4 yf
2.私達のサービスに興味を持つ人を10000人集めましょう。そのために何をしたらよいと思いますか?

の方が優れた質問だと判断します。1万人というビジネスの目的を達成するための目標設定ができており、Web以外の手段を使って1万人を集める手段を考えることができる質問となっています。

Webへの集客施策をWebだけに限定する必要はないと考えます。販売促進ツールを使うことも、イベントやセミナーで一人でも多くの人にお会いし、サービスの価値を伝えることも、Webにユーザーを呼びこむための施策の1つです。1.の質問の場合、まずは自社サービスに興味を持つ人がどこにいるのか、どのようなペルソナなのかといったことを考え。それに応じた施策を打てる質問だと思います。

1.はローコストという制約条件があるため、まずはWebを中心とした施策を考えることにつながってしまうと考えられます。Facebookやアメブロを使えばローコストで1万人を集客できるかもしれませんが、集めた1万人のユーザーがビジネスの目的を達成するために本当に必要なペルソナを持ったユーザーかどうかを判断することは難しいと感じます。
 (事務局)


2 okada
2番を選択します。
選択の理由は目標が数字で示されているからです。

数字が具体的なので、それに対するアクションのアイデアも明確に考えやすくなります。
制限と限定が発想を生む源泉だと常に思っています。
1 大原
1です。
理由としては、
「ローコストで顧客を呼び込む方法」という目的が具体的である点。
次に、「コストを下げる」というのは、「携帯電話の通信費のコストを下げるためには」とか「家の修理費用を下げる為には」など他の項目に置き換えやすく、考えやすいと思います。
また、例えばと例をあげることによって、アイディアの方向性や「こういったことを考えればいいのか」といったように、考える側に考えやすい環境を作ることができると思うからです。
注目 (事務局)
制限があった方が考える側に考えやすい環境を作ることができるというのは、本当だと思います。これはオープンな質問とクローズな質問という話になってきます。詳しくは紙面で触れます。

1 セグパパ
設問の「どちらがよいアイディアを引き出す質問」かということには直ぐにはピンとこず、なんとなく、求めているものが明確でないので今回はギブアップしようかと思いましたが、
もう一度考えて、ともかく分かる範囲で答えてみようと思い、チャレンジしました。

私の答えとしては1⇒2です。

というのは、答えをたくさん得るという観点(量)からは、
1は「ローコストで顧客を呼び込む方法」と言う集客法であり、ローコストや無料で集客する方法については、たくさんの本や情報が氾濫しており、情報を集めやすく、質問に対する答えの数はこちらの方が多いかと思います。

一方2の「サービスに興味を持つ顧客」と言うのは抽象的で、そんなに数が集まらないと思えるからです。

しかし、「良いアイディアを引き出す」質問と言う趣旨(質)からすれば、答えの数ではなく良いアイディアが出てくることが大事だということなので、2の「私達のサービスに興味を持つ人」と言うターゲットが不明確であり、答えの数は集まりにくいかと思いますが、答えてくる人はいろいろと考えてくる人であろうと思えるからです。

それと、目標を「1万人」と明確にしていることにより、これほどの大規模がイベントならと意気込んで知恵を絞ってくれるチャレンジャーも少しはいるかなと思います。
注目 (事務局)
おっしゃるとおり、どちらが「良い」の定義により答えがかわる問題だったと思います。

0 taka
回答1


2,は具体的な目標が述べられていまが、なぜ10000人を集めるのかが不明瞭です。本来であれば、「ローコストで顧客を呼び込みたい」という理由があり、そのための目標数値として10000人という数字があがっているはずです。理由もなく目標数値を提示されると、本来解決したい問題が解決されず、目先の目標数字をこなすだけの無意味な回答が出てしまいかねません。また、1は例をあげていることで、SNS等を視野に入れていることが伝わり、回答者に求めたい方法が伝わっています。
なし (事務局)
これは実感ですが、なぜ?という理由が必要な場合と、そうでない場合があります。なぜマイケル・ジャクソンの音楽が受けるのか?という理由を考えるべきか否かといった問題に近いです。その文化も受け入れるとブレイクスルーが起こることがあります。

0 OHBA
2、私達のサービスに興味を持つ10000人集めましょう。

具体的な数字を提示することで、目標が明確になります。
さらに、10000人と言う事でターゲットの絞込みが図れます。
それにより、意見が出やすく、かつコアなターゲットに向けたアイディアが浮かびやすくなる気がします。
注目 (事務局)
よいですね。ターゲットの絞込み、という表現は顧客像のことを意味することが多いので、この場合は「具体的なイメージが沸きやすい」といった表現の方がよいかも知れませんね。

0 keisay
「よい質問」の意味をかみくだけないままにいます。

Web上、実店舗問わずに「集客」にはどんな手段があるか考える、洗い出しから始まり、それぞれを特徴別に分類することで次に採るべき方策が定まると思います。

●質問の目的を「来店」に絞った場合、期待されるのは売上げです。地域、年齢層など対象が決まっている状態で成果を出すならば2の質問の方が良いと思います。人数はサービスの規模に応じて設定することと思います。
●質問の目的を「問い合わせ率向上」に設定した場合は継続的に社のアピールする場所を探す意図があると窺えるので、1の質問の方が良いと思います。が、例として挙げるものはその時々に応じて変化させるべきとは感じました。

