「この依頼は、プロがプロに対しての依頼である」
ゴルゴ13、第99話「60日間の空白への再会」より。依頼人のボルスがゴルゴ13に送った依頼の手紙(暗号文)の最後に書かれていた言葉です。
プロなら言わなくても分かるだろう、という意味でしょうか。
どんな話かはこちらを読んでください。
プロがプロに対してする依頼に似た犬の小便 – Nothing Upstairs
さて、なんでこれを思い出したかというとこれを読んだから。
実店舗接客のプロが作ったECサイトが2年で年商1億円! 「カーテンバリュー」インタビュー|ECzine(イーシージン)
「自分ではこうだろうと思っていたことが、『ネットのお客様は違います』と言われて、歯ぎしりするくらい悔しかったこともありましたけれど、よくよく考えたらそうだなと思って飲み込んだり。人を見る目は自信がありますし、知識があるうえで言ってくださっていることはわかりますので、そういう時は『そうですね』と」
お互いがプロフェッショナルとして蓄積してきた知識・意見をぶつけあって、サイトは作られていった。
前提としてお互いがプロであること、そして認め合うこと。
これでよいWebサイトが作られていったんですね。
世の中で起こるこの手の衝突はお互いがプロでないことに起因して、単なるもめ事で終わることが多いです。
自分の都合だったり上からの指示だったりで動いているので、責任も権限もない人がやり取りしてぶつかるだけ。
Web屋は頭が固い、営業はITのことを何にもわかってない、こんなことばかり。
人のことを言う前に自分のことを考えてみませんか?
自分がプロといえるのかどうかを。
物事を複雑にしているのは自分の頭が整理されていないだけだと思います。
縮めたり広げたり伸ばしたり振ったりして整理しましょうね。
同じことを同じように考えていてもなんに変わりません。