「今までのデータはどうなるの?」
「コロナ前と後の比較とかできなくなっちゃうの?」
「とにかく、UAのデータをバックアップしなくちゃ!」
アナリティクスヘルプをみると、データのエクスポートには3つの方法が提示さています。
- レポートを個別にエクスポート
- GA Reporting APIを使用
- BigQueryを使用(GA360利用の場合)
でも、この3つの方法だけではありません。
ウェブ通おススメの方法はこちら。
- バックアップ専用ツール「Analytics Backup by QA」を利用
ユニバーサルアナリティクスをバックアップする4つの方法をそれぞれ簡単に説明します。
1. レポートを個別にエクスポート
UAの機能を使って、データをエクスポートします。
(参考)レポートのエクスポートと共有
support.google.com/analytics/answer/1038573
形式はCSV、TSV、TSV 形式(Excel)、Excel(XLSX)、Google スプレッドシート、PDFから選べます。
あらかじめ、必要なレポートや期間を設定し、画面に表示させてからエクスポートします。
手動での作業なので、管理するサイトが多い場合や必要なデータが多い場合は手間がかかります。
Googleスプレッドシートのアドオンを使うと、最新データを自動で取得できます。
(参考)アナリティクスのデータをスプレッドシートに移動する
support.google.com/a/users/answer/9308667?hl=ja
基本は表データなので、数字が並ぶだけのデータになります。
解析するためには、データの成型が必要です。
- メリット
- 簡単にバックアップできる。
無料。
- デメリット
- 運用しているサイト・ビューがたくさんあると、ひとつずつエクスポートするのが手間。
数字のみのデータ。
2. GA Reporting APIを使用
APIを使うことで、UAからプログラムを介してデータを取得できます。
Java、Python、PHPなどいくつかの種類があります。
ちなみにPHPの場合はcomposerで操作します。
(参考)Google アナリティクス Reporting API
developers.google.com/analytics/devguides/reporting/core/v4
取得方法やコマンドは、それぞれの分野に詳しい方がブログ等で解説しているので、検索してください。
取得データは、csvなどで保存できます。
- メリット
- ディメンジョンやメトリクスの指定で柔軟なデータを取得できる。
無料。
- デメリット
- プログラミングの知識が必要。
数字のみのデータ。
3. BigQueryを使用(GA360利用の場合)
360(有料)を契約している大規模サイトのみ利用できるサービスです。
なので、詳しくは割愛します。
(参考)Google アナリティクス 360 をご利用の場合: BigQuery へのエクスポートも可能
support.google.com/analytics/answer/3437618
4. バックアップ専用ツール「Analytics Backup by QA」を利用
ウェブ通おススメのバックアップ!
というか、宣伝です。けど、とてもおススメなんです!
Analytics Backup by QA
ga-backup.com/
- 1クリックで大量のビューをバックアップ
- バックアップデータは使いやすいユーザーインターフェース(UI)で閲覧
- アクセス解析・サイト運用のプロが開発
ウェブ通の運営会社である「株式会社ウェブジョブズ」が開発。
長年、ウェブ通でアクセス解析を担当した丸山だからこそできる、自分が使いたい、皆さんにも使っていただきたいアプリです。
Analytics Backup by QAは、UAのデータを取得・バックアップし、同じくウェブジョブズが開発したアクセス解析ツールQAアナリティクスのUIで閲覧できます。
1日ずつデータを取得するので、過去のデータとの比較なども柔軟に行えます。
システムとしては、UAのデータをGoogle アナリティクスAPI経由でダウンロードし、任意のサーバーに保存します。
WPプラグインなのでサーバーにWordPressは必要ですが、サイト本体はWordPressで作成されていなくても使用できます。
バックアップしたデータは成形不要。表やグラフで分かりやすいUIをご用意。
QAアナリティクスのUIは、GA4よりも使いやすいと好評です。
UAのようにグラフや表で可視化されるので、直感的に理解できます。
Google アナリティクスAPIを設定すれば、管理しているサイトのプロパティ・ビューを複数個、まとめてダウンロードできます。
しかし、1日あたりに取得できるデータには制限があるので、あれこれ無制限にデータを取得すると、期限までにダウンロードが終わらないかもしれません。
Analytics Backup by QAは、全てのデータの取得はしません。
アクセス解析・サイト運用のプロが開発しているから、今後の分析に過不足ないデータを見極めてダウンロードします。目標値や完了数もバックアップできます。
「高額だけど、うちのサイトにそんな価値あるかなぁ」
「APIって設定が難しそう」
と思われる方もあるでしょう。
Analytics Backup by QAには「パートナープログラム」が用意されています。
パートナー企業がライセンスを取得し、エンドユーザーにサービスを提供します。
エンドユーザーは使いやすい価格でデータをバックアップし、閲覧できます。
Google アナリティクスAPIの設定方法が分からない、WordPressサーバーの構築ができないときも大丈夫。
手間のかかる設定やバックアップ環境構築なども請け負ってくれるパートナー企業様をご紹介します。
近い将来、Analytics Backup by QAとQAアナリティクスも連携できるよう計画しています。
バックアップデータと移行後のデータを同じツールで閲覧、比較できるようになるんです。
- メリット
- プラグイン経由でデータを表示し、活用しやすい。
データをまとめてダウンロードできる。
- デメリット
- 有料。
APIには利用制限があるため、移行に日数がかかる。
バックアップとアナリティクスを検討しよう
UAとGA4は、どちらもGoogleのアプリですが、システムは異なっています。
UAはGoogleが他社から買収したシステムでアクセスの数値を計測、GA4は新たにGoogleが開発したシステムでユーザー行動を計測するので、システムの目的が違います。
Googleがすすめるバックアップの方法でも、UAからGA4にデータをインポートすることはできません。
過去のデータを数字として、またはPDFなど加工できないデータとして保管するだけです。
Analytics Backup by QAなら、必要なデータを簡単にバックアップでき、取得したデータは分かりやすいUIで閲覧できます。