目的次第でよい質問かどうかは変わるかと思いますが、上記の洗い出しに不備がある時、複数部門での協議は(Web習熟度の違い等から)実りのあるものにならないことが多いように感じています。その準備をしておくのもウェブ担当者の大事な仕事のような…。
なし (事務局)
おっしゃるとおり、どちらが「良い」の定義により答えがかわる問題だったと思います。

0 monmo
回答:2
理由:
・利用ツールをFacebookやアメブロといった具体的なツールに絞らないほうが良い
・ゴール(10000人集める)と、今求められていること(方法を考える)がわかりやすい言葉で語られている
・想像することを自然に促している
・チャレンジングお題を与えることで、現実に即して…というような縛りがなくなり逆に自由な発想が沸くかも
 (事務局)
実感も含めて回答してもらっていますが、その感覚は大切です。

0 ANZAI
《回答》
1.


《理由》
大変穿った見方で大変申し訳ないのですが、「2」の回答の後半部分「そのために何をしたらよいと思いますか?」
といった点が、議題を全て参加者に丸投げしているような感じがしてしまい、あまりよい印象を受けることができませんでした。
一方で、「1」は例を挙げており、「こちらでもいくつか案は考えていますが、他によい案がありましたらご提案ください」といった形に聞こえ、また営業に強い人、経営層の方がウェブに強いとは限らずそういった点でも例を挙げるのは有効かなと考えます。
しかし、例を挙げすぎてしまうと、それに引っ張られてしまう危険性もあるため、最初の質問では1つ2つにとどめ、会議が停滞してしまった際に、更にアイディアを提案するといった形にできればと思います。
0 YN
「2.私達のサービスに興味を持つ人を10000人集めましょう。そのために何をしたらよいと思いますか? 」を選択します。

様々な立場の人が集まる場では、具体的な数値でゴールを示し、誰もが理解できる分かりやすい言葉を使って話し合いをするのが効率的だと思います。その点で「私達のサービスに興味を持つ人」「10000人集める」という具体的で分かりやすい言葉を使った「2」の方が、認識を共有するためにより効果的な表現だといえます。

話し合いを進めるうえで、コストの問題も浮上すると思いますが、はじめは予算に固執しすぎず柔軟に自由に意見を出し合い、次の段階でコストや人材、期間などの条件を加えてアイデアを絞り込んで行けばよいと思います。

「1」の「ローコスト」についてはそれぞれが思い浮かべる金額に差異が生じるというリスクがあります。また、「Facebook」「アメブロ」といった具体例を挙げることは、議論のきっかけとして効果的に働くこともあると思いますが、一方で、他の部門の人が積極的なアイデアを持っていない場合、アイデアを限定してしまうというリスクも考えられます。この状況でウェブ担当者が「Facebook」「アメブロ」を挙げるのなら、きっとそれが良いアイデアなのだろう、という印象を与え兼ねないと思います。
 (事務局)
的確だと思います。

0 210
2の方が、良いアイディアを引き出せる質問だと思います。

理由は、1の方はすでに「Facebook」「アメブロ」という手段を出してしまっていることで、似たようなSNSやブログサービスを利用することに思考が狭められてしまうため、アイディアが自由に生まれてくることはないと思います。

その点、2の方は漠然としてはいるが、目標は明確であるので、自由にアイディアを出しやすいし、「私達のサービスに興味を持つ人10000人集める」という目標は、同じサービスに関わっている以上、部署や職種問わず共通の目標として共有できるので、発想も生まれやすいのではないかと思います。
 (事務局)
よいですね。指摘のとおりだと思います。

0 フジダイ
(2)私達のサービスに興味を持つ人を10000人集めましょう。そのために何をしたらよいと思いますか?


(1)のほうが、具体的な質問で答えが出しやすい気もします。
しかし、新たなアイデアを出すためには、具体的な内容が壁になりそうな気もします。

「顧客」が、FACEBOOKやアメブロを利用しているとは限りません。
「私達のサービスに興味を持つ人」は、FACEBOOKやアメブロユーザーにいるかもしれません。

「私達のサービスに興味を持つ人」とは、どんな人たちなのか。
情報収集のために何を使っているのか。
どんな情報を求めているのか。
あらためて考えることによって、新規顧客の獲得につなげられるのではないかと思います。
 (事務局)
よいですね。指摘のとおりだと思います。

0 Kay-ZO
2を選択します。

1では質問者がすでにアイデアの範囲を限ってしまっています。
特にブレストのような形でアイデアを出すことを想定している場合は、2のように広がりを感じさせる質問の仕方のほうが適切だと考えます。
 (事務局)
広がりいう言葉の指摘が的確です。2の質問は一般的にはオープンな質問と言われます。