少し視点を変えてみます。
まずウェブデザイナーに対して、発注側が望んでいる要望に目を向けることが大切です。
ベーシックなスキルとしては
「顧客要望をくみ取り、それをデザインで伝える力」が求められていると思います。
これを実現するためには、ヒアリング能力を鍛え、
色彩学や黄金比などデザインのベーシックな理論を学んでおく必要があると思います。
またマーケティング視点でいえば、アーティスティックなデザインよりも、
シンプルでわかりやすいデザインが好まれる傾向にあります。
このあたりの課題については、
2月号のデザイン分野で出題されていますので、ぜひ実施してみてください。
他のSEOやコピーライティングなどのマーケティング的な知識は、
むしろ求められていないことが多いといえます。
なぜなら、それは発注側の仕事だからです。
それよりもテクニカルな要望の方が今後需要があるでしょう。
例えば以下は需要のあるスキルだと思われます。
・論理的に自分のデザインを説明する力
・A/Bテストの知識と技法
・正しいHTMLマークアップと最新CSSへの対応
・リッチインターフェースを実現するJavasciptの知識
・CMSなど、プログラミング言語を含んだウェブページデザイン
マーケティングに長けた発注側であればあるほど、
正しいデザインというのはテストの結果だという意識が高く、
また新しいシステム導入への意欲も旺盛です。
ですので、ベーシックなスキルを抑えたうえで、
上記テクニカルな要望にこたえられるデザイナーさんは、今後も需要が高いと思われます。
(対応できる人がとても少ないからです)
[回答日:2012年2月9日]