ジャーニーマップが、今後の技術投資の指針であり、答えです FavoriteLoadingあとで読む

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Adobeによる「DXP」第一人者へのインタビュー記事です。DXPはなにか、という用語に興味を持って読み進めると、デジタルマーケティング全盛の時代に起きている課題と、その先に向かうべき指針が細かく言及されています。

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画像:Pixabay

DXP(デジタル・エクスペリエンス・プラットフォーム)=「あらゆる顧客接点で一貫したエクスペリエンスを管理、提供、最適化するためのソフトウェア」を整備しているCMO二人のインタビューが読めるAdobe社の記事です。

前半は、デジタルマーケティングの課題と未来について触れていますが、特に「テクノロジーによる解決」に話を絞っています。
その後、後半部分から、非常に明解でわかりやすいマーケティングの主張をされています。

テクノロジー系の人間がこんなことを言うのは稀なのですが、「技術から取りかかる」のではいけません。まずは戦略です。戦略からビジネスインパクトを導き出し、そこからロードマップを作るのです。

では、戦略はどこから始めればよいか?
ジャーニーマップが答えです。ジャーニーマップが、今後の技術投資の指針となります。

全ては顧客との接点を中心に考えられています。要約すると、

  1. 戦略がある
  2. 「カスタマージャーニーマップ」を通してビジネスインパクトの強い部分を導き出す
  3. そこからロードマップ=戦術を作る

テクノロジー側のCIOやマーケター、この2者とも専門職として大成されているものでは決してありません。ただ、肩書がそこにあたる人は、非常に多いですよね。

インタビューの中では、さらに新しい役職「チーフ マーケティング テクノロジー オフィサー(CMTO)」を設けてはどうか、と言及しています。
よもや、この業界の定職となる役務はないなぁと感じながら、それでも全ては「戦略」と「戦術」の話に落ち着くところが、IT屋さんに必要なスキルが浮き彫りになっているようで、面白かったです。

顧客は誰の管轄か。フォレスターのアナリストに聞く、新技術領域「デジタルエクスペリエンス プラットフォーム(DXP)」とは?

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この記事を書いた人: 事務局

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