Googleアナリティクス ワークショプで成果と改善
tanakatomohiko.com/webanalytics/735.html
横浜のハマ企画の田中さんのブログです。
Googleアナリティクスのワークショップを開催された時のレポートなんですが、興味深い一文がありました。
ただ残念なのがアイディアの多くがGoogleアナリティクスに振り回されている施策です。
私もこう感じるレポートや施策をよく見ます。アクセス解析やGoogleアナリティクスがちょっと分かってきた人に多くみられる傾向です。Googleアナリティクスを使っているんだからGoogleアナリティクスからわかることを書けばいい気もしますがそうもいかない。
なんでこれがいけないかというと、
いただいたアイディアについてNGではありませんが、Googleアナリティクスは人(企業)が利用するものであり、目的は成果です。
ということなんですよね。
成果に結びつくことを考えているようで、いつの間にかGoogleアナリティクスベースの施策になっていきます。直帰率がどう・・・、リピーターに対してどう・・・、コンバージョン率がどう・・・。
それをやると成果がどうなるのか?という問いに自分の施策を照らし合わせながら進めないとこうなっちゃいます。
成果云々に関しては長い間やってきたから言えることです。私も以前はGoogleアナリティクスベースの施策ばかり出していた時があります。
だから思うんです。
Googleアナリティクスベースの施策を出してしまうのは、成果に結びつく提案ができるようになるための通過点なんだと。
私が考えるその通過点は以下の20項目です。
たくさんあるように見えますが難しいのは後半で前半はさほど難しくないです。
これらの通過点を一つずつクリアしていくとステップアップできると思います。
冒頭に紹介した人たちは15まで来たということですね。
もうちょっと言うならばSEOやリスティング広告なども含めたWebマーケティングの効果測定と改善の提案ができることもGoogleアナリティクスが使えるようになることに入るかもしれません。
私のようにGoogleアナリティクスにどっぷりと浸かっていると、最後の部分ばかりを強調がちです。ゴールだけをやたらをでかい声で言うわけです。
言われる側からするとこうでしょう。
「ゴールは分かった、ではどうやってそこまで行けばいいんだ?」
水泳が伏し浮きやバタ足から始まってクロールなどにステップアップしていくように、Googleアナリティクスもログインから始まってカスタムレポートを作ることができるようになっていくステップを示した方がいいですよね。
Googleアナリティクスを教えている人は世の中にそこそこいるはずですが、そこで教えていることのほとんどって点でしかなくて、線にはなかなかならないんじゃないかと思います。もっと普及するためにはこういったガイドライン的なものがあれば良いのではないかと。
だからといって資格ってのは嫌なんですけどねぇ・・・。
というわけで、Googleアナリティクスを使いたい人は上記の20のステップのどこにいるのかを意識して、足りない部分はどこで勉強することができるのかを考えればいいですね。セミナーの主催者に、自分はここができてここができないけどセミナーではどの部分を話してもらえるのか?を聞いてみてもいいでしょう。
漠然とGoogleアナリティクスが使えればいいな~と思うことから、明確にこれができるようになりたい!となれば身につきやすくなりますしね。
今年もあと1ヵ月。
1年の計は元旦にはありませんので今のうちに準備を。
元旦はスタートです。