【メルマガコラム】ベテランは自分の経験と勘を信じるな | メールマガジンコラム | お知らせ | アナリティクス アソシエーション (a2i.jp)
私とは異なるネットユーザーが周囲に多くいます。環境は大きく変わり、ユーザーは多様化しました。すでに私自身は、BtoBのカテゴリーならまだしも、多くのサイトのターゲットユーザー像としては明らかにマイノリティです。何種類もの端末を利用するようになったとはいえ、古くからPCを中心に利用する40過ぎの中年男性です。世の中にパラダイムシフトが起きているのは理解していても、思考や発想は完全にパラダイムシフトしていません。
そうとは思いたくないけど、そうなんですよね。私も「古くからPCを中心に利用する40過ぎの中年男性」。これでしかありません。この認識を持たないといけないです。
エンドユーザーのことはいわゆるペルソナなどで考えるんですが、自分がどういったユーザー像なのかって考えないですよね。にもかかわらず自分の感覚で色々なことを考えてしまう。どれだけ頭の中から捨てたとしても染みついたものは抜け落ちませんので、そういった前提で取り組んでいかないといけません。
いちしまさんはそういった人たちに向けてこうまとめています。
ベテランの経験が生きるとすれば、チャレンジすることを厭わないことと、仮説や視点の多様さでしょう。分析手法も多様かつ高度になり、手軽に扱えるデータ量は爆発的に増えましたが、それらを実践で扱い続けていたのであれば、この先の変化に臆することはないはずです。
そういう意味でも、ベテランの頭に蓄積されていた知見や経験は、すべて「仮説の種」「仮説の持ち駒」として決して捨ててはいけません。いつでも引き出しから出せるようにして、それらを仮説として、使えばよいのです。
使うのは経験。
経験を使うとなると当たり前ですが経験を積んでいないといけません。ここが難しい。
普通に仕事をして作業的なことをしてしまっていると、単純にオッサンになっただけという悲しい事実だけが残ってしまいます。しかもWeb業界は変化が激しく、今やっている仕事がなくなってしまう可能性すらあります。「○○だけ」しかできない人はあっという間に食べていけなくなるでしょう。
先週はこちらの記事でも同じようなことが書かれていました。
「職人気質なヒトはWebに向かない」 ネット時代における”人材価値”の高め方 – LIGブログ編集長・朽木誠一郎 | ログミー[o_O]
1つだけ言えることがあるとしたら、職人的な発想ってWebにあまり向かないのかなと思っていて、編集しかできないとか、ライティングしかできない、マーケティングしかできないではなくて、色々なことをできるようになる。あるいはなりたいというそういう気持ちが、先ほどの変化の話しに繋がると思っています。
勘違いしないでほしいのは、例えば「リスティング広告しかできません」という人がいた時に二つの意味があるということです。
一つは本当にリスティング広告しかできない人。
もう一つはリスティング広告を活用するために他の技術もどんどん取り込んでいく人。
生き残れないのは前者で生き残るのは後者。
後者の例としては、ここに書かれているように他のツールのデータも使って、リスティング広告の成果を伸ばすことができる人です。
AdWordsとGoogleアナリティクスの併用を最大限に活かすためのチェックリスト|コラム アユダンテ株式会社
Web業界は変化が激しいといわれていますが、それは他の業界も同じです。
時代に合わせて自分を変えるのではなくて、自分の仕事でより結果を出そうとして自然と成長していける環境を作っていかないといけません。
そのためにはまず軸となるものを見つける。
デザインなのかマークアップなのかSEOなのかリスティング広告なのか他なのか。
そうしたら近いところにある他のジャンルにも目を向けていく。
使えないオッサンにならないために今のうちに考えておきましょうね。
先週末はMoodle MootというLMSの集まりに行ってきました。
周りは外国人比率が高く飛び交うのは英語。
こういった環境じゃないと英語の必要性を感じないですが、今後は話せた方がいいんだろうな~と思ったり。