マーケティング自動化の先で僕らは何を考えるべきか? ウェディングフェスに見る『体感』の重要性|Webディレクターズマニュアル
画像:Pixabay
百聞は一見に如かず。昔の人は上手いこと言ったもんです。もう本当にそうだなと。
どれだけコンテンツを磨いても、どれだけ写真を上手く撮っても、そしてそれをオートメーション化してシステムに追っかけさせても。
結局、たった一回の『体験』に『情報』は勝てないんですよ。
まさにその通り。体験は強い。これは変わらない。
気を付けるのは良い面でも悪い面でも体験が強いということ。
中途半端な体験はマイナスにしかならないです。
確かにデータは把握しています。
SNS上での評判や風潮も読めています。
ユーザーの心理状態に関する仮説もバッチリ。
確かに数値は改善した…けど?
でも、当のユーザーに会ったことが無かったんですよね。
それどころか、(モノによりますが)商品そのものだって情報としては知っているけど、実際には触ったことが無い…なんてケースも。
でもこれはちょっとおかしいですよね。
情報は知識から作ってはダメです。体験から作らないと。
体験して知識を得て考えた情報でも体験には勝てない。
これならわかる。
そこをあきらめて最初から体験に走ってしまってはダメです。
確かに情報オンリーでのリーチも、上手く設計すればユーザーの意思決定を促すところまではできる(かもしれない)。
でも、ユーザーに「想定実行プランを伴う憧れ」なんてものを持ってもらうためには、情報だけじゃ足りないんですよ。多分。
それこそ、ユーザー自身の『体験』と、その体験に伴う理想の書き換えが必要…ってことなんだろうなーと。
情報を提供するのではなく体験を書き換える。
どっちかじゃないと思うんです。
どっちもなんです。
体験に必要な情報を提供する。
体験したことを情報にする。
体験しなくてもいいように頑張って情報を作る。
情報がなくてもわかってもらえるような体験を作る。
安易に結果が出そうな方向に流れないこと。
そうすれば地力がつくはず。
まずは自分で答えを出す習慣があると良いですね。
違っていても修正ができますから。