調子が良い時ほど新しいことを、悪い時ほど足場固めを。 FavoriteLoadingあとで読む

: 森野 誠之
うちは営業をしなくても指名で仕事が来ています。
おかげさまで目先のことを回すだけで精いっぱいです。
辞める人も少なくていい職場だと思います。

こういったことを聞くと危ないな~と思ってしまいます。
目の前のことに頑張るのは良さそうに見えるんですけどね。

営業をしていないと、じわじわと忘れられる。
目先のことだけをやっていると、新しいことができていないのでいつの間にか遅れていく。
辞める人がいないと、同じ考えの人だけが残って組織が硬直化する。

だから上手くいっている時ほど新しいことをどんどんやらないといけません。
そういったことをやる余裕があるはずですし、お金があるはずですからね。

これぐらいでいいかと思った時点で、停滞=相対的に下降が始まります。

停滞というのは売上金額ではありません。売上は横ばいでもその中身が変わっていればいいからです。
常に同じ得意先から同じような売上が続くのが停滞です。

この状態が5年続けば全員が5歳年を取るわけです。25歳は30歳になるし40歳は45歳になります。高齢化組織に一直線です。

その間に得意先は新入社員も入ってかなり変わっているはずなので、新しい所に発注を・・・と思うのは当然です。

この時点で手遅れなので、調子が良い時ほど新しいことをやる、これを忘れずに。

売上が横ばいになってきたので新しい柱を立てたい。
来季の契約が切られそうなので新しい得意先を探したい。
今までの方法で売れていたからこのまま継続していきたい。

こういったことを聞くと足元が見えてないな~って思います。
上げるためにやるのは良いことに見えるんですけどね。

落ちてきた原因がどこかにあってそれを解決しない限りまた落ちます。
落ちるということは、目の前のお客さんが満足していないんですから。

足元が崩れかけているのに新しいことをやったら共倒れになるのは必定です。雨漏りをそのままにして床の貼り換えをしてもまた腐りますので。

危ないと思った時こそ目の前のお客さんを大切にしましょうね。気づいたころには遅いかも知れませんが、挽回のチャンスがあるはずです。

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画像:pixabay

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今の皆さんの会社はどうなっているでしょうか?
Webサイトはどうなっているでしょうか?
みなさん自身はどうなっているでしょうか?

冷静に考えて次の手を打ちたいですね。

あとがき

やじろべえってありますよね。

両方に重りがあるからバランスが取れる

そういうことです。

森野 誠之
この記事を書いた人: 森野 誠之

運営堂 代表/愛知大学非常勤講師
お膝元である愛知県を中心に地方のWEB運用を熟知し、主に中小企業を中心としてGoogleアナリティクスを利用したサイトの分析、改善提案やリスティング広告を用いた集客改善など、サイト運営の手伝いを行なっている。最新情報を抑えながら地方かつ中小企業向けのノウハウをわかりやすく説明できる数少ない人物。
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